藤河るりさんのレビュー一覧

もう一度好きになる 小説

谷崎泉  藤河るり 

サラリーマン×フリーターの日常もの。

谷崎先生の“ヤクザもの”が大好きですが、こちらは自分の中では谷崎作品初の“日常もの”です。
最初からカップルが出来ていて、既に付き合いは2年目で同棲中で、案の定、昔の恋人の出現+彼の仕事が忙しくて寂しい・・の鉄板話。
が、これが案外好みでした^^

受けのひなた視点なので、ひなたのエリート兄「霙(みぞれ)」や元彼「康生」に振り回されたり、バイト先の強烈キャラにからかわれたり、大人しめな彼「…

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貴公子の胸で男は溺れる コミック

藤河るり 

美しい~

短編が2つ、以外は表題のストーリー。
という短編集ではないのに、なんとなく・・・・
ストーリーに引き込まれるような部分が少ないかなー。

絵はとってもキレイ。
なので二人の主人公は美しい~!
自分の勝手な意見としては、BLは
思い入れができる美しい絵でないと・・というのがあるので
その点では違和感なく読めたんだけど。

なんだろう・・・ストーリーの中に
ハラハラドキドキするよ…

1

潤愛狙撃手 小説

ななおあきら  藤河るり 

勘違いだらけでも、ラブラブになっちゃって!

リーマンの、周囲に怖がられる後輩×攻めに劣等感を持つ先輩。

ゼネコン設計課、入社5年目の「巽(たつみ)」のやっと出来た後輩「槙田(まきた)」は、大男で眼光鋭く無愛想さは抜きんでて、周囲から遠巻きにされる程。
巽は槇田と如才なく付き合い、指示をしていたが、槙田の行き届いた仕事ぶりに、このままじゃ追い抜かれる!と段々と危機感を募らせていく。
そして、コンペ中の槙田の設計図を盗み見ようとした時…

2

ばらいろミツバチ コミック

藤河るり 

あしながおじさん。

葵(受け)が小学生の時、両親が事故で亡くなった。
それ以来、母方の親戚の橘学園理事長の橘が、葵の生活全てを面倒みてくれた。
橘とはメールや手紙、時にはプレゼントを彼の秘書を通じてのみの交流で、一度も会ったことがなかった。
手紙からはいつもほのかにバラの香りがした。

屋上で寝ていた葵だが、ほのかにバラの香りがし、突然キスされた。
英語講師の櫻井(攻め)だった。
葵はバラの香りがする櫻…

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るりいろバタフライ(表題作 るりいろ片想い るりいろ両想い) コミック

藤河るり 

永遠の誓い。

仕事の関係で思わぬ再会をした昌也(攻め)小林(受け)。
二人は高校時代、恋人同士だった。
高校時代、小林はキツめの目と言動で昌也達後輩から怖がられていたのだ。
だが小林と昌也は寮で同室になった。
ハーフの昌也の目を、きれいな海の色だと言ってくれた小林。
普段はムスっとしている小林が笑顔で言ってくれた。
それから二人は恋人になった。
昌也は自分の目の色をほめてくれた小林に、同じ色のラプ…

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貴公子の胸で男は溺れる コミック

藤河るり 

ハーレクインロマン的~

藤河さん、絵はきれいだし、まとまっているし、とってもいいと思うんだけど、何かストリーリーにモノ足りなさを感じてしまう。
特にハーレクイン的なのが自分が苦手だからかもしれないが・・・
今回はホテルコンシェルジュを巡る恋のお話が2本と、ヤクザと高校生の歳の差カプの1本。

フランス貴族で芸術家のジャンが何年もかかって口説き落とした、常宿ホテルのコンシェルジェのトオルは、とうとう彼と身体の関係を…

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貴族の青い接吻 コミック

藤河るり 

貴族って言葉に弱いのです

貴族と一般人という設定が好きです。その生まれ育った環境や文化の違いをネタにしたエピソードなどがみたくて、よく手に取ります。
だがしかし。ありきたりな展開のものが多いのがこの設定の弱みですね。なかなか、これぞ!という新鮮な作品に出会いません。

『冷徹なギルフォード男爵』

というワードがあったので、ちょっとワクワクしながら読んでみたのですが。うーん…私的にはヌルかったという感じ。
自分…

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公爵の秘めた接吻 コミック

藤河るり 

王道。

『貴族の青い接吻』のスピンオフ。
とにかく身分違い物が好きなので読んでみましたが、「王道」というに尽きる作品でした。
お互い両思いだけど、公爵と王子で男同士という許されざる関係。相手のスキャンダルや婚約騒動でヤキモチ焼いたり、別れ話を持ち出したり…という感じ。
特に刺激は求めない。王道が一番。という人には絵も綺麗だしオススメできます。

ただ、私は刺激物が好きなので物足りなかったです。身…

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潤愛狙撃手 小説

ななおあきら  藤河るり 

ギャグなのかい!?

すっごい面白かったです!

無愛想で無口で真面目で純情一途な後輩攻めと、振り回されるペシミストな先輩受けのお話。

大手ゼネコンという華やかな舞台に繰り広げられる愛憎渦巻く…とは行きません。
攻め君にあるのは一途な愛だけ。
受け君にあるのは勘違いだけ。
ただそれだけで話が進みますが、攻め君が不気味なほど無表情で無口なので違和感は全くありません。

と言うか、そのコミュニケーション…

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意地悪く愛してよ 小説

成宮ゆり  藤河るり 

うあー、面白かった

この受け、最高!
まさに「アホ可愛い」という言葉が当てはまる。
しのさんと同じく、成宮ゆりさんは私の中では当たり外れの大きい作家さんなのですが、このお話は完全に当たり!でした。
で、当たりの作品は無条件で大好きです。

高校生受けの意地っ張り具合いがツボでした。
思い込みと勘違いによる暴走を繰り返すんだけど、憎めない。
意地っ張りなんだけど正義感は強くて、本当に大事な場面では素直になれる。
受けの…

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