奈良千春さんのレビュー一覧

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

こんな言葉じゃ伝えきれない。

偶然サイトで新刊が出ていることを知り、あらすじを読んでみたらなんだか気になる感じだったので早速購入。
………面白かったー。
設定が設定なので読む人を選ぶ作品ではあると思うのですよ。
摂食障害とか性的虐待とか。
間違った常識を植えられて育った舜が少しずつ変わっていく様子を描いた作品。
閉ざされた環境の中で育ったせいもあって常識を知らず。
これまで、植えられた常識の中で生きてきた部分があっ…

6

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

受けちゃんを抱かない攻めが、来ましたよ

四ノ宮先生は、これが2冊めです。
1冊めは『玩具の恋』で、健気に攻めへと頑張る受けの話だったけれど、本作の方が格段に印象深いですね。
BLを楽しむ為の文章は読み易く、舜の変化や篠崎の葛藤を読み取ることができました。

ただですね、セックス=食事、の舜に、
「私のこと愛してないなら、もうしないー」って篠崎の決断は、舜にとっては青天の霹靂ですよ。
点滴の24H栄養なんてたかが知れてる。

6

山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

好きな人がいるから頑張れる

デビュー作が建築業、そして2作目のこの本は造園業の植木職人。
ガテン系が続きますが、これもまた汗臭くない爽やかなガテン。
そして、この作家さんの特徴なのでしょうね~自分が感じる「男っぽい」恋愛の有り方が描かれていて非常に好みなのではあります。
ちゃら男と言われる23歳のやんちゃ男子と、38歳のやもめ職人の歳の差カプ。
題名からしてコミカルな雰囲気が漂いますが、この主人公23歳のキャラクター…

7

不条理な男 小説

樹生かなめ  奈良千春 

つっ疲れた(笑)

不条理な男すさまじい〜話にならない。

あれ、、、、結局えっちしてない?(笑)
かなめさんのDr.〜シリーズの主人公が超苦手なのですが、この不条理な男はどことなくしつこいところがそっくり(笑)しかも真逆なうえその筋のない話を勝手に推し進めるあたりが嫌いじゃない。
ただ、こんなやついたらシネと思う(笑)

なんたって、お前が一番大切といいながら女の子とのセックスを隣でみてろ!とか僕以外の…

2

新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

仲間の絆、兄弟愛に萌えます。キャラクターに集中して読めば◎

BLに浸かり始めてまだ日は浅いので、取り敢えず様々なジャンルを読み漁ろうと考え、
愁堂れな先生のネームバリューと奈良千春先生のイラストでジャケ買いしました。

裏社会モノだろうとはあらすじで推測し、
サブタイトルが付いているところから続き物っぽいなとは思ったのですが、
本屋にこの一冊しかなかったこともあり、シリーズ三作目(スピンオフも含めると四作目)であるとは全く存じ上げていませんでした…

3

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

もー絵が表紙が最高!

大きいワンコ キヨと小さい子猫 トモのお話!
本当に本当に可愛い!二人とも!!
交渉人~で事務所にやってきたトモに一目ぼれをしたキヨ

なんやかんや言いながらもキヨと共にするトモ。
ある日偶然 兵頭と芽吹のエッチを目撃しちゃってキヨが暴走しちゃいます(笑)
あの無口無表情のキヨが暴走するくらいトモが好きで兵頭たちのエッチがやらしかったというわけなのですがそんな豹変にトモがびびっちゃって…

2

薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

太陽と月

はぁ〜ページを開いた瞬間『しまった〜』
だって一頁に二列_| ̄|○

こんなに読めないよー、初読み作家さんだしーと萎え萎えで読むの先延ばしにしてました。丸々一ヶ月!!

_| ̄|○すいませんすいません本当にすいません。
レビューでみなさんが興奮するのわかります。

(=゚ω゚)ノこれめっちゃ映画やーん。
最初と最後では全然違った印象になる話しです。
爽やかでイケメンな啓と過保護…

8

夜空に煌めく星の下 小説

松田美優  奈良千春 

表紙裏に惹かれて買いました。

初めてできた彼女・・・本気じゃないしノリで付き合ってみたけど大切にするつもりだった・・・・。彼女の家にいくまでは・・・・。

女子高生をはさんで彼女の後ろで左右の男が手をつなぐ・・・なんて刹那的な絵なんだ!!!!と即効買いました。

絵師さまも有名な方だったので!!
がしかし~。正直 攻めがうけつけない・・・・。
ガチムチなんだろうけどなんだろ・・・最初は男らしくめんどくさいことはすぱ…

3

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

心の問題の描かれ方が秀逸

母親から受けたネグレクトや暴力、その交際相手から受けた性的虐待と刷り込みのため、「セックスしないとご飯が食べられない」と思い込んでいる舜。
後見人の大学准教授・恭平とセックスすることで、食事を摂り、天才的な詩の才能を開花させてきたが、大学生となったある日、恭平に「もうお前を抱かない」と告げられる。
セックス=生きるために必要な行為を失った舜が、摂食障害や詩が書けないスランプに苦しみながら、人を…

9

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

無垢な魂に淫らな身体

花丸black、エロ多めの作品ばかりと侮るなかれ、今回の四ノ宮作品かなり素敵。
主人公で受けになる舜にはかなりシリアスで目を覆いたくなるような過去があり、
その為に精神的にも情緒面の発達も全てが遅れていて、精神と身体がアンバランス。

幼い時から様々な虐待を受けてきて、最後の虐待で一般の常識からかけ離れたことを
教え込まれ、ある種の洗脳に近い刷り込みで、セックスしないとご飯が食べられない…

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