二宮悦巳さんのレビュー一覧

チルドレンズ・タイム 新装版 コミック

二宮悦巳  菅野彰 

引き続きまっしぐらな高校生CP

『子供は止まらない』につづき、帯刀真弓と阿蘇芳勇太の高校生CPのお話です。大人CPの大河×秀とは対照的でまっしぐらです。
真弓の恋のトラウマや勇太の意外なカミングアウトあり。あ〜そうなんですか…

新装版の中でもページ数が少なく薄いですが、小説もマンガも書き下ろしたっぷり。

BLって巻数表記ないの多くて困るのでまとめます。(レビューに重複記載お許しを)
【読む順番】
1、毎日晴天!…

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子供の言い分 新装版 コミック

二宮悦巳  菅野彰 

勇太の親子と恋人の絆?編

まるっと高校生CPの真弓&勇太のお話ですが、これまで妙に達観した態度の勇太の辛くて暗い過去と秀とのエピソードにじーんとします(涙)
勇太は真弓の気持ちも重荷に感じたりして危機的な状況に!
ニンゲン余裕ないと他人の優しさとか受け入れられなかったりするよね…しんみり

BLって巻数表記ないの多くて困るのでまとめます。
(レビューに重複記載お許しを)
【読む順番】
1、毎日晴天!(…

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いそがないで。 新装版 コミック

菅野彰  二宮悦巳 

かんばれ大人CP(大河×秀)編

ずーっと高校生CP(勇太×真弓)の話だったのですが、戻ってきた大河×秀CP編。というより、三男の明信の進路をきっかけに大河グルグル編って感じwww 大河の下半身事情が心配です・・・まだ27歳なのに!
書き下ろしのバース目線が新鮮です!

BLって巻数表記ないの多くて困るのでまとめます。(レビューに重複記載お許しを)
【読む順番】
1、毎日晴天!(新装版)
2、子供は止まらない(新装版)…

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

引き込まれる描写に一気読み☆

この作者さんの文章はとても読みやすくて、いつも読み始めると途中でやめられなくて、読者を吸引する魅力があって大好きです。
心の柔らかい部分を丁寧に形が壊れないように繊細に綴り、それゆえに美しい心理描写がうかがえます。
攻め受けどちらも心に闇を抱えているのですが、両方の視点が読めてすごく良かったです。
どちらも相手を強く想っていて、読者はその温度に触れるので二人がうまくいくようにと、もどかしい気…

3

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

丁寧に丁寧に

少しの心の動きでさえ丁寧に描かれた作品だなって思いました。
ただ、仁居の過去が重くて……というか、過去が重い登場人物は他の人の作品にもいっぱい出てくると思うのですが、描かれ方が丁寧だからか仁居の気持ちに入り込んでしまって、胸が苦しくって読んでいる間中どんよりとした気持ちになりました。

BLに何を求めるか、その時の気分と求めているものが合っているか、重要だなぁと思いました。とてもいいお話だっ…

1

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

我慢のひとの不器用さ

凪良先生の作品を読む度に、人間とはこれほどまでに相手のことを考えられるのか、自分の感情を殺すことができるのかと、自らの浅はかさを思い知らされます。
相手のことを思いやれる人の生き方が綴られていて、こんな風に物事を捉えられたらなと望んでしまいました。

受けの仁居と攻めの国立がそれぞれに抱える痛みを吐露し、和らげ、理解していく様はなんとも切なく、二人が寄り添いあっていく所以を感じとることができ…

4

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

祈る様な気持ちで読みました。

ずっと漫画ばかりでしたが最近小説を読み始めたので、凪良さんの小説はこれで5冊目です。
表紙が美しいし、ちるちるさんの評価も高いので買ってみました。
前に読んだ4冊が当たりだったので、さほど不安はなかったのですがこれも当たりでした!素晴らしい!
トラウマを持つ二人が、静かに歩み寄っていく様が丁寧に描かれた作品でした。
さほど大きな事件もなく(事故はありましたが)エロも少ないので、淡々とした展…

2

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

ああ……凪良作品だな……。

『ここで待ってる』から間髪いれず発行された『ニアリーイコール』ここで待ってるの方が主人公の子供だったり相手の家族を物語に絡め基本は色々抱えて重たいのですが、まだ軽い気持ちで読み終えられましたが、この作品はガッツリ影があり、重いです。カップル二人ともに過去に一物を抱え、悩み、囚われ続けています。
家族のトラウマを抱え、過去の恋人に依存し愛が重すぎて捨てられた受けと、妹にまつわるトラウマを抱え、性的…

6

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

地味だが、じんわりと味わい深い作品

心に傷を持つ二人が、少しずつ近づいて寄り添って心を開き、
互いの傷を抱えて生きていけるようになるまで。
とりわけ大きな事件が起きるわけではないのだが、
モチーフになっている川のように、静かにあるいは時に激しく
ひと時も止まらずに流れ続けていく人の想いを
丁寧に描いている良作。

川べりの古びたアパートの窓から、孤独を抱えながら川を眺める仁居。
幾重にも重なった傷を抱えながら、他人に…

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

トラウマを持った二人のゆっくり流れていく恋

はぁ~~。いいお話だった。
読み終わった後も余韻が残る幸せなラブストーリーです。
大きな事件が起こるでもない、淡々と時が流れて、二人がトラウマを乗り越え、自分達の愛の形を作っていく。

私はあまり孤独を感じた事が無く(一人でも全然寂しさを感じない図太い女です)主人公の仁居(受け)の気持ちを共感する事は出来なかったんですが、私の中での孤独って絶望と隣り合わせの感情だと解釈しております。それを…

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