奈良千春さんのレビュー一覧

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

攻めの魅力が増していく

事件ものシリーズのパターンに則り、二冊目は濃い目の事件で一冊まるごと使っている。コメディ要素も強くなり、軽く読めるラノベ感。テンポが良くて面白く、いくつかの決めシーンは画面的に映えそうだと思った。

今作はタイトルにもあるように、人を信じる信じないの精神論を絡めて進む。理想に縋る芽吹は、主人公としてある意味完璧なんだろうと思った。人としてってことでなく、傷のある人間が共感を呼ぶ論理を組み立てて…

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交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

インテリヤクザ攻めを堪能

人気作ということで、何の前情報も無しに読んでみた。まず仕事が本当に交渉人で、なるほどこういう職業の話か、と。導入から笑いどころが多く投入され、意外にコミカルなので気楽に読めた。

さらっと実演でお仕事紹介があり、すぐに強引な兵頭の登場。話に引き込む力が強く早い。序盤から一気にぐいぐい読まされる感覚で、あっという間に終わってしまった。
読みやすい文章とテンポよく進む展開、分かりやすく魅力的なキ…

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「騎士の誓い」出版社特典ペーパー グッズ

苦しみのランスロット

「騎士の誓い」出版社特典ペーパーとなります。

タイトル「愛しき人」
↓↓↓↓







本編ラストで、ラフラン湖畔にてついに樹里を抱いてしまった後のお話…

一言、キツいです。
樹里は失神しています。
全裸で気を失っている樹里の身体を拭き清めながら、高揚と後悔を噛み締めるランスロット。
勿論、アーサー王の王妃である樹里に対する恋慕は許されない、まして肉欲など!…

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騎士の誓い 小説

夜光花  奈良千春 

アナザーストーリー開幕。「騎士の誓い」

「少年神シリーズ」のアナザーストーリー開幕!

…という事で、少年神は全巻読了してから読んでおります。
内容的には5作目の「少年は神の子を宿す」でのランスロットの乱心からの分岐ストーリー。
つまりアーサーは亡くなり。
ランスロットが主役?となっていく世界観。
少年神の方でもランスロットは大変魅力的な登場人物で、この「騎士」シリーズを読むのはとても楽しみだったのですが。
が!
ここで…

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騎士の祈り 小説

夜光花  奈良千春 

よくまとめられた良作だと思います

遅ればせながら少年神シリーズを通して拝読、本編も面白かったのですが特にこのスピンオフである騎士シリーズが本編の上を行くんじゃないかと思うほど良かったのでレビューしました。

本編にも少し出てくるアーサーのいない世界が舞台のお話。
その完結巻の今作ですが、よく3巻でこれだけ凝縮された内容にできるなぁと感心しました。
読む前はなんとなく、アーサーのいないランスロットのお話なら暗い話なのかなと勝…

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蛇淫の血 小説

沙野風結子  奈良千春 

暴かれる妖艶!

沙野先生のねちっこいエロが大好きで、毎回のエロテーマを楽しんでいる読者です。
本作品は、実際には縛りはありません。ありませんが、幼少から受けちゃんは、やくざ組長の父親から受け継いだ激しさと、その父を魅了しつつきっぱり絶縁した母から受け継いだ違う激しさを、自主的に念入りに抑制して堅気の生活を守ってきました。誰も近寄らせず、平凡な若者として日常に溶けこんで、唯一、日本画を描くときだけ、自分の内面の求…

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龍の蒼、Dr.の紅 小説

樹生かなめ  奈良千春 

面白かったです!

前巻で最終巻ということでしたが、読者の強い要望があったのか、再びこのシリーズが読めて嬉しかったです!

番外編的なオマケかな?と思ったら、ほとんど前巻からの続きでした!
最初から最後まで面白かったです!!
この巻で最終回を迎えてたら納得してたと思います。(前巻はちょっと打ち切り感漂ってたので…)

長江組とのいざこざは完全には解決してはいないのですが、新たな火種を経て、一応スッキリとし…

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「少年は神の国に棲まう」協力書店共通書き下ろしペーパー「ラブライフ」 グッズ

かくれんぼ、は家具破壊?

「少年は神の国に棲まう」番外編SS。
タイトル「ラブライフ」
↓↓↓↓







時間軸は本編での婚礼の3ヶ月後。
アーサーと樹里の間に授かった赤ちゃんは、妖精王に育てられていきなり3歳児くらいになっています。
そして、普通の子供/人間の能力をはるかに超えています。
だから樹里の手に余る、というか…
こうなると誰にとっても育てるのが大変!
正に、いや超絶的に「魔の…

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少年は神の国に棲まう 小説

夜光花  奈良千春 

少年神シリーズ7作目、完結巻。「神の国に棲まう」

もう表紙が…帯が…
そりゃ一応みんな期待してるしハピエンはわかってますけど、ねぇ〜…。
(あからさますぎー)

…というわけでついに完結巻ですが。
かなり最後の最後までヤバイ死闘が繰り広げられるんです。
ハラハラドキドキは確かにすごい読み応えではあったけれど。
私個人の印象は、

「クドい!」。

獣の毒肉だの「忘れじの城」だのと、はっきり言って引き伸ばしてる。
これらのエ…

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LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~ 小説

榎田尤利  奈良千春 

小話好き

榎田先生のツイートで知ったご本。レシピがメインですが、榎田先生のショート2編、奈良先生の短編1編入っていました。やっぱり泣かせる榎田先生、めっちゃ好きなので萌2にしました。交渉人シリーズ、Pet Loversシリーズ好きな方にはおススメしたいです。レシピ本なんで高いんだけど。

内容は。

1.Pet Loversシリーズで出てきた各種お料理のメニューが9品
2.榎田先生のSS 13P

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