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9/10(合計:91件)
木原音瀬 藤田貴美
つかさ
重い話でしたが、良い話でした。 なかなか心を開かない初芝と、遠慮しないで自分を頼って欲しい乾。 病気がHIVですからね、この二人の関係にどうしてもタイムリミット的な焦りを感じてしまいます。 恋愛に関してはすごく純粋なので、それだけに二人がかわいそう。 とても細かい気づかいが必要な初芝に、献身的に尽くす乾。 心を閉ざす事で強い人間性を作ろうとしている初芝が痛々しいです。 そして、乾の忍耐…
ルイ
人間って生きる為には何しでかすか解らない。 そんな人間の偽善や残酷さや儚さなど、生と死の狭間で揺れ動く感情が描かれていると思う。 一般的にはグロい。死体がうようよ出て来ます。この時点で駄目な方は読まない方がいいです。その後更に救いようのない事になるから。でもグロどんと来いな人にはこの作品は全然okだと思う(笑) 読みごたえは十分ある。先が気になってしょうがないし飽きさせない。なかなか…
Maika
今回は「泣ける」の他に「ほのぼの」とか「暖かい」も入れておきます(笑) 本当に作者さんの特色が出ている作品ですね。 エロいシーンなんて全くない。 そこがいいかな。 よくある、金持ちでもカッコイイでもなくごく普通。 二人とも全然普通のサラリーマンで、冴えないとか書かれてるくらい平凡。 二人ともノンケ。 なのに恋愛しちゃう。 こういう作品があると、本当にBLっていいなぁと思ってしま…
ネタバレ
誰にも話せない。親にも友人にも恋人にも。 そんな秘密を抱えて毎日を送っていた初芝。彼の秘密とは自身がエイズにかかっていると言うことだった。病の辛さと誰にも言えない息苦しさが常に付き纏う。そして自分はいつか近い未来死ぬかもしれないと言う恐怖が。それでも、初芝は精一杯明るく振る舞っていた。そんな時、職場の後輩、乾に病気の事を感づかれて…?! その後、乾(ゲイ)は初芝(ノンケ)の相談相手みた…
むつこ
よく行くBLのレビューブログがあるんですが、そこでめったにない『地雷』と評価されてたこの作品、おそるおそる──いや、ワクワクしながら読みはじめました。木原音瀬さんフリークの私なら何がきても大丈夫だという自信があったのw 正直、確かにBLとしては地雷かもしれないと思いました。 萌えにくい。いや、萌えることに罪悪感を覚えるストーリーだ。 けど、面白かった。 読むあいだずっと、重苦しくて、胸のなかに石が…
壮絶です。 とにかくグロい。 ハリウッド映画なんかではよくある設定ですが、「なんらかの災害により世界が死に絶え、生き残った人でサバイバル生活がはじまる」みたいの。 木原節で書くとこうなるのか…さすがやな…と、半分引きながら読みました。 王道BLばかり読んで食傷気味だったときにこの作品を読んだもんで、衝撃も大きかった。 単純なBLではないです。木原さんは、生きることの醜さを、真正面からがっぷりと書か…
もこ
或る時突然、自分の住む周囲が砂漠と化してしまった。 そこに取り残された高校生の幼なじみ2人の運命は・・・・・!? というところでしょうか。 ハジメに、このあらすじを読んだ時には、世界に2人だけが取り残された!? と思っていたので、生き残っている人たちがいるとうことにまずは驚きました。 まぁ、良く考えてみれば、二人しか居ない世界で、話が展開するわけないんだけどね。 展開どうのこうのと…
乱菊
この作品を語る時、多くの評者はまずそこに着目している。 個人的な意見を言わせてもらうのならば、本作はBLではないと思う。 だからBLとしての評価というか萌え度は、私の中では最低ランク。 理由の一つとしては、やはりあまりに「ラブ」がない。 と言ってラブレスを描いているわけでもなく、別のものをこの人は書きたかったんじゃないのかしら・・・と、思わせるようなストーリー展開だった。 しかしボーイズ…
あお
これ多分1回読んで読み返していないと思う。 すっかり話を忘れてて、改めて読んだらビックリだった。 画像に帯は付いてないですが帯に「衝撃の書き下ろし」的なことが書いてあります。 まさにその通り。(笑) 私は書き下ろしラストの直己の決断がイヤ。 それに気づいて驚く青木と 立原のドアを開ける音が重なるシーンとかキモイ。 っていうかゾッとする。 画面を斜めに横切る大ゴマで ド…
はる
好きだった男の姉の子供を、いつか好きだった人の面影をもつ男に成長するかと育てていた篤、しかし子供は無口で、愛想のない無骨な男になっていた。 ずっとしてきた事だからと、直己の食事の世話をして育ててきたが、母から勧められたお見合いをすると聞いた夜、篤を無理矢理おそってします。 暴力におそれ、おびえる篤に、一緒にいるのに、自分をみてくれなかったとなじる直己。そこで初めて直己を傷つけ続けていたことに気…