妃川螢さんのレビュー一覧

この愛、売ります 小説

妃川螢  一馬友巳 

こじれにこじれて。

 哉都の前に突然現れたのは、かつての大学の同級生・汐崎。
 彼は、哉都と彼の兄が愛人関係にあると思い、「関係を解消してくれ」と言いに来たのだった。

 確かに哉都は、「ジゴロ」を仕事にしていて、愛と身体を売ってはいたけれど、彼の兄とは関係を持ったことなど一切なく、完全に汐崎の勘違いであった。
 けれど、はなから哉都の言い分など聞く耳を持たず、手切れ金まで差し出して自分の思い込みだけで話を進…

2

LOVE TARGET~恋の弾丸~ 小説

妃川螢  水名瀬雅良 

お姫さま抱っこバンザイ!

誠実なSAT隊員本人が恋の弾丸!

なれそめと、おつきあいが始まってからの二章に分かれていて読みやすいです。

離婚後、息子の奏(かなで)を引き取り実家の医院を実母と営む藤森遼(はるか)は往診に出かけた先で立てこもり事件に遭遇しSAT隊員の高須賀に救出されます。

その日はヘルメット越しの為、顔は見えず声だけ交わして別れますが、家族にも職種すら秘密が原則のSATなのに高須賀は事件後に遼のことが気に…

2

RISKY TARGET~愛の標的~ 小説

妃川螢  水名瀬雅良 

その気になったオヤジは絶倫だぁ~

前作の「LOVE TARGET~恋の弾丸~」のスピンオフで、前作の攻め様の兄が登場。
弟はSAT隊員でしたが、年の離れた兄はSITの指揮官で、過去に愛する者を守れず
目の前で犯人に射殺されてしまった事からSATを離れ、前線で捜査権も持つSITに
異動している。
そして受け様は、過去に誘拐された事があり、その時に攻め様に助けられた事が
切っ掛けで、攻め様のようなヒーローに憧る思いで警察官を…

5

愛欲の檻-トラウマボンド- 小説

妃川螢  海老原由里 

ストックホルム症候群ネタ引っ張りすぎ

「イリーガル・キス」と「イリーガル・ラヴ」を先に読んだので、「ストックホルム症候群」という言葉を見るたびに、「またかい?!」ってつっこまずにはいられなかったです(苦笑)

キャラはとても魅力あり、エッチシーンを読んで悶々としてしまいました<-おい!
監禁された受け様は快楽に流されず、ちゃんと理性を保ちました。
きれいで芯が強い受け様は非常に好みです。
拗ねて攻め様の名前を呼ばないところは…

0

殉愛-Lacrimosa- 小説

妃川螢  亜樹良のりかず 

待つのは破滅か幸福か

普通の大学生だった恭一がとんでもない事からマフィアの暗殺者として育成され
知らず愛した男は敵対ファミリーの後継者だった---
もうこの流れだけでゾクゾクします…!!

ゾクゾクする!…のですが、恭一が暗殺者になるまでの話がかなり強引というか力技なので、
ここら辺はBLだしマフィアだしOKじゃないか?と軽く読んでしまうのをオススメします。
前半の少しだけですしね。

二人の身分が分か…

4

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いろいろ読めて楽しいv

「how to count kiss」谷崎泉
学生時代にキスをした仲だった新名と城島。
けれど、決して恋仲だったわけでもなく。
偶然に城島が社内の移動で再会して。
新名の反応に城島が当時の疑問をぶつけて。
でも、ここまで来てもどちらもはっきりとしたものを持っていないのか内を明かしていないのか。
告白とかはないんですよね。
なのに、これからもキスする仲ってなんか不思議だけどなんか萌える…

0

ツァリーヌの接吻 小説

妃川螢  桐カオル 

不器用な攻め様が好きw

すれ違い+再会もの、妃川先生らしい作品でした。

ただ、ノンケ受けが好きな私には、もともとノンケの受け様がイギリスに逃げた後、遊び相手でも男とエッチできるようになったのがちょっと理解しづらい?
初めての相手は男(攻め様)だから?(苦笑)
再会した後、徐々に誤解が解け、受け様も素直に自分の感情を直視できるようになった。

私が一番萌えたのは攻め様の不器用さ。
受け様のことが好きなのに、…

2

雪のマーメイド 小説

妃川螢  みろくことこ 

人魚姫にはなりたくない!

16才の高校生と元お貴族家系の富豪セレブの攻め様との擦れ違いラブです。
文庫化再販の作品になりますが、イラストがみろく先生なのでどうにもショタ疑惑に
駆られてしまいますが・・・16才はいかがでしょうね、ちょっぴり怪しいかな(笑)

受け様は母親が有名女優なのですが、それを他人に知られないように母と離れ祖母と
暮らしていて、いつも寂し思いをしていたんです。
そんな時に、母親のスキャンダル…

2

未必の恋 -CROSS OVER- 小説

妃川螢  水貴はすの 

恋人未満の関係は断続?

御室と緒ヶ瀬の恋人未満コンビの続編はシビアな事件性の濃いストーリー展開で
刑事ドラマ風で初めから終わりまでぐいぐい惹きこまれていく展開です。
二人の恋人未満の関係も、ラブ的に特別進展している訳でもないけれど、
近しい人間同士の情は確かに感じられるし、無骨なイメージでさり気なくではあるが
相手を思いやる心と、刑事としての仕事へ向かう姿勢が混在しない受け様の強さ、
クールで理知的な割に、意外…

2

殉愛-Lacrimosa- 小説

妃川螢  亜樹良のりかず 

読み応えありました。

満足です。
母子家庭で父親のことを何も知らず、父親の手紙一つで渡米するも父は既に他界しており、兄が代わりに迎えてくれます。
ーそして父親や兄がマフィアであることを知ります。
やくざものBLの定番設定ですが、マフィアの世界はやくざに比べ制約が多く制裁も半端なく重い。腹違いの兄がセッティングした食事会で殺されるはずが、生き残ったため幹部会の殺人マシンとして軟禁され、マフィアとしての教育を徹底的に…

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