梅太郎さんのレビュー一覧

あなたに似た男<完全版> コミック

梅太郎 

同人誌も収録

2003年にビブロスから発行された単行本「禁じられた友情」に収録されていた「禁じられた友情」と「あなたに似た男」シリーズのタイトル作と「君に似たひと」、そしてそれぞれの作品に関連する同人誌から3作品が加えられています。
単行本「禁じられた友情」に収録されていた作品についてはそちらの方でレビューしたので割愛します。
私はなかなか同人誌を入手出来る環境にいないので、このように商業誌で同人誌の作品が…

3

禁じられた友情 コミック

梅太郎 

どれも好きなお話でした

表題作は描き下ろし、その他に2002~2003年に雑誌掲載された短編が収録されています。
『あなたに似た男』と『君に似た人』は同じカップルのお話です。
どのお話もどこか暗い部分を含んでいます。とても梅太郎さんらしいというか。
でもその暗さは真っ暗ではない。必ず光もあって、その光がとても暖かくて優しい。
その光にいつも癒されます。
作品によって「光」は攻め様だったり受け様だったりするのです…

4

愛人は殺される 後編 コミック

梅太郎 

灰澤の過去

前巻で灰澤には恋人がいて、それが彼の過去と深く関わっているというのは伺えたのですが、今回はその過去が明かされ、更に切ない展開になっています。
両親から愛されていないと感じている光ですが、灰澤からも本当は愛されていないと感じ、精神的にかなりつらい所まできています。
彼の心境を考えるとほんとにやるせないですね。そんな毎日の中で、黄崎先輩だけが彼の光だったのに。
3人それぞれの心境の変化が読みどこ…

3

愛人は殺される 前編 コミック

梅太郎 

先が気になって一気に読めました

主な登場人物は3人。高校に入学したての光、光と同じ高校の先輩の黄崎、そして理科の教師の灰澤。
光は入試の日に見た雪の中で黒いコートを着て佇んでいた男に恋心を抱いていて、その男にそっくりな黄崎を見てるだけでいいと思うような淡い恋を抱いています。
黄崎はいつも綺麗な女の子たちに囲まれていて、そして彼女もいます。
そして光の恋を見抜いた灰澤。担任でもないのにいつも光を見ているような、でも本心が良く…

3

先生は嘘つきになる コミック

梅太郎 

男らしい攻め様が素敵でした

小学校の先生と革職人という珍しい取り合わせ。
物語の視点は終始ノンケの受け様なんですが、寡黙で大人そして強面でちょっと怖い攻め様が男らしくて素敵でした。
攻め様の心境が描かれることがあまりなかったので、受け様の事をどう思っているのか分からなかったのですが、強い目線や取る行動で、結構序盤から攻め様が心に決めているように感じられました。
寡黙なキャラはかなり好きなんですが、口には出さないけど行動…

2

社長、華麗につき コミック

梅太郎 

ストイックな作品の良さを思い出しました

このシリーズの2冊目ですが、衣荻は相変わらずツレない所があって、体の関係はあっても心は柚原に全てを明け渡していない所があって、そこが精神的にストイックな感じがします。
柚原は相変わらず衣荻に対しては健気なワンコ。
今回は前作より切ない展開があるのですが、衣荻が精神的に抑えてきたものがその展開で一気に溢れてきた感じがして、すごく盛り上がりました。
正にストイックな作品の醍醐味を見た気がします(…

2

社長、無礼につき コミック

梅太郎 

2人の攻防が見もの

主人公2人はゲイでバリタチなんですが、序盤は2人とも譲らないという態度で、一体どうなるのか攻防戦が見ものでした。
坊ちゃまで社長の柚原がガタイが大きい外見には似合わず可愛いものが好きだったり、衣荻に対してどんどん健気でワンコになっていくのがひたすら可愛かったです。
衣荻も最後まで男前でクールビューティーというのを崩さず、とてもカッコ良かったです。
2人ともとても仕事のデキる男達でスーツ姿をた…

2

濡れたシャツを脱いで コミック

梅太郎 

水のイメージがした短編集

全部で4つの短編が収録されているのですが、そのうちの3作品になんらかの形で水が使われていて、その印象が読後にも残りました。
その作品は表題作、「海を抱く」と「凍える唇」なんですが、雨であったり海だったり雪だったりと色々な形で使われています。
主人公達は一番若いキャラで20才なので、どの作品にも大人な雰囲気が感じられます。
中には少し展開が急な感じがする作品もあったのですが、お話の筋としては通…

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「僕が愛してあげる」新書館 ディアプラス・コミックスおまけペーパー グッズ

しっとりな2人

1枚もののペーパーです。
紙面一杯に四ノ宮君と篠原君が向かい合っているイラストで、右側にいる四ノ宮君が伏し目がちで少し色っぽい。
篠原君は左側に微笑みながらカメラ目線でこちらを向いています。
真ん中に梅太郎さんのメッセージが書かれていて、二人の事を「まだ未完成な2人の関係」と仰っています。
この巻だけでは確かにこの2人の関係はまだまだな感じがするので、是非続きが読みたいな~と思いました。

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僕が愛してあげる コミック

梅太郎 

好きになれるキャラとは思ってませんでしたが

『もう君を待たない』で千束さんの元彼として登場して、波平君にとても酷いことをした四ノ宮君がまさか主役になるとは少し驚きでしたが、主役になるとまた見方は違ってくるものですね。
この巻では以前の四ノ宮君の悪いところはそれ程出てなかったので良かったです。
元々は四ノ宮君もとても健気な子だったと思うんですけど、とても真っ直ぐで純粋な篠原と出会って、四ノ宮君も人を愛することをまた思い出せばいいな~と思わ…

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