奈良千春さんのレビュー一覧

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

17歳は成長中

この作品のレビュー、皆さんいつもにましていっぱい語ってらっしゃいますね。
ホントに確かに、いっぱい、いっぱい、語りたくなるくらい、モエだのエチだのそれ以上に,家族とは、愛とは、生とは、死とはの、奥深いテーマが、ドキドキはらはらの展開の中にてんこ盛り。
これだけの中身を、この疾走感でぐいぐい読ませてくれて、その上、登場キャラ達の基底にあるのは、愛を信じて、自ら成長しようとする前向きさ。
さらに…

4

龍の忍耐、Dr.の奮闘 小説

樹生かなめ  奈良千春 

久々に暗くない面のお話で、すごく楽しめました!

今回の表紙!いつもと違うんですよー!!
何と、いつもは清和くんと姐さんだけの2ショットが、カードで祐、サメ、ショウ、諸々、、今回のお話に関連する人物が!!
そんな表紙に合わせて、何気に今回はもちろん眞鍋組も関係することなんだけど、姐さんの勤務する病院が舞台で、姐さんが大活躍(?)するお話はちょっと、番外編ぽい要素も持っていました。

舞台が病院だけに清和のできることは、陰で見守ることだけ。…

3

薔薇色の罠 小説

義月粧子  奈良千春 

いやー、面白かった

改めて、義月さんの描かれる受けくん大好きだなァと思いました。
攻めに負けてないのがいいな。
意地とプライドの勝負でしたが、最後ぎりぎりで引き分けかな。
これ攻め視点で読んだら、もっと面白かったかもって思いましたね。

対する攻めは、あと一歩。
ドSな敬語攻めを貫いて欲しかったな。
突然タメ口になったり、受けの下の名前を呼び捨てにしたりするのは、狙いとしては分かるんだけど、この場合はむしろマイナスだ…

3

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

オヤジ最高っ!

すっごい面白かったですww
日雇い労働者が集まる街で診療所を営む坂下先生。
特別診療(あるとき払い)で診てあげたり、根気強く深夜のホームレス訪問を繰り返したりして、少しずつ人々の心に触れながら、坂下はこの街で少しずつ信頼を得ていきます。

今や診療所の待合室はその日の仕事にありつけなかったオッサンたちのたまり場で、チンチロリンと下ネタで溢れているんですが、その様子がなんだかとっても読んでい…

6

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

面白かったー

面白かったー。
義月粧子さん、やっぱり大好き。
受けの心情が分かりすぎるほど分かって、切なくなりました。
カッコいい攻めに憧れて、セックスを教えられて、どんどん好きになって。
我を失うほど気持ちよくてたまらないセックスなのに、終わるとミジメな気持ちになってしまう。
でも彼と過ごす時間を失いたくない。
これぞ本当の健気受け!

攻めの本当の気持ちがストーリーの最後のほうまで分からないようにしてるのも…

1

形代の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

臆病すぎる大人というのもまた新鮮なのです

同じ作家さんだから、こういう組み合わせが好きなのかな?
と思ったら『玩具の恋』のスピンオフ、あちらの主人公の少年・圭吾のネットで知り合いゲイバーへ連れて来てくれたガクのお話だったんですね!
なるほど~ガクにアドバイスしていたくらいだから、似たシチュエーションなはず!と納得いたしました。

こちらも受けは、多少歪んでいるが不器用な猛進型の少年。
ただ攻めとなる男は、実に臆病で、ヘタレをクー…

2

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

二人の絆

立場の違いから袂を分かち対立することになった芽吹と兵頭。
しかし芽吹には心強い仲間達がいる。
知恵を絞って強大な敵、環に立ち向かうチーム芽吹。
だが環は芽吹たちの予想以上にずるがしこく、悪辣だった……

胃痛とイライラとストレスから逃げ出したくて(笑)即座に手に取った後編。
だけど芽吹の試練はまだまだ続きます。
二転三転するストーリーはさすがの一言。やっぱり榎田さん。さすが上手いなあ…

2

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

上下巻同時購入をオススメします

下町で小さな事務所を構える交渉人の芽吹彰。
泣く子も黙るヤクザの兵頭とのおつきあいも順調だ。
そんな芽吹の前に現われたのは、兵頭の元彼だという一人の男。
彼の手によって芽吹の隠された過去が明らかになる。
かつて自分を救ってくれた親友を救えなかった罪悪感と傷。
しかも状況は芽吹と兵頭を引き離し……

相変わらずテンポの良い会話やヤクザコスプレの芽吹にほのぼのしていた前半とは打って変わっ…

1

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

タイトルがすきなんだよこの本w

ナニを隠そう、この表紙とこのタイトルがこの上なくツボです。
とくにタイトル。未読のまま積んでたんですが
タイトルだけで読んでないのに萌えてました゚(*´∀`)にゃぁ

お話は普段一般の病院にはなかなか行けない人たちを専門に見ているお医者さん、坂下さんと、無精ヒゲな斑目のお話。
なんといいますかですな、なんだかんだで坂下さんにベタベタな斑目さんがちょっと可愛かったのだ。ヒゲでいろいろちょっ…

6

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

ここは両国 おいでませネゴオフィス

交渉人というイメージは、緊迫感漂う硬派な洋画か
はたまたちょっとぼんやりな某氏だったりしたのですが、
冒頭からさわやかな青年の流麗でユーモアの効いた話術に、
あっという間にイメージは一新しました。
テンポの良い台詞運びや衣食住のある日常のさり気なさ、
ちりばめられるユーモアとエンタメ要素のバランスも然ることながら、
主人公である交渉人、芽吹の魅力でそれらがより
引き立っているなあとし…

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