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6/10(合計:91件)
木原音瀬 藤田貴美
mihi
コノハラ作品を愛する者として この作品ははずせない。 甘ったるいのもいいけれど この作品こそがコノハラ流ではないか! 人間としての生き様が書かれている。 仏教に通じるものがここにある。 人としての弱さ・悲しみ・憎しみ・地獄の阿鼻叫喚が待っている。 表現力は世界を震撼させるであろう。 私はこの話が大好きです。 地獄の苦しみの中でもがきながらも ほんの少しの光りが差し込む。 人間として…
きりあん
ネタバレ
ぎゃー、甘いBLばかり読んでた自分には、あまりの衝撃です。これはホラーなり。 怖いよう、とえぐえぐしつつ読み、読んだ後もえぐえぐが止まらない。 高校生の時読んだ「家畜人ヤプー」「悪徳の栄え」に衝撃を受けた時でさえ、こんなに怖いとは思わなかった・・・だってこれ、BLだと思ってたからっ。まさかのショックが大きかった・・・。もともとホラー好きな人じゃないと無理かもしれません。 文字通りの弱肉強食・…
金魚
亮介はしのぶがいなければ何もできない存在なら,しのぶは亮介がいなければ何かをできない 存在,そんな感じがする……行動の理由に「亮ちゃん」がいないとダメみたいというか. お互いに,相手を依存させているつもりで相手に依存してる感じ. 伊吹が自覚してたかどうかわからないけど彼の決めたルールって,時間が経てば経つほど彼のことを追い詰めていくと思うんだよね. だって,この状況で排除されない側であ…
ofnotice
何度も読み返したい作品かといわれるとそうではない。 胸糞悪いです(苦笑) BL版バトル・ロワイヤル?うーん、ドゥームズデイ? ただ、やたらナンセンスな甘さだらけのBL界にあって、一石を投じるストーリー。 ま、文学界全体から言えば、特段、目新しさはないので、そう考えるとこの程度で賛否両論になるBLってまだまだ文芸として底が浅いなってことになるんですが。 えー、しかしあえて神評価。 何…
カノアマスミ
私も、数年前、手術で顔の形変わったんですよ。 義眼にはならなかったんですが、半開きの状態です。 つい最近まで、私もマジで直己と同じでグラサンかけてました。 諸事情あって、今グラサンはやめて、表紙の直己みたいに、前髪で片側の目、隠してる状態です。 手術でではないけど、元から手足が悪くて、足は、今前よりもさらに悪くなって来ているので、正直、最近外歩くのがイヤですね。 まぁ、色々と相違点は…
クレタコ
親友と思っていた男に強姦され、更にそれによってエイズになってしまった初芝。 その親友は既にエイズで亡くなっていて、怒りをぶつける先もないという全く理不尽でやりきれない酷く残酷な目にあった初芝。 ホント、木原さん痛い設定でやってくれるなあ……。 初芝はその病を隠しつつ、恋人(女性)と付き合い、教師をしています。 しかし後輩教師の乾は、初芝がエイズである事に気付き何かしらと世話を焼き心配を…
夛椛
言葉もなく分かりあい、理解しあうのは至難なんですよね…とにかくこの2人互いに言葉が少ないし、不器用すぎて2人は愛を知らなすぎる。上手くいかないんですよホントに。直己が何を考えてるのかわからなくて悩む篤。そして、父の劣等感に苛まれて苦しむ直己。2人とも耐えがたい悲しみを背負っています。 互いに知らぬ間に傷つき、傷つけられて気付かない。想いも届かない。 木原さんの作品ってほぼそうなんですが「キ…
グロやカムバも一般小説やマンガ等で読み慣れてるので、そこに抵抗は殆ど無かったんですが、突然に消え去ってしまった世界というのはBLでは珍しいですがSFだと結構題材に使われてたりしますね。 そういう意味でこれをBLで書こうとした木原さんの心意気というかBLというテンプレな枠に囚われないぞというのは何となく伝わってくる気がします。 けれど先にも書いた様にSFではさして珍しくない設定なので、そう思って…
なぎっぺ
思春期の頃に読みあさった、昭和初期エログロナンセンスの小説を思い起こしました。 読みやすく、受け入れやすい文体に安心感はあるものの、BLでまさかのナンセンスエンド。読了の瞬間「おおっ!!」と拍手したくなりました。特に最後のしのぶの行動は締には最高のアクションだとも感じられます。カニバやネクロフィリア(人体の一部ですが)がお好みの方が、BLで萌えるにはちょうどいい作品かと思います。 2編から…
たまゆまま
この作品を買う前、いろいろレビューを見てどんなものかと思っていたけど、読み終わって直巳がいい! もう切ない、いじらしい、収まるところに収まってよかったねって感じだった。 途中もう出口のないところをぐるぐるしている時は、苦しくて息がつまって辛かったけど、アルコール中毒に主人公がなったような感じの時に直巳があらわれるところからもう、ああやっと二人に希望の光らしいものが見えたねと思い、キュンキ…