奈良千春さんのレビュー一覧

獅子の黒炎 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ウィルネスマート

梶谷の使命はレオン・リーを上海証券のトップになるという説得をすること。
しかしレオンに「俺の条件を呑むなら、お前の要求を呑む」と言われ・・
梶谷にはなんとしても説得させなければならない事情があり、条件を呑むことに。
ここから二人の駆け引きが始まります。

何といっても刺青を入れながら・・するという・・すごかったです!
レオンの痛さを快感に変えてしまう強烈な魅力、荒々しく男らしい姿、その…

2

蛇恋の禊 小説

沙野風結子  奈良千春 

入れ墨シリーズ3作目

前作『蛇淫の血』の続編。
今作は、美大生だった凪斗が岐柳組長四代目を引き継ぎ、様々な困難に立ち向かっていく様を描いています。


前作に比べ事件の悲惨さとH度が格段にアップしました(´`)
凪斗に待ち受ける事件は本当に『ちょっとやり過ぎなんじゃ…?』という位不幸なものが多く(実際やり過ぎです)途中から萎えてしまいました。

しかし凪斗と角野の強い絆、仲間との団結は読んでいてとても素敵でした。
途…

4

コイビト恋人変人 小説

鳥丸チイコ  奈良千春 

なぜかおもしろい

おかしなタイトル、奈良氏のイラスト、中をパラパラしたら関西弁、つい手を出してしまいました。学生とかヤンキーとかあんまり興味が無いのに・・・でも、おもしろかった。

各章が登場人物誰かしらの一人称になっていて、斬新な仕立てです。主に受けのナツ目線、攻めの京介目線で語られますが、どういうわけかモヤシメガネ目線の章もあります。

何のことは無い、ケンカに明け暮れる同じ高校のヤンキー仲間が、なんだ…

0

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

フェロモン出過ぎ!

 世は、草食男子なんてものがあふれている時代。
 ほんわかした草食系のBLも大好きなのですが、この斑目を見ていると……「そうよ! 男はこうじゃなきゃ」と思います。
 なんでしょう、このフェロモンは。
 もっとやっちゃって~となるのですが。

 攻めの斑目がフェロモン垂れ流しですが、受けの医師坂下も魅力的な男です。はきだめに鶴、ならぬ軍鶏。ただ綺麗なだけではありません。お人よしだけど、芯の…

8

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

人情ストーリ-

主人公2人の関係ありきですが
どこか人情味重視なストーリー展開に好感が持てました。
美形なのにそれを重視せず仕事命な受も同じく好感が持てます。
そして皆様がいわれてるようにフェロモン全開オヤジがするおイタがいいですよねWW
そのむき出しっぷりに惹かれました。

3

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

お、お、面白かった…………!

高校の元後輩で今はカローラに乗るやくざの兵頭と、検事から弁護士そして今はなんでもござれの交渉人の芽吹のシリーズ、待ってましたの第3弾です。でましたー♪そして朗報です。まだシリーズは続くようですよ!やったーーーーーっ!
そして後書きで書いてあるように『交渉人は振り返る』ということで、今回は芽吹の弁護士時代の過去にまつわる話、「人を信じる」を信条にしている芽吹という人間にぐぐっと迫ってました。

7

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

二人の関係は公認なので、

ヤバイ、私の頭の中で、芽吹は平川声、兵頭は子安声でしゃべる。なんていいんだ!

で、シリーズ3作目。今回は振り込め詐欺がらみのお話です。
それにしても芽吹さん、あなたどれだけ無謀なんですか。
私だって“電話を切らないで・・・”のあたりでこりゃヤバイって気がつきましたぜ。
さらに、濃いエスプレッソですよ、飲んじゃダメだって。

で、どこがヤバイって、もうどうしてもラリった芽吹さんの生声…

5

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

第三弾でステージが進んだ感じ!

「一度、コピー機に押し倒してやってみたかったんです」
相変わらずイカしたエロさですわ。兵頭。

第三巻となる「交渉人」シリーズですが、前作の「交渉人は疑わない」はなぜかどうも萌えなかったんです。
なぜだか、芽吹にあたっていたスポットが弱まったような気がしたんですね。

でも、今回はイイですね!
芽吹が自分の内面と向き合って向き合って、そのことで傷付いたり、ムキになってダメな奴を信じよ…

3

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

信じる弱さと 信じ抜く強さ

このシリーズは、コミカルにテンポよく、キャラ、プロットともに抜群、数あるシリーズ
作品の中でも、榎田尤利のエッセンスがギュッと詰まった逸品。

今回は弁護士時代の過去にまつわるお話で、ややヘヴィな内容だった。
裁判員制度を踏まえた節もあり、BLでありながら主人公の経歴を生かして社会問題に
ついてサラリと言及している辺りが巧い。
すっかりおなじみのの面々が相変わらずイキイキとコミカルに楽…

6

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

誰を信じられて誰が信じられないのか

関東屈指の指定暴力団の二次団体の若頭と
元検事で元弁護士で現ネゴシエーターのおりなす
交渉人シリーズ第三弾。

前回は依頼に絡めて攻様の過去が明かされましたが、
今回は振り込め詐欺に絡んだ依頼で
受様が過去に関わった青年が現れ、
受様が自分の過去の行動を振り返るお話となっています。

受様はあらゆる折衝事を交渉する民間の交渉人。
七十を越しても矍鑠とした経理担当と二十二才のアル…

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