奈良千春さんのレビュー一覧

VIPルーム~魅惑の五角関係~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

嵩張る5Pモノ

一人の受けに四人の攻め、という5Pモノ。
バツイチ元リーマンの冴えない三十路男が
とあるVIPルームでバーテンとして働き始める。
そこのオーナーと常連客三人に気に入られ
ところ構わず犯されるというエロエロなお話です。


まず思ったのは、人数が多ければいいというものでもないなぁということ。

攻めが四人もいるため、どうしてもキャラ被り問題が浮上してきます。
ダンディで物静かなオ…

10

或いは、傷痕。 小説

笹原にしき  奈良千春 

厳し目でごめんなさい!

イラストが奈良千春さんで、表紙の装丁トーンからしてかなり期待してしまったのは確かです。
しかして蓋を開けてみると、最初から結論を述べますと可もなく不可もなくといったところか?
設定展開ともに、突飛さや奇抜さはなく、とても王道の流れをとっていたと思います。

シビアで汚い事もするが情があるヤクザもの。
日本家屋に着物生活。
所有物の証としての太ももへの刺青
下着を着けない薄い着物の着用…

10

真夜中のスナイパー 汚れた象徴 小説

愁堂れな  奈良千春 

役者が揃って

第1作では顔の見えない写真のみ登場だった大牙の兄・凌駕と、香港マフィアの林が参戦して、これで役者が揃った感じ。

この作品って、とにかく、華門を「殺し屋」って言うトンデモ設定にしたのが大正解で、
「凄腕の殺し屋」って言うだけで、どんな距離でも、どんな鍵でも密室でも、すべてスルー。
携帯で一言、会いたいって呼べば,たちどころにドロドロのエロエロで、抱き潰されて失神している間に冷蔵庫は片付くし…

0

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お母さんと少年の会話?

恭也が庭で拾ったという黒猫。
「可愛いですね」
「飼おう」
なんて泰平な会話をする、偲と恭也。

しかし、恭也の部下・浮田は
「駄目です。屋敷の外に放してあげてください」
と取りつく島なく…。


アットホームヤクザ物にお母さんはつきもの。
それが受けの偲でなく、
恭平の部下の浮田というのが一興。
「誰が面倒見るんですか」
とか、
前も子犬を拾ってきて面倒見きれなかっ…

2

暁のスナイパー 蘇る情痕 小説

愁堂れな  奈良千春 

新番組の第1回目

ただ今番組改編期、新番組開始ラッシュの真っ最中。
さて、おなじみ作者さんの新シリーズ初回スペシャル、
今度はどんな役者さんが登場?

って感じで、愁堂先生お得意の「2時間サスペンス」
ハラハラドキドキ、おまけにエロもラブもたっぷり。
スーパースペックな殺し屋と、元刑事で今はさえない探偵さんの運命の出会い。
まわりを飾るのは、報われないこれもハイスペック刑事さんの当て馬、スーパーマッチ…

2

或いは、傷痕。 小説

笹原にしき  奈良千春 

シリアス、或いはほのぼの。

IT企業の社長秘書・偲(受け・23歳)。
ある日出社すると、社長室には
ヤクザの恭也(攻め)という男が。
逃げた社長の借金の保証人として
恭也は偲を拉致し…。

恭也の愛人にされ、太股に刺青を入れられ
借金を身体で返せと組み敷かれる偲。
こんな冒頭から
シリアスな話なのかと思いきや
思いの外アットホームな展開に。


オラオラ系に見えて、意外と優しい恭也。
刺青の痛みに…

9

龍の苦杯、Dr.の無頼 小説

樹生かなめ  奈良千春 

想定外てんこ盛り

作中で「想定外の出来事が起きるのは人の世の常なのか、、、」という文が何度も登場するように
今回はその「想定外」に巻き込まれた姐さんの奮戦記がメインになっておりました!
そもそもどうしてそんな事になってしまったのか?

始まりはね、いい雰囲気だったんですよ。
シリーズももう26冊ですし、何年にも渡って続いているけど作中の時間はそんなに経ってない(驚)
ついついサザエさんのような永遠に歳と…

7

新宿退屈男 秘匿の恋情 小説

愁堂れな  奈良千春 

男の友情とツンデレさん

もうこのシリーズ、スピンも入れて9冊目になるんですね!
友紀のお兄さんの件が落着して、早乙女の家の問題が発生して、一応メインの人物のあらましなんかは明らかになったんですが、シリーズとしての終着点は一体どこにあるのかな?と常々思っていたわけで。
仲間がいっぱいいるわけだから、その分だけストーリーはできるわけで
その仲間が織りなすという部分で他社の「スナイパーシリーズ」とたまに混同したりしちゃう…

6

愛されたがる男 小説

樹生かなめ  奈良千春 

確かに不条理

邦衛の気持ちがよくわからない。。。
《不条理な男》は読んでいませんけど、こんな自己中心的な攻めタイプは苦手です。。。
奈良千春さんのイラストに騙された www

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心が満ちる……

本編から一年後、坂下が斑目のいる島を訪問する。

久しぶりの再会に、胸を高鳴らせる坂下だが
島の賑やかで濃厚な歓迎ぶりに加えて、
ここでも嵐を呼ぶ男の本領を発揮して、
急患やら迷子捜索やら次から次へと駆け回り、
なかなか斑目と二人でゆっくりという時間は持てない。

斑目はすっかり島になくてはならない大事な存在、
そんな彼の恩人と下にも置かぬ大歓迎される坂下。
おっちゃんばかりの…

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