奈良千春さんのレビュー一覧

薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

今回もアップテンポ

好き嫌いが出る作品かとも思いますが個人的には毎回楽しめて
スピーディーな展開なので飽きないで読めます。
5冊目の「薔薇シリーズ」でいよいよ大詰めな感じですよね。
次回が完結篇になる見たいなのですが楽しみなようで・・・
今回はやっぱり成長したマリオはただの当て馬さんで
ラウルの生死にはドキドキして・・・ふっと一安心でした。
やっぱり啓にとっての1番の守護者はラウルだねって言う
感じは前…

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薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

どっちをとるのか

前巻でレヴィンやラウルが帰ってきて、今回はつかの間の休息があったので嬉しくなりました。
精神的にも成長した啓は前にもましてレヴィンやラウルを愛してます。
どっちともラブラブですほんと。
ただレヴィンのほうがちょっと啓と距離を置こうとしているので彼との絡み自体は少ないです。

マリオの再登場はとても期待していました。
まさか啓が彼に対してもふらふらして、四角関係になってしまうんじゃないか…

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琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

受が好みー!

圭司〔受〕がもっそい好みでした。
地味で控えめで健気で一生懸命!

彼は会社をリストラされ、火事でアパートも焼き出され、飲みに行ったバーで思わず自分を雇って下さい!と直訴してバーテン見習いとして採用されます。
水商売の経験はなくお酒の知識も水商売の経験もない圭司ですが、とりあえず頑張ります。
そんな圭司を、オーナーの櫻崎は彼を美容院へと連れて行き髪を切らせ、持っていた服をも与えてくれるの…

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薔薇色の罠 小説

義月粧子  奈良千春 

圭司が出てくるのが嬉しかった

今回の本命カップルは別なんですが、自分としては「琥珀色の誘惑」の圭司がひじょーにお気に入りなので、彼がちょこちょこ手来るのが嬉しかったです。
しかも櫻崎との関係がどんどんラブラブになってるしー、でも控えめでちと天然なとこが可愛いよ!圭司。
ちなみに「琥珀色が薔薇色に変わるまで」は櫻崎と圭司の話でこれもわーい!でした。

話としては圭司も勤めるバーのバーテン・磯谷〔攻〕が、何度も自分のホテル…

6

コイビト恋人変人 小説

鳥丸チイコ  奈良千春 

ヤンキー率高し!

いやー、面白かったです。
話の構成もちと変わっていて、それぞれのキャラに視点がどんどんと入れ替わります。
その切り替えの良さと、関西弁のテンポの良さでサクサク読めちゃいました。
ナツ〔受〕は顔はいいけど喧嘩も強い、喧嘩っぱやくてちょっとアホ、しかしそこが可愛いのだ。
そんなナツのお相手は同じくヤンキーで喧嘩も強いよ!な京介。

恋愛には直接関わってはこなくてまさに脇なんだけど(当て馬に…

2

華麗なる紳士のウェディング 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

じっくりしっとり

 アンリが恋人だったリシャールと別れてから10年が経った。
 アンリは未だにリシャールを忘れられず、想いを引きずっているもののリシャールからの「会いたい」という連絡を拒み続けていた。
 なぜなら、絶対的な白人至上主義者であるリシャールに、自分が日系の血を引いていることを言い出せないためであった。
 しかし、そんなアンリの前に、10年の時を経てリシャールが姿を現す。
 再会を拒み続けるアンリ…

2

薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

ラストへの期待が多いに高まる

前作、ラウルの奪還を通して、啓が大きく成長したことや、驚愕の3P出現など、かなりハラハラドキドキワクワクした展開に比べ
今回も色んな事があるにもかかわらず、それのどれもが重要人物だったり、気になる事だったりするために、テンコ盛りになってしまい、あれよあれよと最後までいってしまいました。
次巻が最終巻になるために、要素を詰め込み過ぎて、
そういう意味で、前作に比べ決してトーンダウンではないです…

2

蜘蛛の褥 小説

沙野風結子  奈良千春 

何度読んでも素晴らしい

新装版シリーズの2作目です、書下ろし部分が追加されて
内容に更なる深みが出たのではないかと思います。
やっぱり何度読んでも良い作品ですね。
本編で受けである神谷の心情を表す小物として
フレグランスが出てくるのですが言葉よりも雄弁に語って
くれていますよね、木内のコロンや自身のTruth Calvin Klein
誠実と言う名のフレグランス、そして久隅のフレグランス。
細部にまで感情の…

7

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

榎田さんの良さがよく分かる作品

榎田さんの良さや上手さがよく出ている作品だと思います。
導入部分からしてまず読み手を引き付け、尚且つ芽吹〔受〕の交渉人という仕事の説明にもなってる。
芽吹は32歳という年齢なんですが、年よりもむしろちょっと性格にオヤジ臭い部分があるのもおもろい。
寒い駄洒落を言ったり、若い女の子のプリ尻に喜んだりしてる芽吹ですが、交渉の話術は巧みでその対比もいいですね。
そんな芽吹が、かつて高校の後輩で今…

3

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

ほんとに終わり?

前作で完結だと思い込んでいたもので、この作品が出たと知って嬉しいというよりも、驚いておりました。
だってあんな大きな事件があって、それを見事に幕を降ろし、芽吹と兵頭がしっかりと愛情を確認しあって、これぞハッピーエンドという終わり方だったんだもの。
でも、現実のことのように、人生続いているのです。フィクションだってわかってても嬉しいなあ。
ひょんなことから話がどんどん転がって、とんでもないこと…

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