奈良千春さんのレビュー一覧

「16年目」ルチル文庫創刊11周年記念フェア書き下ろしSSカード グッズ

弱さを見せるのも強さですよね

本品はルチル文庫11周年記念フェアの
書き下ろしSSカードの1枚で
『薔薇色じゃない』の番外編になります。

本編の1年後、
16年目を迎えた2人のある日の出来事になります。

阿久津が呼び出されて
出勤したととある休日。

ソファで雑誌を読んでいた水野が
見上げた時計は午後4時をさしていました。

阿久津の帰りが何時になっても良いように
夕飯の支度に着手する事にします…

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薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

『恋』が『愛』に変わるまで

凪良さんに奈良さんの挿絵。もうこの時点で神評価の予感しかしなかったのですが、この厚さがちょっと。重いし持ちづらいのであまりこの大きさの本で好きではないので読み始めるのにちょっと気合が必要でした。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

大学生の時に出会い、すぐに相手にベタぼれになりお互いに足りないものを補うように想いを深めていった二人。そんな二人が生活を共にするようになり、徐々に…

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山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

職人BLカッコイイ(∩´///`∩)

タイトル…絶対損してる気がする。
奈良さんの表紙に惹かれて購入したものの、
BL的な萌えがあるのか?とちょっと不安を覚えつつ。
実際読んでみたら、メッチャ萌えてキュンキュンしてドキドキして泣いて…すっごく面白かったです!!!ヾ(*´∀`*)ノ


受け目線で流れていくストーリー。
関西弁の軽快なセリフでポンポン進んでいきます。(関西弁に馴染みがないとちょっとしたニュアンスとかわかりに…

1

十七年目 「薔薇色じゃない」書き下ろしペーパー グッズ

阿久津、迷走中

水野が帰宅して玄関を開けると、スパイシーなカレーの香りに混ざる何やら危険な香り…
キッチンには、ギャルソンエプロンを着けて腕組みで立つ阿久津。
水野がフライパンの中を見ると、そこには黄色い輪切りの炒め物。
スパイシーなカレーの香りに混ざる匂いは糠でした。
阿久津は、贅沢煮をエキゾチックに作ってみたそうです。
(贅沢煮とは、たくあんを塩抜きして醤油だしで煮る料理だそうです)
阿久津は、水…

2

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

本は分厚いけれど

二人が20歳で出会い、25歳で別れ、その後から35歳までのお話です。
バーで阿久津が水野に話しかけたのがきっかけで二人は付き合い始め、その後同棲を始めます。
ある日、ほんの些細な出来事で二人は別れてしまい、阿久津は結婚してしまいます。
でも、仕事がきっかけでまた二人は出会い、友人付き合いを続けるのですが…


年数毎に、水野視点、阿久津視点の話が交互に書かれています。
本は分厚いので…

9

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

読みながら考えさせられました。

BL小説を通して相手を思いやる、というのを学ばせて頂きました。



凪良さんの作品でいつも感動してボロボロ泣いてます。今回も泣きましたが、それよりも自分を見つめ直させられる場面のが多かったので、読み終えた感想は「いい話だったなぁ」と「すごく考えたなぁ」です。


男の人同士の恋愛でそれ特有の悩みや葛藤が出てくるのですが、そこかしこに男女共通の恋愛の悩みや問題が出て来て、それに対する…

5

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

“発酵縁”と書いて運命と読む

紆余曲折を経ての15年愛なんて言うとそれまでかもしれません。
でも15年はあっという間に感じても
やはり他人に見えない事や当人同士わからない事が多々あります。
過ごしている時にはベストの選択だと思っていても
悔やみきれなかったり…。
そんな、大学二年で出逢い、
食品会社に勤めた阿久津慧一と
フードコーディネイターになった水野光流の愛。

ゲイでもタチが結婚云々って珍しい話でも無い…

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薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

我慢、いや気遣い

今回の作品は、タイトル通りビターで大人向けです。普段は甘めの王道を好んで読むのですが、凪良さんの新作とあらば読まないという選択肢はありません!

右折しますか?
左折しますか?
こちらでいいですか?
コレを見て、私は昔(10年以上前)大好きな俳優さんが出ていた某クレジットカードのCMを思い出しました。
(どうすんの俺?!続きはwebで!ってやつ)で、そこから連想ゲームみたいに、その俳優…

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スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

「交渉人」シリーズ、初恋篇

榎田尤利先生の力量にねじ伏せられた!完敗です。
というのは、ワタクシ実は「交渉人」シリーズ、それほど好きじゃな…ムニャムニャ…
なんでかな?多分、「芽吹サン」が私と合わないのかナ。兵頭サンは大好きなキャラなんですけど…
で、本作、交渉人シリーズのスピンオフです。特殊清掃業の紀宵と高校生の智紀の恋について。
キヨはトモが好きで好きでたまらない大型ワンコ。トモも犬属性で、これまでは「やられたら…

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恋でなくても 小説

真崎ひかる  奈良千春 

ツンデレのデレだけ読んだ感じ

2005年発行のリーフノベルズに書下ろしショートです。

最初、なんとなく二人は同級生だと思い込んでいたので、杉原(受け)が年下であることにちょっと違和感がありました。ただ、後日談的ショート「恋でしかない」で保科(攻め)が杉原が隠しているはずの本音をあっさり見破っていたという辺りで、経験値の違いだけでなく年上でもあるからというのも感じて、やっぱり先輩後輩で良かったかも!と思い直しました。

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