楠本弘樹さんのレビュー一覧

非BL作品

塔の獣 非BL コミック

楠本弘樹 

眼帯少年と獣

楠本さんのデビュー作&初単行本だそうですが絵もストーリー構成も新人作家さんとは思えない上手さです。
特にカラーは深みがあって幻想的なタイプもポップな絵も凄く上手い。

ここまで絵が上手い新人さんだと話はイマイチってパターンが時々あるんですが、この作品はストーリーもしっかり面白いです。

舞台は中世ヨーロッパ的なファンタジー。
身寄りもなく右目に傷を負っている少年、ルッカは空腹で街を歩い…

0

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

す ご い !

なかなかいい話でした。自分の中での「BLらしい」の基準に当たるようなそんな感じでした。
話的にはシリアスで暗いんだろうけど、それと同じくらい瀬名が明るくて無邪気で先生に一途で・・・
確かに女の子の扱いが酷くて純粋な可愛らしいワンコとは言えませんが、
軽く付き合っている女の子がいることによって、先生が好きなんだという本当の気持ちがわかったのかなと思います。

それにしても先生の美人でクール…

2

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

泣いた…文句のつけどころがない作品でした

うあー、泣いた泣いた。
めっちゃオススメです。
最高でした。

生徒と先生、チョイ悪ワンコ(笑)な年下攻めと美人受け。
キャラ造形が秀逸でした。
どっちも大好きで、可愛くて、どうしようかと思いました。

いろいろとリアルなんですよ。
とくに先生の側の気持ちが途中からヒシヒシと伝わってきて、理解できて、胸が痛くて仕方なかったです。
最初寝たときは、本当に軽い気持ちだったんだと思う。
なりふり構わない…

5

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

思った以上に良作で涙目になりながら読んだ。

いわゆる先生と生徒モノ。
生徒攻めです。
この手のお話は、もはや定番なのだけど
ラストが最後まで読まないと見えない!

私、これ読んでて涙目になりました。
すごくよかった。

同級生よりも中身も外見も大人びてしまった瀬名。
両親の不仲で家庭は、めちゃくちゃ。
瀬名の生活も心も荒れてて
そこへ自分の高校教師・阿南がゲイだと知ることになる。
最初は、苛立ちの矛先を向けるのだけど…

2

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

CDの予習のために読みました

いい意味では「甘酸っぱい」
悪く言うと「いたたまれない」

確かに♪そんな時代もあったね~と(なんだかどこかの歌詞のよう)
読み応えはありました。同意する部分も、それはどうなの?と思う部分もありました
泣けるところもあったし、怒りを覚えるとこともあって
確かに同化して楽しめました
でも、なんだかイマイチ納得できないかな~
「悪い人」がいなかったせいかもしれません
切り捨てられた彼…

5
二次創作

楠本弘樹 コミック

楠本弘樹 

多分、原点

二次創作作品は作者さんの原点を示すもので
あろう、と評者は常々考えております。
BLEACHを題材に色々と包丁を振るったこの一冊も
まさにそう言う部類でしょう。

長編ではオヤジ萌え、掌編では細かい笑い。
いずれもこの作者さんの持ち味で、二次創作
だからこその遊びもあります。

日番谷隊長の扱いが些か不憫なのが気掛かりですが。

1

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

未熟さ若さが愛しい

家庭崩壊で家に帰りたくない高校生瀬名×ゲイの美人教師阿南。
10歳の年の差は、お互いに厚い壁ですが、瀬名の方がその壁を何とか壊そうと下手にあがいて、その悪あがきがほぼ裏目に出ます。特にかっこつけのために趣味でもないアングラ劇を見に行くところはあんまりアホすぎて胸が痛みました。
先生の方も、いたたまれなかったんじゃないかと、つい双方に同情してしまいました。
本当に、何て馬鹿なんだろう。
素直…

2

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

意外と社会派なお話だよ

施設を逃げ出し身体を売りながら生きてきた明良を保護したフリーライターの葛城。
正義感溢れ、モラルをはずれまいとする葛城と、温かい家庭を知らない明良のアパート生活が始まります。

ソープ嬢美紅をはじめとする個性溢れるアパートの住人たち、葛城の取材を妨害しようとする男たち、2話目では葛城の兄の子・友喜が絡まって、守り守られるだけの関係から、どうにも我慢ができなくなる状況に発展していくのです。

2

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

『未完成』ですが、完成度高い

凪良さんの本も5冊目。コメディも楽しいけど、好きで好きで周りが見えてないのもいいなあ。年下攻ですよ~! 高校生。相手は先生。
先生が思ったより口が悪くて、私の年上受イメージから外れていたのだけど、ひ弱な感じがしなくてかえってよかったかも。好きで好きでめちゃくちゃ好きで、好きと言ってもらえなくて、本命にしてもらえなくて、でも好きということしか言えなくて、纏わりつく。女の子にとっては悪い男なのに、先…

1

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

淋しさがわからない孤独

拾った子猫が不幸で同情のあげくに……と言うのはよくある話しと思いますが、大概の受けというのは淋しさをわかっていながら淋しくないフリをするパターンが多いと思うのです。
強がりというか、それがプライドだったりする。
それがこの明良は淋しいことさえ感じていない、わかっていなかったりする。
ついでに「ウリ」の何が悪いのかさえまったくわからない。

生い立ちが生い立ちなだけに、確かに生きていく為に…

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