奈良千春さんのレビュー一覧

虎に翼 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

謎めいているハリーが良いかな

大好きなシリーズに新カプ登場と言うことで期待していました。
タイトルの『虎に翼』って何だ?と思っていたら故事成語だったのですね。「もともと強い者や勢いのある者に更に威力が加わること」の譬えで、虎のような強い者に空を飛べる翼が加わるということから「多く、好ましくないものに使われる」そうですが、この作品、私的にはタイトル通りと思えない内容でした・・・。

攻めのハリーは、完璧に整った魅力的な容姿…

0

獅子と冷獣 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

梶谷よ、お前もか!?

このシリーズの中で一番好きな「獅子カプ」の最新刊!
発売を楽しみにしていましたが、読み終わってガッカリさせられたのは私だけなのでしょうか?

梶谷は、頭脳明晰、冷静沈着、清廉潔白、ストイックなところが非常に好みなキャラ。
そんな彼の颯爽とした活躍ぶりを今作でも期待していたのですが、私の期待は裏切られました。

今回、嫉妬したり怒ったり悩んだりと仕事以外で大忙しな梶谷は、恋する乙女のよう…

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蜘蛛の褥 小説

沙野風結子  奈良千春 

ドロドロ系純愛

新装版で読みましたのでこちらへ感想を。

沙野作品は読み応えがあって作家買いしています。こちらは裏世界が絡むドロドロ系で、個人的に大好物であります。

ノンケに片思いする検事、神谷。かつて同級生であり今はヤクザとなった久隅とは今でも付き合いがありますが、その片思いを見抜かれ、ある日陵辱されてしまう。

カラダから始まった関係。神谷は誰かに憧れてはいても、他人と本気で関係を築けないトラウ…

3

薔薇の誕生 小説

夜光花  奈良千春 

久しぶりに最高な作品に出会えました

読後数年たつのですがこの作品大好きなのでレビューします。
読んだことない方はほんとぜひ読んでみてほしいです。

もうほんと最高でした。
3Pは正直苦手なのですがこの作品は別格です!
今までのレヴィンとラウルとの関係あってからこその3P。これは許せる…てか萌える。
私は断然ラウル派なのですがレヴィン嫌ってわけでもなく(笑)
20年ほどBL読んでますが5本の指に入るお気に入り作品です。

6

龍の後継者 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

Hシーンが恥ずかしいくらい甘い

ウェルネスシリーズ香港編、「龍を飼う男」の続編。カップリングはティエンx高柳です。
「龍を飼う男」にて恋人関係になった二人ですが、ティエンてこんなに俺様だったっけ…待ち合わせに25分遅刻で路地でのお仕置き屋外レイププレイですか…
性懲りも無く危険に飛び込んでしまう高柳が今回捕えられるのは、上海の裏社会トップ李偉文。
ただ、高柳も一人でも李の陰謀に対抗できる才覚はしっかりあるのです。
ティエ…

1

愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

斑目vs克幸、とどのつまりは…

生活が不安定な日雇い労働者達の為に診療所を開設して切り盛りしている青年医師・坂下の奮闘記。
3冊目ともなると坂下も随分と街に馴染み、逞しく頼もしくなっていくのを実感できて何だか胸アツだわ…。

日雇い労働者の一人で実は天才外科医だった過去を持つ斑目との関係も、目に見えて進展しているのが分かる。
ねっとり攻めるエロ親父もいいが、坂下が肌身離さず身に付けているホイッスルを一吹きすると速攻で駆け…

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愛しているはずがない 小説

中原一也  奈良千春 

スピンオフだけど ド本命v

スピンオフであるにも拘らず、こっちが目当てv
しょうもない事言ってスミマセン!表紙買いです!!
いや、でもちゃんと中原先生の893だってわかってて安心して読ませて頂きましたよ!?
でも、この絵、格好いい!!クールでハードで見惚れます。

もちろん、内容もとっても良かったです。スピンオフでも関係なく、気にせず読めました。ヤクザらしい班目が無自覚ながら、愛人の湯月にド嵌りして、何に替えても手…

3

夜空に煌めく星の下 小説

松田美優  奈良千春 

背徳感のある切なさと甘さ

作者さんの本を読むのは「赤い呪縛」に続いて2冊目です。
前回読んだのと同じく攻めはオラオラ系のコワモテな兄貴でしたが、こちらの攻めは身内には優しく DV紛いな行動に出ることはなかったので、それだけでホッとしました。

萌え設定はガッツリ詰まってました。
彼女の兄貴に惹かれ、彼女に隠れてお互い求め合うという背徳感。
無性に会いたくて抑えられない衝動。
彼女がいる家で隠れてセックス。
オ…

3

龍を飼う男 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

こういう受け(か弱そうで芯が強い)は好きです

「ウェルネス」シリーズの、上海マフィアの刺青モノ「獅子の黒炎」を先に読んだ時、ほんの少しだけ話に出てくる「高柳」のストーリーに惹かれ、手に取りました。真面目で穏やかな日本人男性高柳の内腿に、高ぶった時だけ浮き上がる龍の刺青。それを入れることになった顛末とはどんなものなのか…?

アメリカの大学で、恋人どころか友人未満だった二人。
ただ高柳は、自分を目で追っているようなティエンを自分でも意識し…

0

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

一気に引き込まれる

漫画でも小説でもグルメものが好きなのですが、この話を読んで、細かい設定など、本当によく練られて書かれたものなのだなぁ、と感じます。

時たま、この人の職業設定は何故つけたのだろうか、何となく派手で格好いいからつけたのかな、というくらい肩書きだけの登場人物が存在しますが、こちらの小説ではそのようなことがなく、寧ろフードスタイリストである受けのプロ根性や仕事の楽しさ、食の大切さなど、色々なことがキ…

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