梅太郎さんのレビュー一覧

課外授業 コミック

梅太郎 

どシリアスな学園もの。

描かれている題材はわりと嫌いじゃないです。
シリアスな先生と生徒もの、長い片恋もの、歪んだ妄執、トチ狂った愛情表現。
そういうのは好きです。

BLの学園モノってコメディ色が強い作品が多いので、こういうどシリアスな作品は貴重ですね。
ただ、この二人の歪み具合は人を選ぶかも。猟奇的というか、度が過ぎる愛情表現は万人受けされるものではないので。
さっくりと気楽に読める読物や、BLにエンター…

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あなたに似た男<完全版> コミック

梅太郎 

優しい、いいお話でした

『あなたに似た男』シリーズ
潔癖症なメガネ受けと、喫茶店のマスターなオトナ受け、優しい恋のお話。
攻めが「受けの潔癖症を治す」んじゃなく、「受けの潔癖症をまるごと受け入れて、楽しむ」のが凄く良かった。
互いに何かを我慢するわけじゃなく、受けは思う存分にあちこちを磨き、攻めはその様子を「可愛いなぁ」と眺めてる。
そんな構図のなかで、受けの潔癖症が少しずつ改善されてくるんですよ。
ラスカル化してるとき…

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欲しがる指先 コミック

梅太郎 

面白かった…けど

中編が2つ入ってます。
ストーリーじたいは私の好みだし面白かったんだけど、くどい描写がもったいないなと思いました。
たとえば最初の話の受けのピュアさ。最初は「遊び人攻めとピュア受け」の構図がひたすら面白かったんだけど、受けをピュアだ純粋だ無垢だという形容をモノローグでやり過ぎなので萎えそうになりました。
二つ目の話についても、似たようなしつこさに微妙な気持ちにさせられたりして、あとちょっと控え目に…

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頼光くんごめん コミック

梅太郎 

面白かった~

これ、タイトルで損してるような気がします。
すごいキュンキュンするいいお話で、この微妙なタイトルからは想像つかなかったよー、と思いました。

二人の男の板挟みになっちゃう受けが主人公です。
片方は包容力抜群の年下くん。彼の家は大家族で、兄弟姉妹を絡ませたエピソードがいろいろ微笑ましくて笑える。
片方はずっと忘れられなかった高校時代の元カレ。ヤクザになっちゃってるんですが、こちらも魅力的です。再会モ…

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千束さんに伝えて コミック

梅太郎 

前回が盛り上がった分、今回は…(^^;)

勿論、甘な感じから入っていった訳ですが…

いつまで経っても同棲に踏み切れない波平。
リフォーム業者を頼んで来た担当は
実は過去の波平片思いの相手。
ここから話がまたややこしくなって。

今回は千束さんのお家事情と重なってのストーリーで
1度ではよく理解できなかった私…(@@)

結局はいつまで経っても同棲に踏み切れない波平を
お家事情とあわせて試した形になるのかな?!

1

課外授業 コミック

梅太郎 

さてどうしたものか。

正直どう評価していいのか難しいです。
これは読むときの気分で、すっごい怖いと感じたり、最後に射す光にうるっときたり、感想が変わる気がします。

監禁とか強姦とか陵辱とか、そういう設定があまり得意じゃない、いやむしろ嫌いだ!
と思っていたのですが、たまたま偶然なんですが、最近そういうものを立て続けに読んでいるので、どうも耐性がついちゃったようです。
ホント、元々嫌いなはずなんですけど……。…

1

彼を待つくちびる コミック

梅太郎 

ほ~っとため息が出るほど満足です。

八木と小谷のその後をもっと見たかった気もしますが…。

図書館バイト君カップルのお話は、小谷も出てきますがそれはそれとして、別のお話として楽しみました。
受けがとても健気で可愛くて、攻めのバイト君も小谷にちょっかい出してたときは「このイガグリ頭!」と思っていましたが、このお話ではとても男前で素敵でした♪
想いが通じたときもちょっとじ~んとしましたが、私はお友達が「歯ブラシ取りにおいで」と言…

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彼の制服にキスを コミック

梅太郎 

胸がいっぱい…。

それぞれの決断、信じる気持ち、そういうのがギュッとつまっていて、胸がいっぱいになる一冊でした。

八木はやっぱりちょっと言葉が少ないと思うんですが、それでも態度に迷いがないから、小谷は本当に一生懸命、目を凝らして耳を澄まして、八木の言葉にしない言葉を聴こうとします。
信じるってすごいなあ…と、この2人を見ていると、本当にそう思います。

人を信じることで自分も強くなるってことが、本当にあ…

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彼の触れたくちびる コミック

梅太郎 

何で今まで読んでなかったんだろう…。

梅太郎さん初読みでした。
作品のタイトルも梅太郎さんのお名前も知っていたのに、なんで今まで読んでなかったんだろうと本当に自分の迂闊さが信じられない!

もうっ、もうっ、すっごく良かったです。
萌えって言葉はちょっと使いたくないような、そんな感じ。
この読後感をどんな風に発散させればいいのか分からなくて、結局「よかった」としか言いようのない、もどかしい気分です。
自分のボキャブラリーのな…

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濡れたシャツを脱いで コミック

梅太郎 

切ない話を集めた短編集

絵で好き嫌いが別れてしまうかな?と思いますが、繊細で切ないお話を描く代表的な作家さんだと思います。表題作他4作品が収録された短編集。

「濡れたシャツを脱いで」
リーマン同士の恋。雨の日に見かける凛とした姿が印象的な君島(受)が気になっていたカイ(攻)。ある日、傘もささずに泣いていた君島に声をかけます。恋人と別れた君島に、「体だけはなぐさめてあげられる」と言って君島を抱いたカイ。体先行で始ま…

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