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4/6(合計:59件)
かわい有美子 南田チュン
ココナッツ
ネタバレ
前巻、かなり読み応えのあった『いとし、いとしという心』の二巻です。 といっても、前巻でなんとなくふたりは心を通い合わせておりますので、この巻の方が重さは少ないかな。 前半の『ユキウサギ』では、攻めの千秋も受けの侑央も高校生。 千秋が侑央への叶わぬ想いを封じ込めるために、東京へ出て行くまでのお話です。 相変わらず千秋が切ない。 いわゆるヤンデレのようなタイプは苦手なのです。 …
全編、京言葉で展開されています。 それがこの作中の人の内面の薄暗さや老舗の古い慣習にあっています。 かわいさんの作品では多いですが、受け攻めの両方からの視点で読むことができます。 この辺りもお気に入りな点です。 攻めの千秋は細面の整った容姿で、京都の高級旅館井筒屋当主・荘一の弟。 東京の大学へ進み、そのまま都内の大手銀行へ就職した29歳。 受けの侑央は紙専門の家業を手伝う、…
浅見茉莉 南田チュン
snowblack
王道の、華族凋落、借金のかたに身体を奪われ……というお話。 実家の商売の破綻、父の自殺の後、冴島弥は家令により山奥の寺に匿われるが そこでの日々は、住職の目を盗んで僧侶達に彼を輪姦・凌辱される苦痛の日々。 そんな日々が続いたある日、成り上がりの若金融業者である鏑木という男が 彼の身柄を引き取りに来る。 鏑木が肩代わりしてくれた借金を返すべく、要は今度は彼に抱かれる日々になる…… …
御影
ユキちゃんに好かれようと、「俺」から「僕」と言い方を変える千秋、それでもユキちゃんは荘一のことが好きで、好きで…。私には、千秋はずっと報われない恋をしているとしか思えなかったのです。それでも、千秋は決して身を退くようなタイプではありません(笑)好きにならなくても、強引に千秋の方を向かせてしまうのです。 兄、荘一を取引材料にしても、強引に振り向かせる千秋ですが、「その性格は昔からなんだな…
初めて読んだときに、攻めの千秋が、気の毒だと思いつつ、本当に好きになれないキャラクターでした(笑) しばらくしてまた手に取ってみると、実はそんなに彼のことを嫌ってはかわいそうだと思い直せるまでになりました。 京都で高級旅館「井筒屋」を営む千秋の実家ですが、兄の荘一の死で状況が一変します。 老舗の井筒屋にとってみれば、千秋が後継者になるのが一番ふさわしいのですが、幼き日のわだか…
mihi
京都が舞台。 萌えポイントは京都弁・着物男子。 はんなりどすえ~。(この京都弁あってる??) 皆(攻め→受け→攻め兄)が一方的片思いだったこの話。 1巻で攻めと受けがぐるぐるして 2巻でまとまった。 これから今までの分 イチャイチャすればいいさ!! 高校生時代の『ユキウサギ』。 皆様が書かれている通りです。 私もこの話は好きですね。 最後のシーンが素敵です。 「もう 逃が…
べあ
京都の地が舞台で、京都弁。 京都の独特の”和”の雰囲気・・ 古風な日本の感じが一層ストーリーを深いものにしていたと思います。 今まで関西弁という作品は目にしたことがあったのですが、 この物語は登場人物全員が京都弁ということで印象深く、萌えましたw ヤンデレ攻めを期待して購入したんですが・・・ヤンデレ攻めというより執着攻め? 幼稚園の頃からずっと思い続けるなんて中々できないですよ…
marun
初っ端からかなりキチクなシーンから始まるお話で 思わず山藍先生の作品を頭に思い浮かべてしまったけど、 ・・・ああ、こんなもんで終わったよとホットしました(笑) でも、痛い事には変わりがないのですがね。 華族の出なのになんでこんなにっ!って言うくらい酷い目に 会っている受け様は可哀そうです。 でも、世間知らずでどこまでも高貴な受け様なのです。 そして攻め様は・・・ 恩返しの為だったな…
kikueri
千秋の侑央に対する想いと言うか執着は確かに異常なのかもしれないけれど、侑央を愛する事で家族や周囲に対する苦しさを埋められたんだろうと思う。 千秋の愛の形、私は凄い好きです。寂しがりで、人との距離が上手で、ズルイ男なのかもしれないけれど。 侑央を愛するあまり、愛し方を間違ってしまった高校時代の千秋。 侑央がどんどん衰弱していき、心は拒絶されているのもわかっていながら でも止められない。 結…
雀影
この本、出だしこそ、主人公は、山寺での僧達による複数陵辱で肉便所状態。 そこに、金貸しの男…鏑木があらわれて、強引に自分の所に連れ帰ります。 家の借金を肩代わりしてくれた鏑木に、弥は… この話、もっと、こう、陰惨悲惨にエロエロした話が展開するのかと思いきや、割と早々に、そんな展開から離れちゃう。 あの、山寺の日々は何だったんだ?ってくらい それもこれも、 主人公の弥が、とってもお育…