奈良千春さんのレビュー一覧

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

信じるということ

交渉人シリーズ第3弾。
芽吹が過去に弁護をした朝比奈が現れます。
更生を信じて救った青年が悪の世界に入ってしまっていた。
しかもその原因が、裁判では勝ったものの社会制裁を受け、家族もバラバラとなってしまったことだった。

裁判で朝比奈を守ることに全力を尽くしたけれど、弁護した人間やその家族のその後にまで目を向けらていなかったことを痛感し悔やむ芽吹。
真面目だからこそ、全てを真正面から受…

0

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭の天敵出現?!

交渉人シリーズ第2弾。

まだ、兵頭を恋人だと認めていないものの、兵頭にほだされまくりの芽吹。
そんな芽吹の態度を楽しむ余裕の兵頭。
ほんと最高のコンビです。

芽吹はストーカー被害にあっているというホストの溝呂木からの依頼を引き受けます。
しかも溝呂木には兵頭と深い関係が・・・
評判の悪い溝呂木の依頼が嘘なのかと一抹の不安を覚えながらも、溝呂木の更生したいという思いを信じる芽吹。…

0

龍の恋、Dr.の愛 小説

樹生かなめ  奈良千春 

受けが子供の自由を容認できないお母さんみたいで

前も受けの先生のキャラが私には無理で断念したんですけど、人気シリーズだし、容姿は好みなので前回はなにかの間違いだったと思いこみ再チャレンジして読んでみました。
...無理でした。

受けが子供の自由を容認できないお母さんみたい...
攻めだって立場的にも大きな責任があって、自分のやるべきことをやっているのに、世間の常識で、それはいけません、これはいけませんて...

覚悟をしょってヤク…

3

もう二度と離さない 小説

樹生かなめ  奈良千春 

とにかくすごい作品

洋画家の渓舟と助手兼恋人の司。
渓舟は体の弱い司にいつも優しく過保護なくらい大事に接します。

幸せな二人の現在から話が始まっていったので、渓舟の美貌と才能を目当てにした人達に邪魔されながらも切り抜けていく二人の物語かと思いきや・・・。

司の過去があまりにも酷く衝撃でした。
こんな展開を描く樹生さんってすごい。

司の過去だけを思うとあまりに酷く痛い内容なのですが、
渓舟に大事…

2

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭の縄張りに入ってしまった芽吹

元検事・元弁護士という経歴をもちながら交渉人になった芽吹。
彼の元に893の若頭となった高校時代の後輩兵頭が現れます。

強気な兵頭と、負けん気が強いけど御茶目な一面もある芽吹。
想像とおり、会えば口喧嘩で笑ってしまいます。
まだ兵頭に対して抵抗感のある芽吹ですが、兵頭にほだされるもの時間の問題ですね(笑

そして、二人とも過去に何か抱えているようなので、何があったのか続きが気になり…

2

ラブ☆コレ 5thanniversary 小説

夜光花  ふゆの仁子  森本あき  高橋悠  奈良千春  わかな 

ラフ画が素敵ですヾ(*´∀`*)ノ

運良く手に入って浮かれてます♪
Viva!田舎!\(^o^)/

お目当てはふゆの仁子さんの龍シリーズ。
ティエン好きには堪らない表紙です♡
裏表紙の高柳は彼シャツ+生足+レッグホルスター。セクシーです。

内容は「獅子の爪牙」の後日談。高柳目線で、ティエン×高柳とレオン×梶谷の2カップルが登場します。エロなし・キス1回です。

ザックリ内容を。
ティエンとの待ち合わせ場所に向…

0

少年は神を裏切る 小説

夜光花  奈良千春 

早く続きを…!

待ちに待った「少年神シリーズ」4作目。今巻も面白かった!タイトルに「裏切る」の文句があるのでもしかしたら波乱が待ってるかなあとハラハラしつつ読み始めました。

出だしは前作『少年は神の生贄になる』の終盤の部分を、アーサー視点で描かれています。ああ、なるほど、あのシーンはこういうわけだったのね、と解明されていてすっきり。2冊に分けて真相を解き明かす夜光さんのテクニックに痺れつつ読みました。
そ…

11

獅子の爪牙 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

梶谷さんはツンデレ乙女だった

面白かったし萌えたんだけど…如何せん読みにくかった…orz

前半部分の構成が
プロローグ(A)→Bエピ→回想→Bエピ→Aに繋がるという感じで。
話が進んだと思っていたら、最初の方で読んだ文章が出て来て、
再度進んだと思っていたら、プロローグと同じ文章が出て来て。

問題部分ばかり繰り返され、同じ文章が出て来て心が折れかけました。
回想部分は前作の初エッチ部分を長々と。
前作読ん…

2

少年は神を裏切る 小説

夜光花  奈良千春 

展開が面白くて

「少年は神…」シリーズも第4弾。
どんどん面白くなって、どんどんワクワク、ハラハラが続きます。

物語は、前巻で樹里(受)が神の子の偽物を騙った罪により地下牢に捕らえられた事により、アーサー王子(攻)が苦悩する場面から始まります。

アーサーは反逆の罪を負わせる事になっても、ランスロットに樹里を救わせ、逃亡させる様に手配をします。
樹里とランスロットが逃亡している間も王宮内は、ジュリと…

9

最果ての空 小説

英田サキ  奈良千春 

孤独と共に

エスから派生した椎葉の兄、篠塚のお話。

篠塚はいつも凜としていて、仕事に対しても真面目で厳しく、お偉い立場も加わって周りの人間にとっては近寄りがたい雰囲気があります。
でもそんな彼が見せる優しい微笑みだったり、寂しげに遠くを見つめる姿には哀愁が漂っていて心を奪われます。

江波が篠塚に惹かれていったのも当然な気がします。
篠塚も自分に対し素直すぎるくらい真直ぐ接してくる江波を可愛く思…

1
PAGE TOP