奈良千春さんのレビュー一覧

龍を飼う男 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

大人の淡い淡い恋の成就

 高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
 訪問の相手は、大学時代の同級生・ティエン・ライ。
 香港での仕事をマフィアに邪魔をされ、失敗しそうになり、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけることにしたのだ。
 交渉するための金のない高柳が彼に売るものは自分の身体。
 自分の身体をティエンに売るから、力を貸してほしい、と頼んだのだ。

 実は、香港でも有名な…

2

龍の憂事、Dr.の奮戦 小説

樹生かなめ  奈良千春 

姐さん捨てられる??

溺愛型ヤクザストーリー、姐さん氷川と年下組長の清和くんとの今回のお話は
前回、いきなり組を追われ、昔の恋人の京子と3代目組長を襲名した加藤から
様々な迫害や、命を狙われる危険を掻い潜りながら、人質に取られたものを奪還すべく
残りのメンバーで起死回生を模索しているところで終わった前回。

今回は、清和くんと氷川姐さんが別れる事になるんです!!!
もちろん、敵を欺くためだけど、初代姐さんに…

1

龍の憂事、Dr.の奮戦 小説

樹生かなめ  奈良千春 

夫婦愛!?

やはり物語展開的に一連となると、その続きは出るのが早くて嬉しいですが、まだこの巻では収束しておりません。
収束の手がかりを得たところで終わっておりますので、期待していた方にはええ~!って感じかと思いますが、それだけに続きはきっと早く出るに違いないと信じてw

清和と結婚手前まで行きながら、氷川が現れたことで破談になったことを逆恨みする京子が、組の加藤をそそのかし、姪であり、罪悪感をもっている…

4

ヘブンノウズ 足跡 小説

英田サキ  奈良千春 

ゆるゆる進む

延期が続いた末にようやく出た2巻。
楽しみにしていて即手に入れたものの、噂で(いやレビューでw)まだまだ途中なのが分かり
気力が萎えて暫く読まずに放っておいたのでした。

で。
途中というよりは、全然先に進んでいないじゃあありませんかっ~?

旭の母親の死、ミツルの場面緘黙や父親、渋澤の過去、など
1巻で提示された謎や伏線には殆ど触れられず、新たな話が登場してそれにほぼ終始した感じ…

5

新宿退屈男~愛隣の絆 (下) 小説

愁堂れな  奈良千春 

一歩違えばヤンデレもんです

下巻は竜野君の兄様が主役のお話で、攻め様役の香港マフィアの年下王に
一見すると、一見しなくても虐げられている受け様です。
それでも、受け様は弟も可愛がっていたからなのでしょうかねぇ、どんなに手酷い事を
されても、攻め様を嫌いになれない。
しかし、今回は飽きたからと日本へ帰れと言われてしまい、それに反抗すると
部下に命じて目の前で輪姦されて、挙句あらぬところを怪我しているのに裸で道路に

1

新宿退屈男~愛隣の絆 (上) 小説

愁堂れな  奈良千春 

好き~

シリーズ続刊が上下巻で同時発売、それも早乙女のハニー、元刑事の竜野と兄が
上下巻で、主役をしているし、それにまつわる濃いキャラの面々が勢ぞろいして、
かなり豪華キャストで、思わず最終回?完結しちゃうの?なんて思える程に
エキサイティングしているお話でした。

なかなか素直に早乙女への気持ちを認める事が出来ない竜野さん、絶倫男に今日も
昼から抱き潰されているのですが、嫌だと言いながらも既…

1

新宿退屈男~愛隣の絆 (下) 小説

愁堂れな  奈良千春 

全員登場!

上巻のラストで早乙女に宛てられた「竜野真紀を引取りに来い」というメッセージ。
香港では、真紀はもう王の肉奴隷という役割を免除され、ホワイトタイガー清風の餌やりと、財務関係の仕事を与えられるだけでそれを寂しく、そして王への愛情を自覚するようになっていました。
そこへ、突然の帰国命令。
その直前に調べた財務状況で、前作の折王が殺したイタリアマフィアの三男に絡み、何かあると感づいた真紀は、王の元を…

2

新宿退屈男~愛隣の絆 (上) 小説

愁堂れな  奈良千春 

早乙女ファミリーの誕生(笑)

退屈男でもう5冊目ですか、スピンオフを入れると7冊。
本編のほうは最初の導入は「おっ!?」とおもったものの、早乙女に流されるユキちゃんが延々と続いて、もう引っ張らずにいい加減にしてよーと思いつつもシリーズで手をつけちゃった以上見届けるぞ、とここまできました。
タイトルに「ユキちゃんが喋ったー!!」ってつけようと思ったんですが(爆)
いつも早乙女に圧倒されて、それと文章がユキ視点で進むので、ユ…

4

嘘と弾丸 ~真実と生贄 完結編~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

マイナーな尿道プレイが割りとちゃんと描かれてる貴重な作品。

犯罪者×交渉人という設定を利用して、いかに面白いエロスが読めるか、というエロス重視作品。
ストーリーよりもエロス。それを承知の方にのみオススメします。

タイトルの通り、『真実と生贄』の完結編にあたる作品です。

受けの交渉人の働きによって、攻めの冤罪が晴れます。
それによって、法務省立てこもり事件は解決し、無実を勝ち取った攻めと交渉人の受けが半同棲を始め、次なる事件が起こります。

5

真実と生贄 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

交渉人の屈辱感とか羞恥心がみそ。

エロス重視作品。
なので、犯罪者×交渉人という設定を利用して、いかに面白いエロスが読めるか、というのが重要です。
ちなみに、この作品は『嘘と弾丸 ~真実と生贄 完結編~』と二冊セットなので、この作品は上巻という立ち位置になります。よって、事件はまだ解決しません。

話の流れは、冤罪で死刑判決を受けた攻めが、法務省で立てこもり事件を起こし、それを解決するために単身で乗り込んだ交渉人を陵辱し、…

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