奈良千春さんのレビュー一覧

エス 咬痕 小説

英田サキ  奈良千春 

2作目

この一冊では、椎葉の同僚である長倉とそのエスの真生が
絡んで話が進んで行きましたねー。

この長倉とそのエスの真生の言動によって
椎葉が自分を見つめなおす・・・とでも言うのでしょうか。
自分の立場と気持ちを考え、とても揺れてしまうんですね。
いつもあれだけ威勢の良かった椎葉が
揺れに揺れる様子、そこから心を決めていく変化、
そう言った部分に読み応えありました~。

前作同様、椎…

2

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

警察モノ&オレサマ

大好きな刑事モノのお話に、攻めも受けもオレサマ的人物。
これだけで、王道であろうが捻り炸裂の話であろうが
たまらなく好きな部類・・・と言うことで
ワクワクしながら読みました。

コミックでも小説でも、2人が互いを意識するきっかけなんかが
キッチリ書かれているか、もしくは読み手が想像できるような作りになっていれば、
とても楽しめると思うのですが、不明瞭だったりすると
面白くなくなって…

1

ヘブンノウズ 赦罪 小説

英田サキ  奈良千春 

憑きモノが落ちた渋澤

3巻は、渋澤の心の謎が明かされて、晴れて旭と恋人になる。
そんな前進した回でした。

詭弁が立つ、売れっ子作家。
そんな表の顔とは違って、親と上手くいかない道明を、色々あった友人でもある薫を、そして母親を亡くし引き籠りになってしまった弟を抱えて苦労していた旭を家へ住まわせる優しさも持つ半面、恋人は作らないと本当の心を頑なに閉ざす、まだ34歳なのに老成したような何ものにも執着しないような顔を…

3

ヘブンノウズ 赦罪 小説

英田サキ  奈良千春 

残る謎は・・・

シリーズ3作目。あとがきによると次回で完結。

冒頭の旭の夜這いに「2度目」くるーー!?と思ったらスカされ、また旭とのセフレ関係も解消。やはり渋澤は掴めないな~と思っていたら、中盤でようやくその過去が明らかに。旭と共に過去にケリをつけることで、ついに二人の仲が進展します!


1巻から伏線があった、渋澤の亡き弟・広也(実は血の繋がりはない)。
渋澤に溺愛されて育った広也は、渋澤へ執着す…

3

ヘブンノウズ 足跡 小説

英田サキ  奈良千春 

謎は謎のまま、関係は少し進展?

シリーズ2作目。

今回は、謎解きやサスペンス色は薄め。
母親の子供への愛情や、温泉旅行、クリスマスや年末年始の心温まる風景など、
1巻以上に穏やかでのんびりした進行。
それでも、個性的なキャラクターや、薀蓄・文学作品の引用、ミツルのサンタさんへの「お願いごと」など、心に引っかかるものはあり、場面場面を楽しく読めました。

渋澤が恋をしない理由は何なのか?
旭を含め、無理な詮索はし…

5

ヘブンノウズ 小説

英田サキ  奈良千春 

優しい視点が心地よい

Heaven knows(神のみぞ知る)というタイトル通り、
どうにもならない運命や、それでも生きていく人々の姿が描かれます。
…と言ってもそれほどシリアスでなく、コージー・ミステリ(サスペンス?)という言葉が似合う、とても穏やかに進む物語です。

城のような洋館に住む、一癖もふた癖もある人々。
売れっ子ミステリ作家だが、節操なしのゲイで理屈屋の家主・渋澤。
バイで女装の占い師。ファン…

3

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

斑目が

このオヤジ、かっこよすぎ。

肉体労働で鍛えた男らしい体躯で、オヤジギャグでラテン系の明るいエロフェロモンまき散らし、
オマケに前職は優秀な脳外科医で、いざとなったら、その手腕は神業。
ただのエロオヤジと見せて、実は受け一筋で、チョー愛して大事にしている。
そこへ、今回は更に、医師をやめるきっかけとなった過去に苦悩する姿なんて物も見せて、
もう、これ、
惚れるなっていうほうが無理だよ…

3

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

ああ、僕たちって無力

キヨがものすごく好みのタイプだから、大変嬉しい番外編。
未成年と経験のなさからの二人ともまだこども感がたいへん良かったです。
やはりフィクションだから、こどもがなんだかやたらパワーのある話は多いですが、これは出来ないことは出来ない。でも、あきらめない。こどもらしいふたりと、大人げない大人の二人のコンビネーションがやたら爽やかだった。

それでもさずか、エロシーンは全部がものすごくエロかった…

1

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

愛が続いてほしい

坂下&斑目シリーズ5巻。

斑目の過去が分かり、坂下との絆もさらに強固なものになりますが
二人の未来に関しては不穏な空気も漂う「引き」で、次巻でどうエンドマークが打たれるのか非常に気になります。

斑目のセクハラは今回も絶好調。「俺のスカイツリー」が光ってましたw
ストーリーが斑目の過去や現実の社会問題にも関わる重いものだけに、
深刻さを表に出さない斑目の明るさと懐の深さが救いでした…

6

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

うーーーん

パンチが足りないな~。
エスってスパイってことなんだけど、もっと緊張するシーンが
多くないとイマイチぼやぼやしちゃう!

身体をつなぐ理由とかが、若干浅く感じちゃった。
椎葉が若干ナヨナヨってイメージだった。
最初はもっと凛としててネコみたいなイメージだったんだけど……

宗近もそんなにカッコつけなくてもねぇ……
椎葉を求める理由もよくわかんなかった。
ヤクザの世界にリアリティ…

3
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