奈良千春さんのレビュー一覧

オジさんパラダイス~愛される理由~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

イケオジパラダイス

作者さんのラヴァース作品『枯れ木~』シリーズに似ている。
30代のおじさんがイケメンにモテまくる設定。
ただ枯れ木は一人の人とのカプリングで乱交はなかったので、この作品はそれのリベンジをしたということろか。
おじさんと言っても38歳。
彼を口説く男性達も主人公より少し年上くらいの設定で、40前後という集まり。
「オジサン」を強調したいがためか、昔懐かしい名前や事象を出させるが
この話が…

2

山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

そっかヒゲが…

やはり出版社によってヒゲまでもがアウトになるのか…

凄い好きvvこの翔さん!!
職人気質で常識のある大人と突っ走るガキ(敦士)って感かな。

親元から植木職人の見習いとして翔さんのところに預けられて5年。
翔さんのことが好きだけど、今の距離を壊したくなくて他の男と関係を持つのですが
相手が酔ってることもあり、とうとう襲い掛かったんですよね。
だけど朝起きて謝ってくる翔さん…
や…

5

山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

硬派な職人×おバカでチャライ襲い受け

表紙とキャラクター設定に惹かれて購入しました。

このお話の主人公たちはどうやら関西弁キャラらしい。
ベタな言い回しも使ってあるし、確かに関西弁なんだろうと思うけど・・・
・・・そないな関西弁あらへんわ~!!
突っ込んじゃいけないと思ったけど数ページで臨界点突破しました。

とにかく関西弁の不自然さに違う意味で床ローリングサンダーです。
全部が全部おかしかったわけじゃないんですが、…

6

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

愛の言霊

恭介の欲がなかったら舜は目覚めなかった。

セックスをしないと食事はしてはいけない。
恭介がいれてくれたココアが一番好き。
愛してるってなに?
女は嫌い、みんなうるさいし怖いから。
冒頭から恭介の悲痛な叫びが読み取れます。
朝から何も食べておらずお腹を空かせ恭介の帰りを待つ舜。ようやく、食事、、、の前にセックス。
セックス中に他意はないが、ご飯を口にする舜に恭介は悲しくなる。舜が求…

3

隷属の闇 小説

愁堂れな  奈良千春 

BLと言うより耽美、愛ではなく憎。

新宿退屈男シリーズは二巻・三巻のみ拝読したのですが、
主役カップルよりも真紀&王カップルを気に入ったので購入しました。
先に「中立」レビューを投稿された方の感想を見て、あまり期待し過ぎないようにしようとは思っていたのですが、予想以上に面白かったです。

いつも長々とレビューを投稿してしまうのですが、今回はあらすじを他のレビュアーさんが書いて下さっているので割愛します。

私がこの本をお…

6

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

社会派か純文学か

バックボーンが暗いので、ドロドロとエグくなったらキツイ内容だけど
見事に昇華させてくれた感じでとてもよかった。
程よい中間地点って感じかな。
徹底的に幼児期の事件を掘っていけば社会派。BLにくくられず
読まれる幅も広がるかも。
けど、このくらいがちょうどいいとも思う。子供の不幸は現実だけで十分だし。

後半、准教授の己が執着心との葛藤もなかなか( *´艸`)萌え萌え

基本依存症…

3

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

愛情をかけた分だけ伝わるものがある

准教授という言葉と奈良先生の絵に反応して買ってしまいました。
う~ん、用語の扱いや設定にOuh la la ~。いつもそんなことを考えながら読んでいるわけではないのですが、脳みそが自動的に判別するので仕方ないです。
この作品に限らず専門部分を正しく描いた作品自体あまりないですし、一般的な読者にとってはそれは必要なものでもないだろうからこんなもんかなと思って読んでいます。

准教授という立場…

6

愛されたがる男 小説

樹生かなめ  奈良千春 

不条理な男続編

邦衛ってそーいえばこんな男だったか、、、。
前作に引き続きたくあんとゾウにはまってたけど次は酒瓶とチーカマ(笑)
どうしようもないめんどくさい男ですよ。
前作でフラれて豹変しちゃった果穂ちゃん。雅紀に執着し明人にまで雅紀を監視しろといってくる始末。
元凶の邦衛は嫌なら別れろと雅紀の心をメタメタにします(笑)
邦衛のせいでホモになっちゃった立良が今回メインで立良の彼氏である麗しき麗人はなん…

0

君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

咲き誇る花と、輝く星と。

カラフルで心躍るような楽しげで優しい表紙絵。
色とりどりの花と星。武の作品はきっとこんな色彩溢れる優しい絵なのでしょう。
『色の無い世界』で生きてきた慎吾が初めて極彩色を見た時の衝撃は、
きっと想像を絶するものだったに違いありません。
――身も心も、すべをて奪われてしまったと思った
――瞬きや呼吸の仕方も忘れてしまった
『運命』と思ってしまうのは、確かに当然だと思います。

武は、…

5

山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

奈良さんのイラストとベストマッチ

奈良さんのイラストで作品のイメージがすんなり入ってくる感じで良かったです。
主人公二人が植木職人と言うシブイ職種も攻めになる山倉のイメージに合っているし
やんちゃな敦士が一応弟子になるのですが今どき風な若者なのに、
実は一途に山倉が好きで健気だけど、その気持ちの置き所がないから、
フラフラ遊んでしまうのも逆に切ない感じだけど、おバカなんです。

山倉は妻を事故で亡くした頃に仕事仲間でも…

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