奈良千春さんのレビュー一覧

鳳凰の天翔 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

他のシリーズも読んだほうが面白い

建築家・遠藤翔太の人生はたった一人の一言で変わってしまった。
日本で活躍の場に恵まれなかった翔太が海を渡ってようやく漕ぎ着けたビッグプロジェクト。
準備に準備を重ねた上で、ようやく採用へと至ったのにも関わらず、後から出てきたその男の「ノー」のその一言でプロジェクト自体がなくなってしまった。
遠藤はその男・劉に再び会うことを目的に経験を積む。

実は劉は世界でも高名な風水師であり、遠藤はそ…

4

龍の仁義、Dr.の流儀 小説

樹生かなめ  奈良千春 

ここまでくればもう…

このシリーズは奈良千春さんの絵が見たくて読んでいるシリーズです^^;
はっきり言って、この作家さんは私の萌えツボには入らないのですが、ハチャメチャが気持ちよく弾けている作家さんで、ただただ細かいことは何も考えずに可笑しく笑った方が楽しめると、ここにきてようやく悟りました(笑)。

今回も任侠らしい展開はなく、リキの実兄、高徳護国晴信の家出(?)騒動に巻き込まれるのですが、相変わらず姐さんの突…

3

LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~ 小説

榎田尤利  奈良千春 

LOVE and EAT=LIFE

今年最後のお届け本となったのがこちら。

【ぐりとぐら】【鬼平犯科帳】の作中に登場する料理に惹かれる食いしん坊としては見逃せない一冊( ̄ー ̄)

童話だけじゃなくBLでもレシピ本が出ないかな、と思っていたので嬉しい~!

主にペットラバーズシリーズと交渉人シリーズ、他にSHYノベルズから出ている作品に登場した料理が紹介されています。

ペットラバーズと交渉人のSSつき。
このSSに書かれているパー…

5

LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~ 小説

榎田尤利  奈良千春 

レシピとお話で二度美味しい!!

BLには珍しく、小説内に出てくる料理を再現するというこの企画。
榎田先生の数々の名作に登場する料理を、まんまるさんという料理研究家にして
榎田先生の大ファンという方が素敵に再現しています。
それにしても、文字であった料理を現実に再現するって、結構大変な作業だったのでは
ないでしょうか。 
そのことはまんまるさんがあとがきで触れていますが、どのお料理も美味しそうで、
一見の価値は大いにあ…

4

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

異色BL。前半の描写はまさに神!

前半のぐいぐい読ませる力と描写力は「神」です。
とにかくリズム感やテンポがもんのすごくイイ!

こういう文書かれたら、戦意喪失っていうか、永遠に勝てる気しないっていうか、
シッポ丸めて逃げたい!っていうか!この引きこみ方は規格外!
ちょっとーーーーーやめてーーーーwwwww 

日雇い労働者が集まる街の美しい医師・坂下と彼を慕う「懲りない面々」
という設定が超・異色ですが、懲りない…

6

キスは痛いくらいがちょうどいい 小説

千地イチ  奈良千春 

これもピュア受け?

外見は男らしくて凄く格好いいのに全く喋らないハコイチ。
バイトの面接に来た小菅は、ドアを開けた最初に目と目があって、その瞳の奥にある物に目を奪われて。
もう、そこから恋は始まっていたのね。
ハコイチが喋らなすぎて、ちっともそんな雰囲気はないけれど。

育ってきた境遇のせいで、ヤクザの世界に身を置いていたのに、逆にむしろ純粋無垢のままだった箱入りのハコイチ。
小菅は、借金に追われて、将来…

3

龍を飼う男 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

大人の淡い淡い恋の成就

 高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
 訪問の相手は、大学時代の同級生・ティエン・ライ。
 香港での仕事をマフィアに邪魔をされ、失敗しそうになり、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけることにしたのだ。
 交渉するための金のない高柳が彼に売るものは自分の身体。
 自分の身体をティエンに売るから、力を貸してほしい、と頼んだのだ。

 実は、香港でも有名な…

2

龍の憂事、Dr.の奮戦 小説

樹生かなめ  奈良千春 

姐さん捨てられる??

溺愛型ヤクザストーリー、姐さん氷川と年下組長の清和くんとの今回のお話は
前回、いきなり組を追われ、昔の恋人の京子と3代目組長を襲名した加藤から
様々な迫害や、命を狙われる危険を掻い潜りながら、人質に取られたものを奪還すべく
残りのメンバーで起死回生を模索しているところで終わった前回。

今回は、清和くんと氷川姐さんが別れる事になるんです!!!
もちろん、敵を欺くためだけど、初代姐さんに…

1

龍の憂事、Dr.の奮戦 小説

樹生かなめ  奈良千春 

夫婦愛!?

やはり物語展開的に一連となると、その続きは出るのが早くて嬉しいですが、まだこの巻では収束しておりません。
収束の手がかりを得たところで終わっておりますので、期待していた方にはええ~!って感じかと思いますが、それだけに続きはきっと早く出るに違いないと信じてw

清和と結婚手前まで行きながら、氷川が現れたことで破談になったことを逆恨みする京子が、組の加藤をそそのかし、姪であり、罪悪感をもっている…

4

ヘブンノウズ 足跡 小説

英田サキ  奈良千春 

ゆるゆる進む

延期が続いた末にようやく出た2巻。
楽しみにしていて即手に入れたものの、噂で(いやレビューでw)まだまだ途中なのが分かり
気力が萎えて暫く読まずに放っておいたのでした。

で。
途中というよりは、全然先に進んでいないじゃあありませんかっ~?

旭の母親の死、ミツルの場面緘黙や父親、渋澤の過去、など
1巻で提示された謎や伏線には殆ど触れられず、新たな話が登場してそれにほぼ終始した感じ…

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