奈良千春さんのレビュー一覧

デコイ-囮鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

下巻買ってから読むべし

エスの関連作ということになっているけど、実質はほぼ別のお話。囮鳥と迷鳥で上下巻の構成になっていて、本当に上巻はいいところで終わるので、両者そろえてから読みたいところです。

二組のカップルが描かれます。過去の因縁、それぞれの人生が絡み合いながら真相をあばいてゆく過程は、しっかりとストーリーが練り込まれていて、サスペンスとしても読み応えあるものでした。面白くて一気読みなので上巻読み終わったところ…

2

神々の婚淫 小説

砂床あい  奈良千春 

ちょっと肩透かし

BLの離島物の名作といえば個人的には山藍さんの『堕天使の島』なのですが、とにかくこういう隔絶された舞台設定が大好きなので選んでみました。
砂床さんの作品を読むのは2、3冊目くらいだと思うので、まだまだテイストが掴めておりません。
他の作品はどうだったか覚えてませんが、『気をやった』って…男性向け官能小説風表現に感じます(汗

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受けは民俗学専攻…

7

エス 咬痕 小説

英田サキ  奈良千春 

結局・・

前回「エス」を読み「趣味じゃない」レビューをあげ
古本であったら読みたいと書いたのですがホントに見つけたので読んでみました。ラストまで3冊全部。初巻だけでは分からないこともあると思って。

結果は同じでしたけども。。。

この咬痕ではメインカプはあまり出番はなくサブカプ?の永倉と真生の出番が多かったですが真生があんなに永倉に痛めつけられてるのに彼を好きな気持ちが分かりません。
ラストの…

4

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

極道コメディに。

シリーズ第2弾。これ、続編だよね!?っていうくらいコミカルテイストに振れてしまった第2作。これはコミカル単体として読めばそれはそれで面白いのだが、第1作のサスペンステイストが好みだった私からすると、ちょっと期待外れと言わざるを得ません。

しいらさんのように、テイスト振れすぎじゃ?という幅の広さを見せたいならそれもよいのですが、同じシリーズでやられると調子狂うなぁ。

今作は芽吹さんの一人…

1

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉人は休めないまでの総評で

ここのサイトでもそうですが、どこで検索かけてもこのシリーズの評価は神。
迷わず購入
間違いありませんでした!
私の好きな敬語攻め 受けも美人で芯もしっかり 男らしい(紳士)
途中自分の苦手とするレイプや小道具ものがちょっとだけ入っていて「あ・・・」とか思っちゃいましたが拒否反応示すほどのものじゃなかったです。
むしろ後の展開を盛り上げるよいスパイス?になってました
個人的に「交渉人は振…

6

LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~ 小説

榎田尤利  奈良千春 

本編のファンは必読!

「PET LOVERS」シリーズと交渉人シリーズの書き下ろしSSがあります。ファンは必読の内容ですよ!レシピも素敵なのですが、私は雪鍋しか作れませんでした…。でも写真がお洒落で、見ているだけでも楽しいです。

「Princess」
「PET LOVERS」シリーズのSSです。夫を亡くしている年配のご婦人ミドリさんが、「PET LOVERS」シリーズメンバーのティーパーティに招待される話です。…

2

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

双葉のはなし

積み本箱から発掘。
このシリーズ、何で全部レビューしていないのかと思っていたら、そもそも積み本箱に埋めて未読だったという、、、
とりあえずこの巻は、双葉の過去と旅立ちの話なので、シリーズ中飛ばしていても、さほど影響がないともいえる。
それにしても、双葉にどんな過去があって、そのために、誰がどんなことを双葉に仕掛けてきて、どんな結果になったのかっていう、相当重たい内容を、いくら主人公は坂下だか…

0

君こそ僕の絶対 小説

いおかいつき  奈良千春 

ちょっとつまんなくなった

相変わらず素敵なキャラのカップル。あまあまなシリーズ2作目です。
このお人好し天然ワンコの攻めくんが、いそうでいないさわやかなキャラでいいですね。
しかし、初登場で新鮮味もあり、事件解決と恋愛の進行がうまく絡み合っていた1作目に比べると、だれ気味な印象。ストーリーの起伏にとぼしく、あまあま後日談の域を出てないように思いました。
とはいえ、最後までそれなりに楽しんで読みましたが。

今回、…

1

最果ての空 小説

英田サキ  奈良千春 

お義兄さん萌えだったけど。。。

念願のお義兄さんの巻。ラブはなかった。。。
ひたすらストイックな、強い篠塚。そこが素敵、それも素敵、安易にくっついたりしないのがいい。

でも!やっぱり、どこか人との繋がりに心の平安を得られるような、そんな人間らしさがあってもよかったんじゃないだろうか。

スパイ絡みの事件を軸にしたサスペンス仕立てで、相変わらず面白い。しかし、せつない一方通行の愛に終始したラブストーリーの方は不完全燃焼…

3

最果ての空 小説

英田サキ  奈良千春 

清々しい孤高

「エス」と「デコイ」で大人の魅力を醸し出していた、篠塚のお兄さんがメインにして、シリーズの最後となります「最果ての空」です。
これを買う前に幾つかの素晴らしいレビューで情報を仕入れましたが、それらによりますと「お兄さんのエッチはありませんよ」ということでした。
エスから一気に読んできて、篠塚のお兄さんには是非とも幸せになってもらいたいものだと思っていた私は少し、がっかりしました。
(攻めでも…

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