奈良千春さんのレビュー一覧

山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

タイトル・表紙絵に反して、チョキチョキ度は低め

庭師ものが読みたくて購入。
庭師BLと言えば、メインはやはり身分差愛もの。
庭師と、庭師を必要とするような広大な邸宅の主の、禁断で甘美な恋・・・これ個人的にかなりツボなシチュなんですが、そこはかとなくハーレクインの匂いも。BL庭師ものの源流はハーレなのかもしれませんね。

ただ、本作に限って言えば、「山倉造園チョキチョキライフ」なるタイトルからして、ハーレ臭とは無縁の、ライトでコミカルなイ…

3

嘘つきな天使 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

交渉が上手いとは言い難い二人

最初のうちは、受けの遥がまだ20歳の大学生って事に引っ掛かりを感じた。

そもそも遥が、自分の一族が経営している百貨店を何とか立て直そうと躍起になる気持ちはともかくも、まだ大学生の身の上で経営に口が挟めるって設定に無理がある。
これでウエルネスグループを相手にした大人の駆け引きを仕掛けるには早すぎるんじゃないか?、
遥の年齢設定を24歳位に引き上げたほうがもっとすんなり読めただろうになぁ……

0

駆け引きはベッドの上で 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

表紙からは想像つき難いですが、中身はれっきとした仕事モノです

ウエルネス・表バージョン(と、勝手に命名)で、メインとなるヨシュア×遊佐のカップルの話。
時事系列でいくと『龍』の四冊よりあとの話になるらしい。
こちらから読んだほうが裏バージョンももう少し解りやすかったのだろうか、とその時はちょっと後悔したかな。
(でも、『龍』のほうを先に読んだ代わりに、表側ではティエンの猫被りっぷりを楽しめるって見方もあったりする。)

駆け引きとはいえ、しょっぱな…

2

龍の覇道 下 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ティエンと劉先生の主従関係を理解するのが鍵です

う~ん…

ティエンと劉先生の間柄を掴もうと自分なりに考えてみた事だから、てんで見当違いかも知れないけれど。
今まで強固な主従関係で問題なかったのが、予期せぬ高柳の出現でティエンとの恋愛に発展した為に、主を取られたという思いが度を越して暴走したのかなぁと…

しかし、「ティエンの傍に居られれば良かった」って気持ちを高柳にはっきりと告げているとはいえ、ここまで読んでおきながら、先生がティエ…

2

龍の覇道 上 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

高柳を単なる天然と油断しないのが鍵です

巻が進むにつれ高柳の言動が子供っぽくなっていく気がするんだが、自身が危ない事に巻き込まれようが、周りがキナ臭かろうが、マイペースのまま突き進んでいく様子は憎めない。
実は彼は、天然な見た目でもいざとなったら頭の良さを発揮する所もあって侮れないし、周りを唸らせる底知れない男でもあるのだ。

この巻は、やっとオープンまでこぎ着けたウエルネス香港一号店のオープニングセレモニーで発砲事件に巻き込まれ…

2

龍の後継者 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

『龍』とは何ぞや?と考えてみるのが鍵です

前巻にて両想いを確認した二人、冒頭からいちゃいちゃぶりが突き抜けております。
駆け引きの思惑なしに、己の素直な感情でアピールしてくる高柳に対して、見た目ニヒルなティエンも思わず素が出るのが面白い。

今回はウエルネスマート香港進出の準備の際に上海の事もちらつかされて、またしても自分の頭の中の疑問を理解するのに苦戦した。
ティエンの内なる『龍』の意味や、香港から上海にまたがって暗躍するマフィ…

1

龍を飼う男 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ウエルネス・裏バージョンとして読むのが鍵です

このシリーズがどういう順序で物語が進行しているのかっていう時系列が分からない状態で、最初に気になったティエン×高柳の『龍』から読み始めてみたものの…
スーパーマーケットの名前のシリーズに何故かマフィアが登場するなんて何気にトンデモ設定な香りが…(笑)。

高柳はウエルネスの香港進出にあたって何者かの妨害を何とかしようと、大学生の頃から硝煙臭い雰囲気を持っていたのを承知の上でティエンの元に身一…

1

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

温かい人間ドラマの大団円!

「愛してないと云ってくれ」シリーズの最終巻です。
初期からほっこりさせられる人間ドラマがありましたが
中盤以降は登場人物に情が湧いたせいもあり、
皆が歩み出す人生の岐路一つ一つに
胸を熱くさせられました。

いわゆる万人受けする王道BLとは完成に畑違い(笑)
のような作品ですが、味のあるオヤジはやはり絶品です。
主役格の斑目さんもただの汚いオヤジじゃありません、
酸いも甘いも知り…

2

神々の婚淫 小説

砂床あい  奈良千春 

身を持って知る古き因習とルーツ

サスペンス要素があるオカルト風味の作品で受けになる民俗学を研究している朔弥が
修士論文作成の題材に選んだ古き因習と秘祭が残る島で好奇心は猫をも殺すと言うような
雰囲気で思いがけず捨て子だった自分のルーツと古き島に脈々と受け継がれている
忌まわしき因習を知り、実体験までしてしまいながらその島で海神と祀られ、
その神を秘祭まで世話を一手に引き受けることになった攻めの玉藻とのサスペンスラブ。

6

愛憎連鎖 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

わー(^○^)

ヤバイです。
乳首責がてんこ盛りです(笑)

奈良千春先生のイラストが物凄く良い!
エロい!セクシー!フェロモン漏れてる(笑)

修次に一緒に寝ようって言う亮輔がめちゃめちゃ可愛いく感じます。
酷い事されてきたんですが、それは亮輔も望んでいたんだと思います。
兄弟なのに数時間、部屋に籠ったまま出てこない…。
気になって仕方がないですよね!
健一に声をかけたのも、ちょっと期待して…

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