凪良ゆうさんのレビュー一覧

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

やさしく美しい物語……だが。

親類縁者もなく、あまり売れない作家の仕事のつぐみは
同棲していた10年越しの彼に別れ告げられた。
転居もしなくてはならず、沈んでいたある日、
公園でなんでも屋の朔太郎と出会う。

その縁で朔太郎の祖父が営むレトロなアパートに引っ越したつぐみは、
明るく思いやりのある朔太郎の人柄に少しずつ惹かれていくが……


ステンドグラスやタイルに彩られたアパートの、個性的な住人達。
彼らの…

15

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

良いです、それしか言えない。

 雨降りvegaはじめ最近の高評価の作品はあまり心にも記憶にも刺さりませんでした。今回もあまり期待してはなかったんです。記憶障害の題材にしても安芸まくら著「明日も愛してる」鮮烈で、映画の題材にもよく使われるもので新鮮さもないですし・・・・判り易いチープさはなく、変なドラマチックな盛り方もなくただただ静謐で優しくてけども辛くてけれどこの本を手にした事がとても嬉しくなる様な一冊でした。blでは無いけど…

7

もったいない! 小説

凪良ゆう  カワイチハル 

テンポがすばらしい

凪良ゆうさん、初読だったんですけど、個人的に大ヒットです。ほかのも読んでみたくなりました。

特筆すべきは話運びのテンポの良さ、的確で気の利いた比喩でしょうか。ものすごく文才ある方だなあと思いました。
コメディが上手なのかな?浮世離れした主人公の家族はそれこそありえないかんじですが、この話にはなじんでいます。

キャラクターも魅力的ですね。最近読んだやつは受けか攻めどっちかの存在感が薄い…

1

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

わたしの萌えポイントを。

みなさまが既に熱くレビューされているので、語れる所は少ないのですが、私の萌えたポイントを!!熱く!!語ります!!笑

まず初めて手に取った凪良ゆうさん作品。きっかけは草間さかえさんです。ファンなので。草間さかえ先生の絵の色気にノックアウト!!です。男らしい体つき、先生の色気のある表情。本を読む上でありありと姿を思い浮かべることができました。


作中で萌えたところは、大きくは高校生の瀬名…

6

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

生徒×先生の決定版かもしれない!!

数多くの生徒×先生ものがあると思いますが
これはもう…なんというか、
若さと愚かさと健気さがなんともうまく絡み合っていて、
素晴らしかったです!!!

付き合う女はとっかえひっかえで
誰も本気で好きになった事がない瀬名は
好きだから一緒にいたいとか
今すぐ会いたい衝動とかすべてわからず
仲間とも本音で話せないような学生生活でした。
両親の不仲って、いくら高校生でもしんどいとい…

22

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

大人になるということ

きっといつか新装版がと気長にまっておりましたら出ました!
ありがとうございます。

生徒と先生の関係から始まるこの話は、子供と大人の歳の差を的確に表現した話であり、主人公の立場や考え方や態度がグザリと胸をついてきます。
題名の「未完成」とは、まだ成熟していない年下の男子の事かとおもいきや、もちろん彼はそうであるのだが、本編のラストから後日談である番外や書きおろしのエピソードを見るにつけ、人…

14

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

いや~♪びっくり!!

花丸ブラック【未完成】が、絶版高額状態なんて知りませんでした。今作の【Young Swallow】【さなぎ】を読みたいが為に再購入!そしてなおさら納得…そして幸せ度、増!市販の凪良ゆう先生の作品で、読んで無い(所持してない)のは【花嫁は マリッジブルー】だけだと思います。
人の心持ちを現すのに こんな表現があったのか…そんなことを思って、買い続け、読みつづけた作者様です!!花丸の【未完成】200…

6

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

「未完成」でいい。

花丸文庫BLACKから、新装版の「未完成」。
絶版し中古で高値がついており手に入らず、悶々としていたところの新装版でした。
プラチナさんありがとうございます。

凪良さんの文庫デビュー二年目の作品とのことでしたが、
凪良さんの黒か白かという両極端があまり感じられない、中間色の作品でした。
そもそも花丸BLACKのレーベルだったということに少し疑問でした。
内容は、凪良さんの得意とする…

8

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

ガラスの破片

旧い版(未読です)にドラマCD収録の「young swallow」と書き下ろしの「さなぎ」、二本のSSが新たに加えられたこの作品。
もの凄くハラハラしながら初読を終えました。

滅茶苦茶な家庭環境に疲弊して、上っ面だけの交友関係に虚しさばかり募らせていた高校生・瀬名は教師である阿南が差し伸べてくれた手に救われます。
冷たく鋭く、綺麗なナイフみたいなのに生徒を放っておけない優しい阿南。欝屈し…

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全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

汚部屋王子vsゲイの人肌フェチ

今まで読んだ凪良先生の本の中で、好きなコメディです。
テンポよく楽しく読めます…笑えます(^O^)。

攻の夏市は、『二十四時間・三百六十五日人肌に触れたい病』※ゲイなので男に限る(^O^)。
十四歳の時に悩んだ末に両親に「男に触りたくて触りたくて…このままだとホモの性犯罪者になるかもしれない」と激白し、お父さんから自分と等身大の男の子(店員さん確認)のクマのぬいぐるみを買ってもらい。クマ…

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