藤森ちひろさんのレビュー一覧

獣愛の罠 小説

藤森ちひろ  海老原由里 

檻の中で飼われたい

大学の同級生同士の再会ラブで、受け様はキャリア管理官で、攻め様はノンキャリ
大学時代は仲の良かった二人が、自分たちでも解らない雰囲気に流される形でした
初めてのキスが原因で、受け様の一方的な絶交宣言で付き合いが絶たれてしまう。
その頃の受け様は今よりも初心で、そのキスの事を真剣に考えて攻め様が好きだと自覚
悩んだ末に出した結論は攻め様の寝ぼけてふざけただけだと言う一言で傷つき
自分の気持…

2

半熟恋愛レシピ 小説

藤森ちひろ  六芦かえで 

年の差ラブ!

 唯一の肉親の祖母を亡くし、その後始末やなんやかんやに追われているうちに、休んでいたバイト先が倒産していた。
 しかも、バイト代も払われず、夜逃げ同然の状態で――であった。
 そんな大学生の朋実は、他に頼る当てもなく、店の前で呆然と立ち尽くしていたところをやたらに派手な柄シャツの男・江上に声をかけられる。
 強面だが、才能のある若者の起業を支援する会社の社長である江上は、朋実を家事手伝い兼事…

0

密愛契約 小説

藤森ちひろ  梨とりこ 

なんか惜しい?

結構なベタ展開だとは思うんです。
でも、嫌いじゃない設定。

独立を考えていた裕紀は、店に来ていた男から出資を持ちかけられる。
男・神矢は出資と引き換えに裕紀自身を要求してきて…。

↑よくあるタイプのあらすじですよね。
お話もよくあるタイプです。
ベッドでの扱いは酷いことをするわけじゃないけど、絶対服従で。
神矢の都合で呼び出され、関係を持ち。
心が通っていないようでいて、実…

4

雪花恋情 小説

藤森ちひろ  緒田涼歌 

エロ展開なのはいいんだけどね…。

香道の家元となる初音は、後援者の一人である水野から媚薬を盛られて襲われそうになるが、すんでのところで怜悧な青年に助けられる。
さすが、ショコラ・ハイパーだけあって、しょっぱなからエロ展開。
ちょw いくらなんでも出会って5分で…w

最初、香道の次期家元っていう貴族的でストイックなモノが出てきたので、ちょっと期待してみたが…やはりw
初音があまりに香道の家元としての自覚なさすぎて萎えた。…

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密約は淫らに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

王道だけど、好き。

シリーズ2作目を先に友達に借りて読んで。
その時にちらりと出てきたのが今回の2人。
あらすじ読んでもこちらの方が好みそうだったので読んでみました。

自社の再建につとめる御曹司の桐原忍は投資を持ちかけてきた外資ファンドの代表を見て言葉を失くす。
そこに立っていたのは大学時代に忍の前から姿を消した先輩・高嶺秀幸だった。
高嶺は投資の条件として、忍の身体を要求してくるのだが…。

大学…

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黒蝶の檻 -禁断兄弟-  小冊子 グッズ

子供の頃から変わらぬ思い

本編後に、実家に帰って来た兄と二人で暮らすようになった日常です。
弟は初めて兄への思いを自覚した、兄と父親との禁忌の関係を見てしまった
幼い日の頃を夢にみて、目覚めた時にいつも傍で眠る兄の温もりが消えて
思わず5歳の、兄からおいて行かれた日の心細さを思い出して
兄を追い求め夢中で探す、キッチンで兄を見つけた弟の焦った心情が如実に
わかる内容です。
大好きな兄がいれば何もいらないみたいな…

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発売記念ペーパー「黒蝶の檻-禁断兄弟-」 グッズ

骨になっても放さない

本編後に二人で両親の墓前に墓参りに来た時のお話でした。
今頃父はあれ程待ち望んでいた母と再会を果たしているだろうかと思いを馳せる
受け様に、弟からの呼びかけ、墓前に供えた花に蝶が現われる
そしてその蝶を追いかける様にまた違う蝶が・・・
二頭のもつれあうように飛ぶ蝶を二人で見つめ二人が思う事は一つ
あの蝶たちは両親なのではと、そして弟は兄へ誓いを
禁忌の罪悪感とともに、それでも離れる事の…

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黒蝶の檻 -禁断兄弟- 小説

藤森ちひろ  緒田涼歌 

孕むくらい注いであげる

最近かなり禁忌ものを読んでるなぁ~とこの作品を読んでて気が付きました。
それも兄弟ものが多かったのですがこのお話もまさしく兄弟
そして攻めである弟はヤンデレ要素が元からあるような弟です
幼い時に綺麗で大好きな蝶を自分のものにするために生きているまま羽を毟る
それも純粋に曇りのない目で嬉しそうにしてる・・・未来への黒い片鱗が
垣間見えるようなプロローグですよね。

受け様は母親の再婚相…

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発売記念ペーパー「黒蝶の檻-禁断兄弟-」 グッズ

墓前の誓い

父の納骨を終えた墓前に参る、圭と亮の兄弟。
そこへカラスアゲハが飛んでくると更にミヤマアゲハも。
その2羽の蝶を見て、二人は亡き父と母だという。
風景描写からして、実に淫靡な雰囲気がしますが、特にここに出てきた蝶は色からしても禁忌を思わせる羽の色。
雰囲気作りはとても上手い描写だと思います。
その墓前で二人が誓うのは「骨になっても放さない」
本編でも言っていた言葉ですね。
実の兄弟で…

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黒蝶の檻 -禁断兄弟- 小説

藤森ちひろ  緒田涼歌 

禁忌の何処に萌えるか?

兄弟モノでありますが、実は今月に入って5冊目の禁忌です。
やはり、兄弟でそうなってしまうからには絶対というか”執着”が必然的に伴うもので、またそれが度を超すからこそ許されざる関係になるからどちらかがヤンデレになる傾向が強い。
そして、両方に温度差はあれどやはり愛情はあるわけで、これまた片方の強烈な執着に負けてというか流されてというパターンが多い。
そんな禁忌モノのお約束項目がある中、いかにそ…

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