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17/20(合計:200件)
月村奎 南野ましろ
SK2
ネタバレ
東京に進学してもいいけど、家の事が、と考え閉塞感のある地元に残る主人公。 同じような田舎で育った私にはああ、わかるわかるとうなずける所があり読んでいて嬉しかったです。 お話は冒頭の主人公の内に溜まった不満や、耕平(攻め)と触れ合い、彼の言葉によって変わっていく視界などがストレートに伝わってきます。月村さんのこの感情の素直な書き方は、自分にはちょっとこそばゆい位です。 中盤から、耕平(…
月夜野亮 菅野彰 南野ましろ
前半が菅野彰さんの「アンソニーの憂鬱」 :洋館の主人 アシュレイ×転がり込んできた大学生 明生 後半が月夜野亮さんの「メランコリーの繭」 :おおいぬ荘に下宿する事になった大学生 堂嶋×八潮 巻末に南野ましろさんのおまけ漫画があります。 だだっ広い洋館に、誰かと暮らすのはごめんだと1人で暮らすアシュレイと、 人なんて誰かといた方が絶対にいい生き物だ、俺をここに置いて下宿も開け、とある…
むつこ
ツンデレ高校生と、明るい総菜屋のお兄さんの恋の話です。 癒し系小説でした。 主人公は、高三にして家事全般を受け持ってる苦労人。手抜きできない性格で、イヤイヤながら完璧に主夫業をこなしつつ、日々のルーティンに鬱々とした毎日を送っている。 彼のスゴいところは、毎日きちんと手作り料理してるところ。いまどき専業主婦でもありえない。 手抜きできなかった主人公なんですが、とある総菜屋でオカズを買い、それが美…
はる
主人公大輔は、離婚した母親の替わりに家事全般を切りもりしているけど、それは仕方ないからで、いつも不満を腹にためています。 勉強もそこそこできるのに、家庭の事情で地元大学にいかなくてはいけないとそれも不満に思っているのに、それも腹にため込んで。 イライラする大輔に手をさしのべようとする周囲の人間も、邪魔だとしか感じることができず・・ そんな時に出会った総菜屋の店主。軽いノリで、おばちゃん達をさ…
月夜野亮 南野ましろ
satoki
実質2番目の王位継承権を持つライオニー家の年若き当主のリュース。 母親譲りの美貌を持つ彼は、今は亡き両親からの因縁で国王にうとまれている。 どんな無茶を言われても穏やかに引き受けてきた彼に与えられたのは立ち入れば帰るもののいない森に行って「空飛ぶ魔物」を連れてくること。 わずかな兵をつれて森へと向かうリュース。そこで彼が見たのは黒髪の精悍な青年の姿をした魔物で…… 読み終わる寸前まで囚…
南野ましろ
葡萄瓜
あとがきで南野さん自身が「もはや他人が書いた よーな」と表現される本作ですが、評者から観れば 本作があってこそ以降の南野節が生まれた様な 感慨がございます。 それはもしかすると理性と感覚の分量の差異 なのやも知れません。 総じたバランスに変わりが無いから、味わいが 変わらぬ様に思えるのでしょうか。
B6版から文庫版に版を改めて何か違和感を感じるか、 と問われれば全然感じないと言うのが正直な所です。 用紙が用紙故に次のページがやや透けて見え易いと 言う事程度でしょうか。 因みに親本のカバー絵はカラー口絵としてきちんと収録 されております。 手のひらサイズになった南野メルヘンは相変わらず 何処かが明け透けです。その明け透けさに慣れて しまえば充分他の作品も味わえましょう。 …
トラと真桜+猫達の愛の日々【H込み】の桃色オーラは 空気感染し易いのかも知れません。 何しろトラの弟・二虎さえもオーラに染まって一線を乗り 越えてしまったのですから。幸せな空気って逞しいもの ですね。 そうして続く穏やかさも含む日々は又何かを生み出して ゆくのでしょう。 同時収録作は狼?と兎の濃密なスキンシップ溢れる 日々を描く二篇と真夏日に潜む性の罠1頁漫画、 そして表題作…
評者は、正直忘れていたのです。 南野さんの描く人間同士の性行為描写が愛らしい けど濃厚だった事を。 砂漠の中で展開される健全猫主役ファンタジーに ジワジワ浸透して行く飼い主達の桃色オーラは 新たに年下攻の猫カップルまで生み出します。 その展開の手順が微笑ましくも気恥ずかしく幸せだから 苦悶していると言うのが何とも堪らぬ味わいです。 ある意味人間の感情が見え易いかも知れません…
ボーイズラブと言う視点で見るならば、メインになるべきは 併録作であり、受攻の馴れ初めが語られる『ラブ ピース』 です。 でもそれだけではこの世界は完成しない。 受攻の『家族達』の物語である表題作がきちんと語られ ないと。 受攻二人が紡ぎだす穏やかな空気の中、二人の『家族』で ある猫・ヤタカとゴロちゃん(おっさん)、その友達猫クロの 柔らかな日常が静かに展開されています。 …