たけうちりうとさんのレビュー一覧

一目惚れするDNA 小説

たけうちりうと  陸裕千景子 

天然ドケチ攻×天然ぽやぽや受

個人的にはこの話好きなんですが、うーん作品的にはやっぱ中立かなー。
覚[受]はドジだけど癒し系のぽやぽやした薬品会社の営業マン、失敗多いし要領悪くて使いっ走りばっかされてるけど課では仕事は出来ないけど癒し系としてそれなりに愛されてます。
その会社の警備員が聖人[攻]、彼は警備員以外にも12種類のバイトを掛け持ちして起きている時間のほとんどを働くという働きモノであり倹約家でドケチ。
尤も借金が…

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ラブ・サピエンス 小説

たけうちりうと  夢花李 

いい台詞が沢山

たけうちさん作品の中では完成度としてみればちと低め。

でも好きなんですよねー、構成は多少甘い部分があるんだけどそれを超える程の凄くいい台詞が沢山詰まってて、独身なのに7人の子供を引き取って育てちゃう伝次郎(実子は長男のみ)は変わった人だけどポロッとしみじみ良い事言います。

ある事件が切っ掛けで半年不登校を続けている節ですが自分でもこのままじゃいけないと思っていて、でもどうしようもない部…

2

犬とペントハウス 小説

たけうちりうと  金ひかる 

唐突な関係

たけうちさん作品だといつも読んで読んでーーー!!と騒いでますが(いえあれはレビューです!…多分)これはちょっと読み手を選びますなー。
好きな人は好きだけど、駄目な人は駄目だと思う。

典成[受]もその婚約者の女性も、和泉[攻]もちょっとズレたというか不条理な部分があるのでそこを受け止められば面白いんだけど、何これ?ってなっちゃうと駄目だと思う。
自分的にはかなりぎりぎりの所で飛んできたセー…

1

夢に囁く天使の声 小説

たけうちりうと  今市子 

面白いBLミステリといったらコレ!!

謎の男「祁内」が出てくるシリーズ2作目ですが話としての繋がりはないので、これ単作で読んで全く問題無しです。
パレット文庫、ごめんちょっとあなどってるイメージ持ってたよ!!おもろいよ、凄いーーーって床ローリングする面白さです。
ちとファンタジー要素は入るものの、ミステリーとして相当おもろいです、この作品。
伊藤が婦警だったらこのミス凄い!に入ってても驚かないです、そん位面白いです。
ミステリ…

1

君の心に天使の輪 小説

たけうちりうと  今市子 

生活能力ゼロの科学者萌の方は是非!

続編もありますが、1話完結話が2編収録なので単品で読んでも全く問題ないです。
現代舞台で、どちらの話にも祁内という謎の人物(本当は祁はネじゃなく示なんだけど変換出来ないので出版データにあったこちらの漢字で)が登場します。
祁内は一見温和青年風ですが、天使的というか一種不思議な能力で人を導きに現れます。
正体は謎でちょいファンタジーちっくですが、話自体はもう素晴らしいとしか!!
BL以外の文…

1

銀の手のバルドスウスカバルドの末裔 小説

たけうちりうと  雪舟薫 

ちょっと期待外れだったかも

帯『謀略の貴族、現れる!!』

うーん、期待し過ぎてたのかもしれません。
大好きシリーズなので楽しみに読んだんですがこれはイマイチ。

カノンは村にバルと共に帰り、一緒に住む為の家を建てたりしちゃってます。
なかなかラブラブなんですがバルは何せ吟水詩人なので都ならともかく田舎では需要はお祭りの時位しかなく、本人も働く訳でもなくカノンに食べさせてもらってるのでカノンはバルにとって村で暮ら…

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ウスカバルドの末裔 後編 小説

たけうちりうと  雪舟薫 

まさかの展開

帯『愛と哀しみ、そして癒しの物語。』

前編ラストで、ランキア王とカノンでのラブ開始の鐘が鳴り響いたかもーーって思ってたのに!!
思ってたのに!!
後編でまさかの展開に呆然絶句。
流刑ってさー、1人で行けよーー、何でそんな妙な条件付いてるのか!!
正直、アリルを死刑にすれば良くね??って感じですが決定は決定で、流刑に処されたアリルの従者としてバルとカノンが選ばれます。
拒否権無いです…

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ウスカバルドの末裔 前編 小説

たけうちりうと  雪舟薫 

前編面白過ぎるー!

帯『あなたに忠誠を捧げます……!』

ウスカバルドシリーズは現在3作出てますが、自分的にはこの「ウスカバルドの末裔」前編と後編の2作、特に前編はもう猛烈に面白くて面白過ぎるわーー!!!って位におもろかったです。
実はこういう中世風ファンタジーは基本的に食指があんま動かない方なんですが(思えば小学生の頃、指輪物語の巻頭部分にあるホビット族の設定説明段階で何度もリタイヤしてた苦い思い出があるので…

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愛ときどき混戦 小説

たけうちりうと  真生るいす 

何から何までもう完璧!!!!

たけうちさん作品には神が有り過ぎます!
最近は新作無くてしょぼんですが、その分レビューしますですよーー!!
事故のショックで互いの精神が入れ替わってしまうというアレです、あのパターンです。

外見的にも性格的にも対照的な2人、広司[攻]はおそらく三十路前後の個人塾経営者で背が高く男前な顔立ちで性格は穏和なゲイでパートナー持ち、周[受]は百貨店経営者の末っ子で24歳にしてインテリア部門の企画…

4

胸に手をあててみろ! 小説

たけうちりうと  山田ユギ 

元尻タレと天然堅物銀行員

たけうちりうとさんは凄く文体が柔らかくて読みやすいんですよね。
美しい描写もコメディチックな描写もどれも、読んでる目から脳味噌にすっと入って来るとこが良いんですよー。

朴[受]は元尻タレのバツイチで3人の娘への養育費で、懐は寂しいものの叔父の経営するサラ金の支店と、小さいながらもリサイクルショップを経営し近所の商店ではちょっとしたアイドル的存在。
ぐうたらな面もありますが養育費と最低の仕…

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