凪良ゆうさんのレビュー一覧

セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

それぞれの決断

1ヶ月、発売を待ち望んでました!
四者四様(+α?)な恋愛模様、雨降って地固まるといった下巻です。

高砂は鼎が好き、鼎も高砂を好きだと知った(少々誤解有り)龍は高砂を諦めようとします。
同じく鼎を諦めようと頑張る国生と、鼎と高砂をくっつけようと画策したりするんですが、このあたりのもどかしさったら!!
高砂が不憫で…(;ω;)
でも、龍の気持ちも痛いほど分かるんですね。
不幸な幼少時…

5

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

タイトルの意味

とても素敵な作品。
書かれた文章が美しく、情景がすっと浮かぶ。
切なくて苦しくて、でも幸せで。

タイトルの意味が分かった時、涙が零れました。
そしてラストシーン。あっと思った瞬間、鳥肌が立ちました。

私は二人はとても幸せだったと思います。
これも一つのハッピーエンド。
繰り返される思い出の中で二人は永遠に生き続けます。

3

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

いい話すぎる·····

今までファンタジーはあまり好きじゃなくて読んでこなかったのですが、「ショートケーキの苺にはさわらないで」でファンタジーもいいなと思い購入しました。

人間とアンドロイドってそんな〜とはじめは思って舐めていましたが。めっちゃくちゃ泣きました。阿部ちん!なんていい子!!

阿部ちんの人の良さとこの歳で付き合うということに慣れてない初々しさ。最高でした。あと何歳になってもあの口調っていうのも阿部…

3

セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

大団円

『セキュリティ・ブランケット』の下巻。上巻が良いところで終わっていて、下巻の発売を今か今かと心待ちにしていました。

すみません、ネタバレ含んでいます。






高砂と龍之介。
鼎と国生、そして万座。
上巻ではこの5人の男たちの恋模様が描かれていましたが、下巻では万座さんは抜け、残りの4人の男たちのお話に。

鼎が高砂のことが好き。
それだけでもまだ若い龍之介を混乱…

11

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ほんとに泣けます。

最近やっと読みました。
もう、今まで読んでなかったことを後悔するほどいいお話でした。この作品を読んでいない人は本当にもったいないです。

記憶障害になって苦しんでいた彼も、大切なことや楽しかったことを忘れてしまっても本当に幸せそうで良かったです。

あとがきで最後のエピソード入れない方がいいと言われたそうですが、私は最後の最後まで幸せだったであろう2人が読めて本当に良かったです。最後のエ…

6

恋愛前夜(2) 求愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

オネエとヤクザ顔乙女

恋愛前夜の、その後のヤコ先生のお話である求愛前夜。恋愛前夜が静かに進むしっとりとした話だったのに対して、求愛前夜はコメディ!楽しかったです。


恋愛前夜でのトキオとナツメが大好きで、ヤコ先生も憎めなくて。ヤコ先生を幸せにしてあげてほしいと思ったので、ヤコ先生主役の話だと知って慌てて手に取りました。ヤコ先生、ちゃんと大人で男前な性格なんですよね。最初は強面な担当代理を嫌々言っていたんですが、…

4

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

よかったね、ニコ

表紙の男の子(ニコ)が、女子みたいに髪飾りをして悲しそうに泣いていて…。ものすごく可哀そうに見えて、なかなか手が出せなかったのですが、読んでよかったです!
ニコの切ない描写が多いですが、ニコも含めた登場人物たちへの作者の眼差しは優しく、読後は温かい気持ちで満たされます。自分も周りの人たちに優しく接したくなる、そんな作品です。

田舎の家庭菜園の野菜、味が濃くて美味しいんですよね。私も田舎育ち…

6

chocolat bunko after story collection vol.5 グッズ

番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

chocolat bunko after story collection vol.3 グッズ

番外編ショート12作品

後日談やら番外編ショート12作品です。
vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。

「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より)
村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切…

0

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

こんなにも心をうたれるのは

心優しいアンドロイドオタク・阿部と、つらい経験のせいで感情を表さない男性型アンドロイド・高嶺が、困難を乗り越え結ばれ、限りある人生を選び、添い遂げるまでの恋物語。
少しずつお互いに惹かれていく二人のもどかしいやり取りにキュンとし、過去の高嶺の主人の縛りを越えて二人が結ばれる場面には胸が熱くなりました。阿部が高嶺に看取られる場面、高嶺が阿部を想いながら命尽きる場面では、涙をこらえきれませんでした。…

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