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柏枝真郷 古街キッカ
甘食
ネタバレ
柏枝先生の刑事vs.新聞記者の非BLミステリー。ホワイトハート文庫の背表紙緑(非BL作品)の方です。紫(BL作品)じゃなく。でも緑色シリーズも侮れないのです。十二国紀みたいに思わぬ萌えの詰まってる作品もあるし、椹野道流先生の奇譚シリーズみたいにカプ認定してる非BL作品もあるし(Hがないだけ。チューはしてる)うっすら匂い系のBL風味(Hシーンなし)を期待してしまいます。 そんな私のような願望の…
柏枝真郷 如月七生
デスの刑事時代の相棒だった警官殺しの事件がついに解決。デスが刑事をやめるきっかけにもなった因縁の事件だったので読者としてはすっきりしました。この頃のデスは相棒や愛する妻子も失い、人生の暗黒時代でしたが、それが無ければトニーとの出会いもなく彼も救われなかった訳で。運命とは皮肉で複雑です。 この本は21年前に発行されたものですが、ミステリーや人間ドラマとしての面白さは今も色褪せません。ハードカバ…
デスペラードシリーズ、ずいぶん前の作品なのに完結してないので買うのを躊躇してましたが、結局第一部終了のこの巻まで買ってしまいました。推理小説なので読み出すと止まらない面白さです。途中で読者には犯人がわかるのですが登場人物達は気づかずに犯人とすれ違ったり接触したりするのでヤキモキさせられます。「デス!そいつが犯人よ。捕まえて!」と何度思ったことか。 デスとトニーの色々な葛藤にも一応の区切りをつ…
柏枝真郷 ひたき
31歳元刑事の探偵デス×24歳元男娼の美貌助手トニーのシリーズです。架空の街とはいえニューヨークっぽい都市の近くのスラム街みたいなガラのよろしくない地区に愛の巣を構えて暮らしている2人。洋画を見ているような感覚でどんどんストーリーに入っていけます。 シリーズものなので近所のゲイバーに勤める女装男子(心は女性)のリタやマンディ、ダンディーで素敵すぎるデスの義父の弁護士ジェロームも活躍します。二…
柏枝真郷 槇えびし
一言でいうと感動。凄い作品。今まで読まなかった私はバカと思いました。BLとしてのキャラも良いし大満足ですがそれ以外の部分も素晴らしい。読めば1984年のニューヨークにタイムスリップできます。 NYへ行った事もない私も知っているような有名な地名や建物が出てきて、例えば去年できたばかりのトランプタワー、とか数年前にできたばかりのブルーノートとか、ワールドトレードセンターのビルとか(これは書かれた…
面白くて一気読みしました。元刑事で探偵の31歳金髪攻め×元男娼の探偵助手24歳黒髪緑目ツンデレ受けです。舞台は70年代アメリカ東海岸のどこかの都市のスラム街。日本人が登場人物全員外国人の長いシリーズものを書けるってすごい事だと思います。 2人は愛し合ってますが、探偵ゆえに身の回りでは悲惨な事件ばかり起こり、ラブシーンよりはそちらをメインに書かれています。でも話が面白いのでつい読まされてしまい…
ふばば
「ホーリー・アップル」の3作目。 本作では、制服警察官のハリーと相棒のジェフリーが前作の「DODO」ナイフショップ事件の解決に貢献した事で刑事への昇格を打診される展開となります。 ジェフリーはともかく、ハリーは「本物の」捜査、追跡や発砲や死体や、そんなものへの気後れと臆病風で即答することができない。 その上、刑事になったらドイルとコンビを組むことが前提なので、オンとオフがうまくいくのかも…
「ホーリー・アップル」2作目。 登場人物は、前作「穴だらけの林檎」と同じ。主人公は制服警察官・ハリーと、刑事のドイル。 そしてお互いの相棒・ジェフリーとミルズ、そして大学生のルカとアリエルです。 舞台は80年代ニューヨーク、汚くて危なくて、クールだけど泥臭い。そんな街で起きる犯罪を絡めて、ハリーとドイルの恋が描かれます。 と言っても甘い恋愛模様の空気は薄く、隠れゲイ警官が日常の仕事…
2009年発表、設定は1980年代NYの、刑事と警察官の物語。3巻もの。 本作は、BL的なLOVE観点は薄い。 警察官と刑事の立場の格差、世間的にゲイを隠さなければ生きづらい風潮、大都会で日常的に起こる軽犯罪・傷害事件・発砲事件に立ち向かう警察官の奮闘… 主人公の警察官と、分署を移籍してきた刑事が共に(偶然)ゲイで、これまた偶然に同じアパートの住人となって、周囲に隠れて関係するようになる…
柏枝真郷 赤坂RAM
fandesu
楽しく読んだ1巻目に続けて読了したのですが! ちょっとかなりショック! この巻で終わらないじゃないですか! なのに、電子では続きがない! 検索していないけれど、紙の本は絶対絶版だよね。 ……こんなことあっても良いのだろうか? 版元さんは電子化をしてくださるよう、お願いいたします。 この巻では流石に進展するだろうと思っていた二人の仲なのですが、面白いくらい進みません。 逆にそれが…