柊平ハルモさんのレビュー一覧

恋々(表題作 初恋ブリーディング) 小説

柊平ハルモ  北沢きょう 

貴方は犬派?それとも猫派?

互いにコンプレックスを抱えて他人との関わりが
苦手な二人が、それゆえに惹かれあうように
傍に近づき、いつしか互いに恋になっていく。
二人でいるとすごく楽で優しい時間の中で
愛を育てて行くような穏やかなカップルのお話と、
自分の性癖に必要以上のコンプレックスや罪悪感を
抱きながらまるで威嚇する子猫みたいにワガママで
寂しがり屋の受け様と甘やかせてお世話をするのが
大好きな攻め様とのお…

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恋々(表題作 初恋ブリーディング) 小説

柊平ハルモ  北沢きょう 

外へ目をむけて一歩踏み出す話でした

この題名何て読むんだろう?「れんれん」?「こいこい」?・・・いやコイコイじゃアッチで不味いよ(汗)と読み方に悩んだww
と、恋の話が二つ入ってます。
2本とも視点は受けだけど、中心はマイノリティであることで同情にも似た慣れ合いの従弟同士の恋愛と呼ぶにはあまりに二人だけの世界でなぐさめあっていただけの関係だった二人がそれぞれに、自らの力で外に向かって恋愛をするというお話でした。

音楽家一家…

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ずっと好きでいさせて 小説

柊平ハルモ  大和名瀬 

キュンキュン(*´∀`)

最初は攻めより受けの思いのほうが強い、という状況で体の関係を持ちます。個人的にこの初Hのシーンが大好きです。

自らが望んだことながらまるで体を弄ばれているかのような関係、デートの約束をすっぽかされ、それでも一史のことをひたむきに想い続ける真知。
その純粋さに本当にキュンキュンしてしまいました。

その反面、一史のひねくれ加減にはイライラ。ぬくぬく育ったお坊ちゃまに複雑な感情を抱いていま…

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溺愛レッスン 小説

柊平ハルモ  雨森ジジ 

う~ん、罪を背負って入る割りには甘すぎる気が・・・。

甘〜いお話でした。
あらすじからみたら淫らな感じもするし軽い感じ?って思ったのですけれど、受けちゃんは可哀相な境遇?というかすごく重い罪を背負っているんですが、わりとそれが重く感じられないです。
それがいいのか?悪いのか?私的にはもうちょっと重くても良かったかな?って感じがしました。

悠嘉は病院を経営している両親の跡取りなのですが、小さな頃から身体弱くてアレルギ…

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溺愛レッスン 小説

柊平ハルモ  雨森ジジ 

心の傷を優しく包み込んで

愛情の示し方がずれている攻め様と、姉の死に負い目を
感じている受け様との恋愛模様です。               
身体も弱く病院を経営する長男ではあるものの家族からは
期待されていないと解かっていても幼い弟が医者になるまでの
つなぎ役として家の為に出来る事をと考えている受け様に
父親から攻め様との同居をお願いされて・・・
4年前に自分を助けるために亡くなった姉に必要以上に
自責の…

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愛をなぞるマリアージュ 小説

柊平ハルモ  六芦かえで 

王道だけど。

 大学生の千郷は、両親を亡くし世話になってきた叔母夫婦の窮状を救うため、亡父の実家で資産家の賀谷家へ金策を頼みに向かった。
 出奔した父の代わりに跡を継いだ若き当主・誠志郎は、叔母を思う千郷を冷笑し、真実を告げる。
 今まで「充分な仕送りも送ってこない」と言っていた言葉は実は嘘で、月20万もの大金が千郷の養育費として支払われていたのだった。
 今まで信じていた叔母の裏切りとも取れる行為を知ら…

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烙印の夜に逢う 小説

柊平ハルモ  円陣闇丸 

深い物語。

中世ヨーロッパに現代のリーマンがタイムスリップするお話です。

内容も濃くて、深くて、すごく読みごたえがありました。

後半は攻めも受けも相思相愛で、読んでいて恥ずかしくなるくらいでした。
そして、『受けが前世で攻めの恋人だった』という真相を知ったあとに攻めの行動を読み返して、すごく切なくなりました。

それと同時に、複雑な気持ちになりました。
前世の記憶が戻っても今の自分は前世の…

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蜜色カノン 小説

柊平ハルモ  高星麻子 

お話が綺麗すぎて・・・

可愛い正統派なお話しでした。
ものすごく爽やかな攻でしたね。ひねくれた私は逆に裏があるのか?なんてちょっと期待したのですが最後まで爽やかでした。
最初から告白してましたし、ずっと前から知ってるって感じなのでそのあたりの劇的な出会いってものがあったのかと思ったのですが、えっ~!!それで好きに?と理由だったのその点はちょっと残念でしたね。

でも終始甘~いお話でした。パトロンのお話なんだ…

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蜜にまみれた罪と嘘 小説

柊平ハルモ  タカツキノボル 

あざとくてイノセント…記憶喪失の原則

これは…ヤクザとは誰も信じないような純情青年が、
とある記憶喪失をきっかけに、長年の片思い(?)にカタを付けるお話です。
まずは受様・蓮君ですが…これがなんとまあ!
暴力団跡目というよりは、ただの少年に近い(←それもローティーン並にね。)
少年というよりは少女の感性でもって、もう気が遠くなるほどの期間、ずっと片思い…。
攻様を落としたときのセリフが、これまたふるってます。
「するなら……

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ひそやかに熱っぽく 小説

柊平ハルモ  小路龍流 

大人な攻め×強い子受け

父親の復讐を果たすため、憎い男の愛人になることを決意した受け。
せめて最初の相手は自分で決めたい、と選んだのが攻め。お互い強く惹かれあい一年後に再会の約束をする。

受けが家族思いのしっかり者。屈辱に耐え一途に目的に向かう強さがとても良かった~。攻めと再会した時も、健気にも攻めへの思いを隠し弁解もせず、復讐へ専念します。その結果強姦されてしまったり・・
攻めは受けに強く執着しつつも、俺が助…

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