奈良千春さんのレビュー一覧

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

表紙はエロ控えめですが・・・

39歳妻子持ちがリストラされ、やっと見つかった再就職先は男性専門会員制倶楽部で、オーナー直々に仕込まれちゃって、女に興味がないことを認めずに生きてきた受の価値観が壊されるけど、受はM属性だったので嫌だといいつつ感じてしまい、最後は攻を愛してしまう、というお話です。
攻が受にねっとりと執着しているので、話の雰囲気は暗めです。
私はエロ目当てで購入したので満足でした。
受が妻子持ち、腸内洗浄の描…

3

「明日はきみと笑うシャラララ」書き下ろしペーパー グッズ

幸せの形

A4サイズの紙に裏表印刷のペーパー。
広川視点のエピソードです。

七月二十五日。
片山の誕生日の一ヶ月前ということで、
「おめでとうございます」
と、律儀に片山を祝う広川。
「月命日か!」
とノリよくツッコむ片山ですが、あまり誕生日を祝われたくない様子。
「失くすものの方が多いねんから、誕生日なんろくなもんちゃうわ」と。
命の尊さをよく知る片山がなぜ、と不思議に思いつつも、お…

2

少年は神の生贄になる 小説

夜光花  奈良千春 

ハラハラする展開から目が離せません!

待ってました!少年は神シリーズの三冊目
前回ですっかりランスロットのファンになってしまったのですが、表紙の美麗な三人の絵が暗示するような内容で、ランスロットファンとしては、少々残念な展開に…
でも今回も大変面白くて、一気に読了してしまいました。早く続編読みたい(笑)

今編は、魔術師マーリンの過去の回想から始まり、終わりもマーリンで締めらます。
この部分で、ガルダ、マーリン、ジュリそして…

13

「少年は神の生贄になる」書き下ろし紀伊國屋書店限定SSペーパー グッズ

あの夜のランスロットの心中は…

A5サイズの紙に、4段書きで2P分書かれた両面印刷のSSペーパーです。
紀伊国屋書店限定の特典で、
タイトルは、《理性と衝動》 ランスロット編

本編中では樹里視点で書かれていたある夜の出来事を、
ランスロットの視点で振り返り、心中を吐露する内容になっています。

なので、本編を読む前にこちらを読んでしまうと、
盛大にネタバレになってしまうので、
本編を最後まで読む前にコチラを見…

12

少年は神の生贄になる 小説

夜光花  奈良千春 

展開にハラハラドキドキ!

「少年は神の花嫁になる」「少年は神に嫉妬される」に続く、
少年神シリーズの3冊目です。

1冊目も2冊目もとても楽しく読みましたが、
この巻はハラハラドキドキさせられる展開が詰まっていて、
謎も少しずつ解明され、キャラの真意と魔女の非道さも明らかになって、
エロシーンは1回のみで少なめですが、一番満足度が高かったです☆
ファンタジーとしての世界観の厚みもさらに増して、
活劇としての…

11

愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

ざっくり

最初はもっとシリアスなお話かと思ってましたが、このへんから方針転換なんでしょうか。いろいろとかなーりざっくりしてました。

今回は結構医療シーンがあって、それに突っ込みたいところがたくさんあって、お話に集中できませんでした。。。そのほかにも突っ込みたい部分はあれこれ。
でもまあBLだし、と気を取り直そうにも、エロはあっても気持ちの部分の掘り下げがあまりなくて。
エンタメか、というとそこもざ…

0

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

…火サス?

読みながら頭の中は火サスの音楽が鳴り響いてました。
2巻目くらいまではBLしていた斑目×坂下なんですが、この巻まで来るとだんだんそっちはどうでもよくなり、「坊ちゃん医師のドヤ街事件簿」みたいになってきてます。やっぱ双葉からのハガキを眺める二人にかぶせて竹内まりやが流れてエンドロールかぶる、みたいな。

ちゃんと合間にエロもあるんですが、むしろ無い方がよかったな。傾倒していく坂下がちょっと情け…

1

形代の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

ガクの虚勢が痛々しいです

スピンオフ作品だと知らずに読みました。
未だに「玩具の恋」は未読です。「形代の恋」だけでも支障無いと思います。

前半。
借金を背負わされたガクはヤクザが経営する店で男娼として客を取らされています。過去に辛い振られ方をしたガクは、セックスに愛なんて必要ないと強っています。客に薬を使われてバッドトリップしたガクを雇われ支配人の鈴木が助けたのをきっかけに、ガクは鈴木に惹かれていきます。
後半…

0

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

泣けます

ハウスキーパー24歳×元芸人の放送作家36歳。

元芸人の受けは、かつての相方をガンで喪っています。漫才の相方であり、初恋の相手であり、片思いながら最愛の相手でもあった相方を亡くし、その後は生きてるんだか死んでるんだかわからない投げやりな状態でネタを書き、放送作家をしています。
その食事状況の悪さと健康状態(通風になってます)、マンションの汚さを見かねた幼なじみにハウスキーパーを派遣されます…

9

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

仄暗い調教モノ

川崎の回想シーンで、鮎川の正体や痴漢〜入店までの経緯も早い段階でわかってしまったので、ページを捲るワクワク感がなくなってしまい残念だった。
そして、登場する女性が酷い人ばかりで悲しい…

残るはエロシーンしかないのだけれど、立派な受け様になるための調教シーンがほとんどで、腸内洗浄の仕方までも指導が入った。
調教も羞恥プレイばかりで川崎が可哀相と思いきや、当の本人は実はM気質だったので、心は…

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