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3/7(合計:67件)
つげ雨夜
クレタコ
ネタバレ
帯『オレ様にベタ惚れな猛獣』 表題作他短編集。 全体的にエロ要素が薄くて殆どの話がキス止まりなので(1作だけやってるけど)、エロ薄めでサクッと読める話が読みたいって時にはいいかも。 表題作は190センチに近い高い身長、無精髭に、一見何を考えているのか分からない無口な謎めいた男・鬼塚。 彼の眼鏡を拾った事から樹咲と、同級生の鬼塚との付き合いが始まります。 一緒に過ごしてみると鬼塚は…
自分、近親モノスキーでその中でも一番兄弟モノに萌えますです、はい。 この作品は丸々一冊使って丁寧に4歳差の実兄弟の関係を描いてて、兄弟モノスキーは勿論、じっくりとした関係を読みたい人にも楽しめるんじゃないかな。 海沿いで山もある田舎町で6年ぶりに4歳年上の兄・鉄郎〔攻〕が実家に戻って来ます。 縁側のある家、首輪を抜け出しては遊びにやってくる近所の犬、海の潮の香り、雨や雷や、蛭や、兄の吸う…
表題作が一番良かった、オンボロアパートに住む伊吹〔受〕の元に突然に大正時代からタイムスリップして来た萩沼〔攻〕が現れる。 管理人のおじいさんはこのアパートではよくある事だと割りと軽く言ってくれたりと、ややコミカルめいた、けれどタイムスリップモノに付きものの切なさな時間を越えた恋愛。 それは時が来れば別れてしまうものなのだけれど、読後感は良いです。 コミカルさと切なさの匙加減のバランスがちょう…
七緒
つげ雨夜さんの作品を読むのは、これが2冊目になります。 特に絵柄が好みというわけではないけれど、なにか独特の雰囲気があって好きです。落ち着いているというかなんというか、ゆったりした時間の流れがいいですよね。 兄弟もので、1冊を通して描かれているので読みごたえはバッチリです。過去の回想を交えながら話が展開されていて、話の軸がしっかりと設定されているなと感じました。思いのほかサラッとしていまし…
むつこ
表題作切ない~~。 タイムスリップものです。 大正時代から現代にやってきた男に惹かれてしまう主人公。 たった10日間の濃密な時間を過ごし、思い出だけ残して元の時代へと帰ってしまう。 プロットそのものはタイムスリップものとしてはすごくストレートで特別に捻ってるわけじゃないんです。でも上手いです。むしろそれがイイ。切ない。 ハッピーエンドじゃないんだけど、バッドエンドではないです。非常に爽やかな結末で…
じっくり一冊かけて、ガチ兄弟の恋愛を描いてます。 背徳感はやや足りないかなと思いましたが、「二人きりの閉じた関係」で終わるのが非常に私好みでした。兄弟モノは、周りに隠す気がないような行動したり、理解者が登場したりすると萎えるんですよね私。あくまでも二人きりの閉じた世界のなかで恋愛して欲しいんです。そういう意味で二重丸でした。 過去と現在を行き来するストーリー構成も好きでした。切り替えとかコマの使…
fiona0109
3話完結+同シリーズのおまけと短編が4編収録されているのですが、表題作が短編と比べ抜きん出て良作ですね。 短編4作は表題作より1~3年位昔の作品でページ数も少ないので仕方ないかもしれませんが。 他の方も書かれてますが、表題作はとても切ないです。 でも余韻は悪くありませんでした。 ずっと一緒にいられなかったのは切ないけれど、わずか10日に通ったお互いの想いは、二人にとっては生涯の大切な思…
表題作以外の短編が「中立」の評価なので、本全体の評価としては「萌」と「中立」の間くらいです。 他の方も書かれてますが、短編がいまひとつ魅力を感じなかったんですよね。2編とも受けがショタっぽいというのもあるかもしれませんが。 「夏の夜と君のせい」は幼馴染で高校生、「花開く君の明日」は家庭教師と高校生。でもどちらも受けは中学生にも見える・・・。 表題作は好きでした。 独占欲が強くてワンコの…
可愛いお話が詰まっています。 表題作も、短編も可愛いですね。 あとがきによると、つげさんの初めての単行本だそうです。 「ヴァンパイアの彼氏」の絵柄には初々しさを感じました(こちらは、いたしている時に、興奮すると恋人の血を吸ってしまう可愛いヴァンパイアのお話です)。 表題作は、シロがドジで出来ない子で、コクヨウさんは無理に引き取らされた上に仕事が出来ない!と不満とイラツキを覚えるので…
ちょっと問題があってワルの子が懐いてくれるととても可愛く見えるの、とても分かります。何も問題のない優等生よりも印象が深く残るし、特別扱いしちゃいそうになる。 逆の立場で、何があっても自分を見捨てない相手を好きになるのも分かる。 宮本は山田先生より7つも年下だけど、年下とは感じさせない落ち着きと、恋愛に関しては宮本の方が先に先生を好きだったこともあるだろうけど、先生より上手。 先生をじっと…