奈良千春さんのレビュー一覧

蛇淫の血 小説

沙野風結子  奈良千春 

一風変わった下剋上に萌えました

神まであと一歩でした。
非常に面白かったです。
ドラマCDを先に聴いてたんですが、この作品は小説のほうが面白い。
こちらを読んで、「ドラマCDの作り方、下手だったな」と改めて思いました。

任侠世界での、一風変わった下剋上モノです。
読みどころは、受けの変化です。
普通の生活をしてた受けが、いきなりヤクザの跡継ぎ候補となり、ボディーガードとなった男(攻め)に拉致監禁されて刺青いれられて…という。

1

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉人シリーズ2作目!

本当に面白いです!このシリーズ!
あまりの面白さに何回も読み直してしまいました。
とっても軽快で読みやすいです。かつ面白い!受けの芽吹さんのおやじギャグとかね!
こんなに綺麗で可愛く面白い受けはいないんじゃないかなぁ。
エッチは前作では指まででしたが、今回は最後まで!奈良千春さんのイラストに涎だらだらです。も…萌え!

今回は兵藤の過去のお話。
人としてやってはいけないことをしてしま…

1

境界 ボーダー 小説

愁堂れな  奈良千春 

腐れ縁は愛をこえる?

最初のページに、言っちゃていいのかな?
犯人の告白が掲載されている、
僕には愛という感情をいまだかつて持ったことがない、
愛とと正反対の性質をもつ想いこそ、僕にとっての愛。

松本一起と、渡辺和美は、同期の刑事。
問題児の松本と、まじめで優秀な渡辺、高校からの腐れ縁で、
ここまで、一緒にいるけれど、渡辺のけなげな愛情だったことが、
事件をとして、分かってくる。

事件は、真琴と…

3

愛憎連鎖 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

愛が……ツイストしてる。

んー…。エロスにばかり気を取られた内容になっていたかなぁ…と思います。陵辱、3P、二輪挿し…悪くないし、むしろ大好きですが(ぁ)兄弟から亮輔に対して繰り返される無体も甚だしい仕打ちの動機付けが、解らなくもないけれど、論理的には崩壊している。

しょうじき何度も繰り返される絡みに愛をさほど感じることが無く、あくまでネタとしての陵辱と見なしていました。やっとそれを感じられるのは、最後にある二輪挿し…

3

龍を飼う男 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

一世一代の行動力が

高柳智明の一世一代の行動は余りにも無謀だった。大学のときの顔馴染みティエン・ライの暮らす高級マンション。
挨拶するだけの付き合いのティエンに、自分を買ってくれと頼んだ。
会社のため?
ティエンに、頼んでなんとかなるのか?

お試しといいながら、ティエンに命じられるまま自慰する。自慰から強引に!その後も身体を弄られてる。
高柳の行動は、軽率ではあるが自分の仕事を頑張る姿勢は凄い。カラダを…

1

愛憎連鎖 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

4分の3はヤっている、と言っても過言ではない。

す ご い !!!
とにかくこの一言に尽きると思いますwww
バーバラさんのラヴァーズ文庫の前2作(愛讐の虜/愛炎の檻)も頑張ってヤりまくってましたが、今回はもっとエロス。なんてったって3Pがありますから。
けっこうお腹いっぱいでした。

不器用で無口な兄・健一と皮肉屋で饒舌な弟・修次に好かれててんやわんやな素直受け主人公・亮輔の話ですが、亮輔は始終組み敷かれています。
でも強姦とい…

1

夜空に煌めく星の下 小説

松田美優  奈良千春 

後半が弱くてモッタイナイ

面白かったです。
オラオラでいかつい攻めの妙な気弱さはツボにくるし、高校生受けのチャランポランな面もツボにくる。
ストーリー展開も濡れ場の描写もツボでした。

前半は神展開。
受けが彼女と付き合うようになったいい加減な成り行きも好きだし、そうやって付き合いはじめた彼女を「可愛い」って思っちゃう部分も好きだし、なのに彼女の兄ちゃんに出会って強烈に惹かれてしまうって展開も好きだし。
このお兄ちゃんと最…

4

デコイ-迷鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

那岐のカッコよさに死にそう

レビュー書きたくないような書きたいような微妙な気分です。
これで、今現在刊行されてる英田サキさんの商業作品のすべてのレビューをしたことになるので、寂しいのですよw
ちまちま書いてたんですが、追いついちゃったな。

デコイシリーズの下巻です。
登場人物の壮絶な過去がまるごと明らかになって、物語は幕を閉じる。

最後はまんまとやられちゃいました。篠塚が見抜いた真相に。
読み返すと分かるんですが、これ、…

4

デコイ-囮鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

このタイトル好きだなー。『デコイ』

那岐と加賀谷のコンビがツボに入りました。
ヤクザの裏部隊である「鳩」にいる二人。
過去にあったナニカのせいで那岐は屈託を抱えていて、加賀谷はそんな那岐を見守りながら、忠犬のごとく側にいる。
一番萌えたのも、この二人のキスシーンでした。
主要登場人物四人のなかで心が健康なのは加賀谷だけです。そのせいか、やたらと加賀谷に感情を寄り添わせながら読んでました。四人のなかで出番いちばん少ないのにさw

対す…

3

赤い呪縛 小説

松田美優  奈良千春 

後半の面白さが半端ない

すごいパワーのある作品だなと思いました。強烈。
近親相姦モノです。
兄攻めで弟受け。
キャラクターの性格づけと前半の王道的な展開、後半になってからの王道を裏切る超展開に、ハートを鷲掴みにされました。
正直私は凌辱的なエロ描写の多い小説は後半になると飽きてきて流し読みになっちゃうんですが、この作品は最後の最後までゾクゾクしながら読みました。
どのセックス描写にもストーリー上の必然性があるのですよ。

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