奈良千春さんのレビュー一覧

3シェイク 小説

秀香穂里  奈良千春 

予想を裏切る

三角関係というのは、大抵が最終的に誰かが引くか、無理矢理奪うかで一人が泣きを見るという結末なものですが、ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。

監督と新人俳優のエロエロな波に飲み込まれちゃったのは岡崎くんですが、飲み込まれた後に二人を翻弄しているのは岡崎くんだと思います。

で、結局「選べない」と。
「3人で楽しくやってください」的な?
こっちはエロけりゃそれでいいです。すみません…

2

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

ガッツリです

萌え要素がギッシリ!美形・医者・眼鏡・年下・トラウマ・ニップルクリップ・言葉攻め・・・・・なので、評価も「萌え」程度では足りないかと思い「神」にしました。

ストーリーとしては、非の打ち所がないとは言いませんが、それぞれの登場人物の背景がしっかりしているので、大変読みやすいです。

親友から関係を迫られていたところに出くわした同僚に助けてもらったことから、どんどんとSM的な関係に落ちていく…

7

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

エス

ただのヤクザ×刑事ものではありません。
過去にトラウマを持つ、若くて綺麗で頭脳明晰な刑事と、そのエスになったやくざとの綱渡りをするような関係。二人を取り巻く様々な事件(第1作目は拳銃の密輸)。シリーズを追う毎に少しずつ明らかになっていく謎。などが読みどころかと思います。
シリーズで出ています。
CD化もされています。

9

暁のスナイパー 蘇る情痕 小説

愁堂れな  奈良千春 

ライトな殺し屋×探偵モノ

元警察官の大牙は兄を手伝って探偵業を営んでいる。
とはいえ、兄不在の事務所はどちらかと言えば閑古鳥が鳴いている割合が高いというさみしい状態だ。
ある日帰ってしまった依頼人の変わりにやってきたのはなんと殺し屋。
大牙以外に4人の殺しを依頼されているという男は、依頼主が自分以外にも同じ仕事を依頼していたことを知ると、大牙を殺さずに立ち去った。
警察時代、関わった事件に関係がありそうだと踏んだ大…

2

蛇淫の血 小説

沙野風結子  奈良千春 

ヤクザもの

表紙の奈良絵とあらすじの「監禁」と「催淫剤」という言葉に惹かれて読みました(笑)

凪斗は美大生で普通の生活を送っていました。
しかし自分の手元に荷物が届いたことからその生活は一変。中身は爆弾だったのです。
そしてそこに現れたのが角能。彼は岐柳組のもので凪斗のボディガード兼凪斗を4代目岐柳組の組長に育てるための教育係りとしてやってきたのです。そして爆弾を送ったのが凪斗の腹違いの兄だと告げま…

3

龍の仁義、Dr.の流儀 小説

樹生かなめ  奈良千春 

なぜずっと読んでいるのかわからないのですが……

私はシャレード時代の一巻からずっと読んでいます。
なぜかずっと読んでいます。
どこに萌えているのかは実はよくわからないんですが(笑)
たぶん受けも攻めも自分の好みの王道からは外れてると思うんですよ。
だから確か、途中で一回お休みしていた記憶があるんです。
でもまた読んでみようかな……と思い始めて、その頃に脇役達のキャラに魅力を発見した気がします。
主役カップルも嫌いなわけではありません…

2

もう二度と離さない 小説

樹生かなめ  奈良千春 

どんでん返しに萌えられるかが鍵

前半はそれほど急展開はなく、この作者さんにしては普通すぎるかも?と思う展開が怪しくなるのは中盤。

途中催眠療法の話が出て来た辺りで、察しのいい人は話の行方が読めそうな展開に。
そして終盤信じていた攻めや自分の周りの人間の真実に気づく(思い出す)受け。
人間てこんなもんだよ、と思うか。
人間てそこまで変わるのか?と感心するか。
そんな酷い人間が幸せになったら駄目でしょ?と思うか。
受…

5

愛讐の虜 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

焦点はエロで。

趣は「エロ」ですね。

ストーリーに関してはもうちょっと切なさが欲しかったのは私の個人的な好みなんですが。
バーバラさんの作品はたまにエロの中にももの凄く切ないものがあって、それが好きでたまに買うのですが、なかなか的中率は低いんですよね。
でもそのたまに当たるのが凄く泣ける作品なので年に数冊つい手を出してしまいます(笑)

エロがなければBLじゃないっ!って思う人にお勧めの一冊。

2

天使の爪痕 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

天使シリーズ二作目

作者も仰っていますが『メロドラマ』ですね。
私は『メロドラマ』が大好きなので、このお話はかなりツボで。
天使三部作の中では一番好きな作品です。

高校生の頃から一途に桐嶋を思い続けている瀬ノ尾の健気さ。
瀬ノ尾の側にいるために、あえて彼の気持ちに気がつかない振りをする桐嶋。
桐嶋と瀬ノ尾は『相手とずっと一緒にいたい』という思いは同じなのに、
どうして恋人になれないのか。これが実にもどかしくて切ない…

2

秘書の嗜み 小説

鳩村衣杏  奈良千春 

大らかな年下ワンコ攻めに萌えました

及川陽大(広報部のプレイボーイ 社長の甥)×厳原誉(社長秘書室長)

社長秘書(秘書室長)の厳原は「氷の秘書」と呼ばれ、美貌はもちろん優秀な仕事振りから憧れの眼差しを向けられています。ある夜自宅近くで火事があり現場に行ってみると、階下の部屋が火元だったことで、厳原と同じ会社の及川がマンションから焼け出されているところに遭遇します。成り行きで及川を自分のマンションで同居させることになった厳原は…

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