二宮悦巳さんのレビュー一覧

毎日晴天!(5) 花屋の二階で 小説

菅野彰  二宮悦巳 

惜しい…!

シリーズももう五冊目。
イッキに読むのはもったいないので、週に一冊ぐらいのペースでゆっくりゆっくり読んでいこうと思ってたシリーズなのに、我慢できずに読み進んでしまう。
ついに苦労人の次男の明信がメインです。相手役は元暴走族で花屋の龍。

この巻は、実に惜しい巻だと思います。
カップリングとしては大好きです。
お話の中身も好き。
おとなしくて真面目な明信の悩みと、そんな明信を小さいころから見てきた龍…

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毎日晴天!(4) いそがないで。 小説

菅野彰  二宮悦巳 

大河のヘタレめ

そういうエロ系統のシリーズじゃないと解ってるんだけど、この肩透かし感…!
邪魔しやがったうるさい弟たちをつまみ出したい気分ですが、そもそもの原因はそこじゃない。大河がヘタレすぎるのが悪い。膝つめて説教したい気分だわ。
でも、ストーリーが面白い小説の場合、こうやって焦らされるのも大好きです。これが面白くないストーリーの場合は「ケッ、もったいぶりやがって」と思うんですけどね。(なんかこれ、イイ女を相手…

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毎日晴天!(3) 子供の言い分 小説

菅野彰  二宮悦巳 

家族論

勇太と真弓のカップルがやっとエッチしちゃう巻なんだけど、それよりもなによりも、家族論ですね。
勇太と秀は血の繋がらない年の近い親子です。勇太がプチ巣立ちの時期を迎えて、彼らがどうやって親子の絆を結びなおすのか。

他人が家族になることの大変さ、そこに一定の理屈をつけてしまうことの愚かさ、でも、理屈をつけることで得られるナニカが確実にあるということ…、色んなことを思いました。
ただもうこれは正解のな…

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毎日晴天!(2) 子供は止まらない 小説

菅野彰  二宮悦巳 

末っ子真弓カップル誕生

シリーズの二巻です。
主役カップルが長男の大河カップルから末っ子の真弓カップルへと変わりました。
前作で示唆されてましたが、連れ子の勇太が相手役です。
それにしても兄弟の総ホモ化が進んでいく帯刀家、長女が知ったらどんな反応をするんだろうと想像するだけでニヤニヤしちゃいますね。
あと私、総ホモ化話って基本的に好きじゃないんですが、こういったストーリー展開での総ホモ化ならぜんぜんok。結局は作品次第だ…

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スイーツキングダムの王様 小説

砂原糖子  二宮悦巳 

んー

微妙でした。
前半は面白かったんですが、後半がなァ…。
攻めのエキセントリックさ、最初は面白かったんですが、後半になるほど笑いも萌えもなくなっていったというのが大きいです。
とくに後半は、ひたすら不自然さを感じてしまいました。

攻めの仕事であり、タイトルにもなってるせっかくのスイーツが、ストーリー上でいまいち生きてないのも気になりました。
コンセプトの上では「甘い食べ物がもたらす魔法のシアワセ感…

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毎日晴天!(10) 明日晴れても 小説

菅野彰  二宮悦巳 

達也が主人公の番外編ですよ!

達也大好きだ~☆
お人好しで、穏やかで、人当たりが良くて、勘が良くて、情に厚くて、もともと凄く好きだったんだけど、前に勇太がキレて他校生に怪我をさせた時のやり取りや態度で、もうとっても大好きになってしまいました。
なんだかんだで一番ツイてないんだけど、実は結構いい男なんだよね!
いっつも貧乏くじばっかり引いてる気もするけど(笑)

そんでこのお話はやっぱり、この上なく達也らしいお話でした…

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毎日晴天!(3) 子供の言い分 小説

菅野彰  二宮悦巳 

勇太と秀の、親子の絆

勇太の過去が、想像以上に殺伐としていました。
寂しい幼少時代だったことはなんとなく想像していたんですが、こんなに荒んでいたとは…。

他に選択肢のない、逃げ場のない環境。
子供にとっては岸和田の町だけでもあまりに大きくて、外の世界に憧れる気力すら生まれないんですよね。

そんな中から引っ張り出してくれた秀との絆がキッチリと描かれるのはまだずっと先のお話なんですが、私は随分前に先に全部読…

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毎日晴天! 小説

菅野彰  二宮悦巳 

やばい面白い

やばい面白い。
愛とユーモアたっぷりで描かれるデコボコ家族シリーズ。
一巻を読み終えて、このシリーズは時間をあけながら読んでいきたいなと思いました。
美味しいものはゆっくり食べたいという心理です。

しかしよくもまあこの驚異的な人数の登場人物を描ききったもんだなと思いました。ただ登場させてるだけってだけの作品ならたくさんあるし、シリーズが進むごとにキャラが増えていくような作品もたくさんあるけど、本…

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毎日晴天!(4) いそがないで。 小説

菅野彰  二宮悦巳 

どっちの気持ちも嫌ってほどわかる

長男と次男の喧嘩は、ほかの兄弟との喧嘩とちょっと違う。
秀も言ってたけど、手が出ない分長引くんですよね。

今回は、信の留学話から発展した兄弟喧嘩の話。

交換留学を断ったことを大河に言えない信の気持ちは、すっごくわかる。
そんで、そのことを知って、何が何でも留学させたいと意地になる大河の気持ちも、分かる。

大河は兄弟たちに、親がいないことで不自由な思いをさせたくない、夢をあきら…

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災厄は僕を好きすぎる(1) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

これは・・・・!

めちゃくちゃ面白かった!!作画担当の二宮さん目当てで購入したら大あたりでした。

17歳の誕生日を迎えた神楽育実の前に現れた転校生一条千隼。
始めこそ、災厄の話などの戸惑いでぎこちなかった2人の関係も、少しずつ微笑ましくなるような関係に。この少しずつ心を許しあっていく2人の経緯がとてもわかりやすく、丁寧に描かれていて、神奈木先生と二宮先生ほんとすごいです・・・・!

ストーリー自体シリア…

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