total review:280990today:49
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
20/26(合計:253件)
藤たまき
長野
とにかく、泣けます 神学校に事情があって転入した主人公、ジョナサンが少々破天荒なところもあるナサニエルと出会い、ぶつかって、お互い惹かれあうけれど…というストーリーです。 トントン拍子に二人を上手くいかせてくれないのが、 さすが藤たまきさんでした。 二人はある事件を通して、自分たちの関係を深く 問いかけることになるのですが、ここでジョナサンがじれったい。 本当にかわいそうで、そ…
六青みつみ 藤たまき
たまゆまま
ネタバレ
私は【寄せては返す波のように】の方を先に読んでしまっていたため、エリィはとても可哀相、切ない思いをずっと抱えていたんだね、などエリィにずっと思い入れがあり、この本は買っていたのだけれどなかなか読む気になれず、ずっと本棚の肥やし状態でした。 しかし、やっと重い腰を上げて読んでみれば、胸が苦しくなるような切なさといじらしさに打ち抜かれ、今私の頭の中を独占するのは【蒼い海に秘めた恋】のことばかり。 …
fiona0109
藤たまきさんの作品では初めて読んだ本で、綺麗で素敵だなと思いました。 表題作はちょっと悲しくも美しいファンタジー。 毎年桜の季節になると時雨の前に現れる不思議な少年桜花。 成長するにつれ、次第に桜花に引かれていく少年時雨。 悲しい過去を持つ桜花は、時雨の愛情に救われます。 ラストは少し悲しいけれど、私はこういう余韻を残す作品は好きです。 他にも、御伽噺のような「砂丘の青石」、夏…
茶鬼
旧版より表紙がすごく洗練されて素敵に仕上がってます。 一冊読み終わって、その余韻と満足感にすごく満ち足りたものを感じます。 たった一冊なのに、ものすごく中身が濃いです! 決して雰囲気系というわけではなく、登場人物達の想いが見事に重なって上へ上へと引き上げていく様が、まるで光が上に登っていくように(天国への階段?)感じられます。 ルーサは少年の頃塔の窓に見える不思議な髪の色をした白い背中…
かさ
お金でしか愛を語れない攻の空回りっぷりに少し笑いましたけど、事情を知ると「ああ、弱い人なんだな」って思います。 受の子が是非頑張ってそのしがらみを取ってあげて2人とも幸せになって欲しいと思うばかりです。 是非読んでみてくださいな
けもけもぱぷ
藤さんのファンなので購入。 1冊目はおもしろかったんだけど、2冊目が意外な方向に話が進んで、その意外な方向に話が広がったまま、がちゃがちゃしながら大団円? という3冊目。 わからないというわけじゃないけど、ありこち入り組んだ、込み入った展開で、すんなり話の世界に入れなかったのが残念。 主人公は素直だけど短絡的で幼稚、その幼なじみは勢いだけ? ポットの中に囚われた攻めは謎だらけ。そ…
わか竹
イギリスの片田舎に住む少年シーナは精霊を視る力を持ち、 そんな彼の元には、精霊絡みの相談事が持ち込まれます。 人とより精霊達と関わる機会の方が多い印象でしたが、 今巻では仕事で多忙な父と久方振りの再会があり、 家族の中のシーナという珍しい姿が見れます。 陽気で自信家の父の存在は、寂しがり屋の母を喜ばせても、 長い母子2人の生活を支えてきたシーナには 少し居心地の悪さを感じるよう。…
イギリスの片田舎、祖母譲りで精霊を視る力を持つ 少年シーナと、そこかしこに住まう精霊達との交流譚です。 ドジな精霊に女の子と間違われ、男の精霊にモテる魔法を かけられてしまったばかりに、 シーナは不本意な色恋沙汰にあうこともしばしば。 彼の元には精霊絡みの相談事が持ち込まれ、 心苦しく思いながらも、時には精霊達から寄せられる好意を利用して 人助けをしていきます。 仮初の恋人とな…
S・稔也 藤たまき
クレタコ
ドラマCDは聞いたんですがそれだけだと内容がちと分かりにくくてずっと原作探してたんですがやっとこさ読めました。 95年発行ですが藤たまきさんの挿絵のせいか、さして古さは感じさせません。 しかし稔也さんの文章は独特の癖があって個人的にはやっぱちょっと読みにくいなあ。 主役桃太[受]は小説でもやっぱかわういです、獣化してもかわういですねー。 しかし黒木[攻]はやっぱひでえ。勝手にさらって行った…
むつこ
藤たまきさんらしい、優しいようなほろ苦いような、独特のムードのある短編集でした。 『ゆりかご』 ショートスリーパー、ちょっと羨ましいと思ってしまいました。 睡眠時間を削って何をしたいかというと、ただ本を読みたいだけなのですが。 でも私が睡眠時間を削っても、どうせ寿命が縮むだけだw でも確かに「一緒に眠りたい」っていう願望とか、「寝顔をみたい」という願望は、すごく分かる。 大きな不満にはならなくて…