奈良千春さんのレビュー一覧

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

スウィーパーじゃなくなる時

キヨと智紀のお話。
キヨの視点によって、キヨが普段どんなことを考えているのかがわかります。
それにしても、キヨは交渉人のシリーズ内では本当にスウィーパーはイメージでした。
芽吹の危険を察知して助けに来てくれたり、無口な割に相手を見ているため何も言わずに気持ちを汲みとったり、機械系が得意で体力もあって…というイメージでした。
しかし智紀が絡んでくるとそうではない。
いつもなら助けに入る側の…

1

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

薄めだけど、

本は薄めだけど、かなり楽しめました。
ストーリは王道ではあるのに、入り込んで
読めてしまうのは、義月さんの本だからでしょうか。

リストラにあったうえに、家が火事にあい、
行く場を無くした受が、偶然行ったのは、
ゲイバー(ゲイ専門ではないらしい)。

受自身、ゲイでもないし、お酒に詳しいわけでもないけど、
自分の境遇と店のオーナーやマスターの人となりから、
働くこと決定。

0

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

互いに譲れぬモノを超えて

本作は関東屈指の指定暴力団の二次団体の若頭と
元検事で元弁護士で現ネゴシエーターのシリーズ第六弾は
シリーズの最後を締めくくる完結巻となります。

受様はヤクザとなった攻様と再会して以来
時に反発したり、協力しあったり、妥協ながら
辛い過去を乗り越えて攻様と生きる事を選びますが

今回は前回の依頼でも受様を苦しめ
攻様とも因縁のある男の父からの依頼を引受けた事で
攻様との直接対…

5

龍の衝撃、Dr.の分裂 小説

樹生かなめ  奈良千春 

このシリーズの面白さが今更ながらわかってきたようなw

温泉を皮切りに前作は箱根、今回は小田原と、何だか漫遊記(爆)風味が最近の樹生さんの好みなのかと思ってしまうほどに、不夜城・東京から外へ出ることの多くなった龍&Drシリーズです♪
一見回り道をしているようでいて、やはりシリーズものらしくちゃんと前作の布石が繋がって今回の出来事もまた布石になるという雪だるまな感じで核心となる問題へ迫って行くのですね。

今回の題名「~Dr.の分裂」に何だ!?氷川…

2

龍の衝撃、Dr.の分裂 小説

樹生かなめ  奈良千春 

小田原で姐さんに子供が出来ちゃう?!

今作で龍シリーズ17巻目、スピンオフを入れると18冊目の新刊です。
前回は箱根でしたが今回は小田原が舞台、卓の叔父が再び騙されそうだと
必死の形相で走る卓を見かけた姐さんの氷川は一緒に箱根に向かう事に
しかし途中で連絡があり騙そうとした相手との面会がキャンセルになったと
連絡を受け、卓や氷川を追いかけてきたショウと共に小田原に立ち寄る事に
そこで氷川を父と呼ぶ可愛い少年に出会うんです。

0

コイビト恋人変人 小説

鳥丸チイコ  奈良千春 

意外と…

軽いものをさらっと読みたくなり、『不良』『アホ』と奈良さんの画に釣られて購入。
関西弁アホの子は可愛いです!

もっと適当な感じを予想・期待していたのですが、付き合うとか思いの外しっかりとした関係性まで持っていかれて拍子抜けでした(笑
できれば第三者視点(モヤシメガネが良いキャラw)でもっとぐだぐだと、『好き…?』くらいで終わらせて欲しかったかも。
で、その分ハルちゃんと透の話が読みたか…

2

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

なんて面白いんだ!!

集中して一気に読んでしまいました。
いやもう本当に面白い。
それしか言いようがないくらい。
展開にハラハラドキドキして、敵にイライラして、主人公にエールを送って、最後には涙ぐむ…本の醍醐味を味わわせていただきました。

芽吹は本当にかっこいい。
頭がよくて優しくて人のために進んで損することができる。
暗い過去からにも負けません。

同じく暗い過去を背負っている環は芽吹とはまるで逆…

2

最果ての空 小説

英田サキ  奈良千春 

孤独を選んだひと。

エスシリーズ読了後、どうにも手を出すのを躊躇っていたんですが……もっと早く読んでおけば良かった。
篠塚の孤独ゆえの強さ、強さゆえの哀しさに胸を打たれます。ひとりは寂しいのだと、そう認めた上で孤独を貫くその潔い哀しさ。
彼には幸せになって欲しいと願わずにはいられませんが、彼自身がそんなことは望んでいないのでしょう。
たった一人で生きていくさびしさに、何時か耐え切れず壊れてしまう日がきたとしても…

3

千分の一の確率 小説

遠野春日  奈良千春 

懐かしい作品の復活版

かなり懐かしい作品の文庫化再出版の作品になりますね。
10年以上も前の作品ですが古さを感じさせないのは流石です。
表題の作品はエリートキャリアの管理官と准キャリアの科捜研の
所員との再会ラブです。
数年前に事件現場で若手の鑑識官の受け様の情けない姿を見て
傲慢な言いぐさで揶揄した警視の攻め様。
数年後に事件で科捜研に出向いた先で男なのに綺麗で冷たく
役職では目上の攻め様をバカにした態…

2

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

乳首クリップ来た!

エロとメイン2人がカウンセラーという設定の為に心理描写やトラウマまでがっつり入ったお得な一冊、それも文庫でリーズナブル!

エロ的に見逃せないのはやはり乳首クリップでしょうな。
乳首クリップつけたまま公衆面前に連れ出すというのは萌えシチュですなー、そしてそのままトイレでプレイ。
SMにも似た彼らの関係に微かな依存を感じるところもいいです。
そして封印されていた智紀〔受〕の黒い箱がついに開…

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