二宮悦巳さんのレビュー一覧

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

何度も胸が切なくなるお話

個人的に凪良ゆうさんの作品の中で五本の指に入るくらい好きな作品です。時間をあけて何度も繰り返し読んでは萌えています。

内容としては、控えめな受けが優しい攻めによって心を開き、自分の過去から解放されていくというようなお話です。過去の恋人に、お前の愛は重いと言われたことで愛することに臆病になった受けの仁居。そんな彼を歯がゆく思いつつ、真剣に向き合う攻めの国立。国立にも実はトラウマがあり、彼…

10

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

攻め視点のパートが良かった!

物語の前半が受け視点で、後半が攻め視点になります。
個人的には受けに溺れるあまりに右往左往する攻め視点のお話を読むのが大好きなのですが、あまりないですよね?なぜなんだろう???
攻めの圭治があまり表情が変わらずクールな印象なのですが、心の中のモノローグを読むとものすっごいパニックと混乱の渦中にいて、まさに五里霧中といった様相なのがツボでした!!
受けの何気ない言葉に内心傷つき、ヒビの入った心…

1

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とってもビター

※凪良ゆうさん「美しい彼」の番外編「Cacao 99.9」について

清居視点で書かれたバレンタインデーのエピソードです。登場するチョコレートは普通のものですが、カカオ99.9%ほどにビターで残りの0.1%は甘々な清居の愛情が感じられるSSになっています。あ、平良は引き続ききもうざです。

「美しい彼」は未だにレビューを書けていないほど好きな作品なので、SSとはいえ二人のその後が読めて非常…

7

子供の言い分 新装版 コミック

二宮悦巳  菅野彰 

一歩、二歩、三歩

勇太×真弓のターン。

今回は、勇太の脆くて繊細な部分が大いに露見した回になりました。
真弓のトラウマ云々乗り越えてカップルになった二人。
厳しいお兄ちゃんガード故に一線は越えていないものの
一緒のベッドにねたりなんやりで仲良し。
そんな最中、突然勇太が家出!?な回なのであります。
過去~現在までに抱えていたもの、抱えていた気持ち。
爆発\(゜ロ\)(/ロ゜)/というところなのであ…

1

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

ニーニの存在がアクセントに

電子にて。あー好きだ。この話、すっごく好き!!
両親の死、孤独、過去の恋愛から傷を負って、心に幾重にも鎧をまとった仁居が、国立との出逢いによってゆっくり心の鎧が剥がれていくところが良い。
国立目線のストーリーも、心を掴まれる思いだった。
国立の、仁居に対する深い愛にジーン。何よりニーニが可愛すぎてもう!!
ニーニの存在がアクセントになってたと思う。
ニーニと、仁居と、国立と、3人で幸せに…

2

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

言葉の振り子

凪良ゆう先生の本が読みたくなり、手に取りました。
読み終わってみて。
凪良先生の書く言葉や比喩は、どれも美しいなぁ、という感想でした。
読んでいて、とても心地よかったです。
今回自分に合いそうな、癒されそうなものを選んでみました。

癒される…というものとは違いましたが。
優しい気持ちになりました。
長いトンネルからやっと脱け出たような、ちょっぴりホッとするような読後感。
トンネ…

2

晴れ、のち雷 小説

柏枝真郷  二宮悦巳 

2人の男性の1人称で進むお話

視点は長谷川と阿部という2人の主人公の間でコロコロ切り替わります。どっちが主人公というわけでなく、正反対の2人の視点で1つのお話を平等に見ている感じです。

銀行勤めの長谷川と阿部は理由は違えど会社を辞めることになり、職業安定所で出会います。
ふたりは高校の時の同級生ですが性格は正反対。
長谷川はノーマルで阿部はゲイ。

長谷川はいまどきいないような「よく出来た人間」という、人を疑うこ…

2

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

小説としてはもちろん面白いが・・・

随分前にノーモアベットを読もうとしたがどうしても食指が伸びず、結局表紙に惹かれてスピンオフのこちらを先に。
読む順番は特に問題はありませんでした。
一穂さんの作品の中では珍しくちょっと評価低めです。確かに設定は面白くて、途中スリリングなシーンもいくつかあって、どんどん読み進めていく時のアドレナリンが湧いてくる感じ・・・・はたくさん味わえたと思うのですが結局BLとしては楽しめなかった。
キャラ…

3

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

根暗受。シチュ萌。

やわらかくてもだもだした感じが、とても良いよいお話でした。
生い立ちのせいとは言えないんじゃないか?ってほど、受が根暗すぎるのが魅力減なのでした。
妹のエピソードも踏まえた上で、
もっとがんばれよお兄ちゃん!!!
と言いたい。
シチュ萌でこの点数。

1

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

時間の流れが心地よい

ゆったりと流れていく時間の流れに、自然に入り込んでいきたくなるような、最初はじんわりと涙が、最後はポカポカと心あたたかくなるお話です。

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