妃川螢さんのレビュー一覧

プレイヤーズ・コネクション 小説

妃川螢  雨澄ノカ 

やっぱり言葉って大切よ

既刊『エンペラーズ・コネクション』のスピンオフ作で前作のみかどコンビも
チラッと登場している刑事モノです。
互いに誤解をしていたせいではっきりと名前を付けられるような関係になっていないと
思い込んでいる鑑識の加宮と刑事にあるまじき、それこそ二人が初めて関係を
持つことになった誤解の発端を自覚なくしてしまった捜査一課の同期の神野。
この二人の恋の行くへと殺人事件を背景にしながら描かれている…

1

プレイヤーズ・コネクション 小説

妃川螢  雨澄ノカ 

硬派で可愛い刑事モノ

『エンペラーズ・コネクション』のスピンオフ。
前作のキャラも登場しますが、
独立した話なので、本書から読んでも全然大丈夫です☆


警視庁鑑識課の加宮と捜査一課の神野。
警察学校時代からの友人で仕事でもパートナーの二人。
正義感が強く男気ある神野と、クールビューティーで観察眼に優れた加宮は、能力・性格共に互いを補い合ういいコンビって感じです。

加宮(受)は神野(攻)に学生時代か…

4

悪魔伯爵と黒猫執事 小説

妃川螢  古澤エノ 

ヘタレなご主人さまvv

悪魔として強い力も持たないアルヴィンがなぜか伯爵。
だけど大魔王様の決定は絶対で、中には納得できない悪魔もいたり…

そんなアルヴィンの屋敷には黒猫族の執事・イヴリンがいる。
一手に主人の面倒やらなにやら引き受けてるのですが、
アルヴィンは言うこと聞いてくれない。
まず悪魔界の食べ物を嫌い、人間界のバームクーヘンが大好物!!
人間界へちょくちょく出かけイヴリンに怒られる日々。
この…

4

悪魔公爵と愛玩仔猫 小説

妃川螢  古澤エノ 

二度美味しい設定が萌え萌えします

前作『悪魔伯爵と黒猫執事』の続編的スピンオフ、前作の攻め、ヘタレな伯爵悪魔の
兄で次期魔王と言われているクライドが攻め役で登場しています。
そして前作でもカラフルなマタタビの実を見つめていてチラッと登場していた
前作の受け執事と同族の黒猫族で額にも能力の高さを証明する星の印がありながらも
執事失格と言われてる黒猫姿も愛らしいノエルが受け役での続編です。

黒猫姿だけでも萌えるのに、人形…

3

悪魔公爵と愛玩仔猫 小説

妃川螢  古澤エノ 

アホっ子の黒猫はペットなのです

前作『悪魔伯爵と黒猫執事』にも登場したアルヴィンの兄である悪魔公爵のクライドと彼が拾った黒猫族の執事見習い(本当はペットw)ノエルの物語。
こちらはノエルのアホっ子バカ猫ぶりが最初から最後まで発揮され、それにヤレヤレと言いながら実はそんなノエルが可愛くて仕方ないであろう、だけどキツイ態度をしているクライドという姿が描かれ、案外にアマアマなものでした。

銀色の森で狼の姿になっているクライドの…

5

悪魔伯爵と黒猫執事 小説

妃川螢  古澤エノ 

ヘタレ悪魔としっかり者ニャンコ執事

まるまるファンタジー世界のお話でこの作家さんでは記憶にある限りお初かも。
いつも洗練されたスタイリッシュな感じが作品からにじみ出ている方ですが、
やっぱり異世界ファンタジーでも泥臭い感じがしないスマートさが感じられる。

人間界のお菓子は出てくるものの、人間界との交わりが無い純粋な悪魔界でのお話。
魔力のために人間を狩ることも下級悪魔を狩ることも、小さな生き物すら殺生を
しない悪魔らし…

4

親友以上義兄未満 小説

妃川螢  海老原由里 

突き詰めて考えなかった為の遠まわり

高校時代の親友同士の二人が遠まわりをしながら随分前から互いを思い合っていたと
心を通わせるまでの話を二人の仕事を絡めながら描かれている一途な思いを感じる作品。

既刊の「紅茶とショコラと公爵の求愛」の主役二人と息子ちらっと出て来ているのですが
それは今回の主役の二人が遠出をして紅茶専門店へ二人で出かけた時にちらっと登場。
それでも息子がなんとなく大きく成長しているように感じられるシーンが…

5

悪魔伯爵と黒猫執事 小説

妃川螢  古澤エノ 

かわいいおとぎばなし☆

シリーズ続編とかでなく新規の単発のようなので購入した作品。(妃川作品はシリーズになると大変なのですw)
黒猫執事などと、なんて素敵な設定でしょう♪

どうしてこんなヘタレで魔力もない悪魔が伯爵悪魔?というくらいに執事のイヴに甘ったれているご主人様になるアルヴィン。
彼等の住む魔界の情景描写に色とりどりの植物や生物が描かれます。
冒頭の入りはその世界へのいざないの言葉。
そして登場するあ…

2

略奪者の純愛 小説

妃川螢  せら 

大切だから…

急に目の前から消えたと思った人物が、再び目の前に!!
こういう展開嫌いじゃないんですよね。
その場合、目の前から消えた理由が、だいたい攻めの自分勝手さとかなんですが
今回は…

経営再建中の老舗ホテルを切り盛りしている晄。
かつてホテルを救う為に身体を差し出したこともある。
だが、その相手(日紫喜)は不意に自分の前から姿を消して…

その理由というのが自分の生命を守るためだったの…

1

密愛監察 小説

妃川螢  みずかねりょう 

子供のころ好きな子いじめて嫌われるタイプ

警察で重役の父を持つキャリア監察官・見城志人は一課のエースだけど問題児・鳴海廉の行動に困らされていた。
鳴海の観察をしている際に尾行がバレ、家に連れ込まれエッチな写真を取られ弱みを握られてしまう。
鳴海は高慢でいつも余裕あるタイプの攻めかと思ったら結構熱くて、
後輩刑事の自殺を探る自分の行動で、見城が上から注意されたことを知ったときの反応とか新鮮でよかった。
見城のことが好きなのにおしおき…

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