鳩村衣杏さんのレビュー一覧

ヘンゼルと魔王の家 小説

鳩村衣杏  海老原由里 

どっちかというと辛口の話(Hは甘い)

今回のおとぎ話シリーズは「ヘンゼルとグレーテル」。
お仕事は、小説家x不動産仲介業です。
主人公は、受けの不動産会社勤務のゲイ、千秋。
不動産仲介業業界で悪名の高い興津の担当になる、という出会い。興津にとって訳ありの一軒家の売買を巡っての恋愛模様です。
千秋が興津の家の風呂掃除をしてからの日本酒風呂、ほろ酔いになっての誘い受け?の流れは、よーく考えたらハテナ展開なんだけど、鳩村先生の筆にか…

2

狼さんは、ふかふか? 小説

鳩村衣杏  宝井さき 

可愛い年下の狼さん

鳩村衣杏さんの珍しい人外モノ。タイトル・表紙絵からわかる通り「狼」君とのカップリングです。
攻めが人狼?の哲狼、21才。清掃会社勤務。
受けはアパレル企業のマーチャンダイザー暁、31才。バイでリバ男。ここ数年は恋人ナシ。
テツは年齢の割に語彙がとても少なかったり、ものを知らなかったりと少し奇妙。
そう、テツには秘密があったのです。
と、物語は人外モノへと進んでいくのですが、まるまるファン…

1

八木沼酒店にロマンスは売っているか? 小説

鳩村衣杏  伊東七つ生 

あ〜美味しい日本酒が飲みたくなる!

鳩村衣杏さんお得意の「お仕事BL」、今回は地域密着・商店街のこだわり酒屋さんが舞台です。
今回、私自身が日本酒大好き人間なので、も〜読んでて呑みたくて!こんな酒屋さんが近所にあったら一日置きに通いますよ!
本作は、ゲイの酒屋さん八木沼xノンケの下戸敦哉の、商店街を舞台にしての恋物語、です。
敦哉は生真面目で天然で、あっという間に周囲のみんなを味方に付ける。
たとえ門外漢でも、心ならずも関わ…

6

恋という字はどう書くの 小説

鳩村衣杏  亜樹良のりかず 

社長、ぽんこつに惚れる。

新刊が出る度に何かと気になる鳩村さんです。この作家さんの、タイトルの付け方が好き。

幼い頃は神童と言われていた有翔(今は実家の書道教室で教える日々)ですが、途中まで彼の魅力をいまいち掴みそこねていた私です。
有翔(受)に惚れている昇(攻)が「お前にふさわしい男になるために、起業した」とまで言わしめる彼の魅力とは・・・大丈夫でした。しっかり見つける事が出来ました!

ある日、不登校の少年…

4

オフィスで君は甘く蕩ける 小説

鳩村衣杏  あさとえいり 

仕事モノ・リーマン好きにお勧めです

新書版の表題作に、書き下ろしショートの2作品が収録されています。
どちらも機音(受け)が主人公です。

表題作の長編「オフィスで君は甘く蕩ける」だけで261ページとちょっと長めなのですが、あっという間に読み終えてしまいました。

ライバルから一転「上司と部下」になった但島(攻め)との恋愛模様だけでなく、飛行機恐怖症の克服、思いがけない異動で抱いていた不満からやる気への変化と機音の成長もあ…

1

恋という字はどう書くの 小説

鳩村衣杏  亜樹良のりかず 

秘めた情熱の一途愛。瀧上昇という男

幼なじみから恋人へ。やっぱりこの設定はいいですね。
幼い時は体の小さい泣き虫の昇を守っていた立場の有翔が、大人になったら体格も仕事も何もかも昇に逆転されて、劣等感を抱いたところに『ずっと愛してた。』といきなり迫られ……という展開。
有翔はちょっと過去にとらわれすぎな面があって、自分の名を売ったり顔を出したりすることを極端に嫌がって、仕事の幅を広げようとしない。
対して、和装ビジネスを通じて書…

5

恋という字はどう書くの 小説

鳩村衣杏  亜樹良のりかず 

着物を着こなせるってかっこいいです。

書道家で書道教室経営の有翔(受け)と幼馴染で和装ビジネス社長の昇(攻め)が、昔から有翔のことが好きだった昇の策略により、同居することになり、恋人同士になるお話です。

書道家として子供の頃は神童と謳われていた有翔は高校生の時をピークに成長を止めてしまっていて、昔の功績を言われたくなくて世間から注目されないようにしています。
昇の方は、子供の頃から有翔が好きで、有翔の隣に立つため頑張って和装ビ…

3

傍若無人なラブリー 小説

鳩村衣杏  タカツキノボル 

表紙がカワイイ

イラストの先生がバラバラなんで関連に気が付かなかったのですが、弱小配給会社「エルシノア・フィルムズ」シリーズの4冊目にあたるそうです。とはいえ、前の3作品は読んでなくても大丈夫でした。

1冊すべて表題作で、恩田(受け)の視点でストーリーは進みます。
上司の弟・広矢(攻め)が隣に引っ越してきます。人気俳優ですが愛想のない広矢の世話をしているうちに恋人同士になるという話です。

広矢が不器…

1

齧歯という字はどう読むの「恋という字はどう書くの」番外編 グッズ

恋人が絡むと心が狭いのです

本品は『恋という字はどう書くの』の
アマゾン限定配布の特典ペーパーです。

本編後、昇視点で
半日仕事をこなして帰宅した日の出来事です。

昇は恋人の有翔の休みに合わせて
月曜日に休みを取ります。

しかし、経営者ゆえ
週明けの会議に出席せねばならず
その後は即退社するはずが
ここぞとばかりに部下に群がられ
半日出勤になってしまいました。

仕事が無ければまったり…

2

汝の隣人を恋せよ 小説

鳩村衣杏  和鐵屋匠 

コミカルのテンションがちょうど良い

表紙カップルの中編2作品が収録されています。

「汝の隣人を恋せよ」
真面目な公務員の潔水(攻め)が主人公。
婚約者にフラれて引っ越ししますが、ペットの亀・ケントは行方不明になるうえ、隣人とひげマッチョの関係が気になってしまいという話です。

「人は恋のみに生きるにあらず」
エロ漫画化の剛健(受け)が主人公。
潔水に相応しい恋人になろうとエロ漫画誌でなく青年誌への連載を引き受けるの…

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