渡辺ゆいさんのレビュー一覧

君がいないと眠れない 小説

渡辺ゆい  カワイチハル 

生活能力のない受け

「寝ても覚めても君だけを」がおもしろかったので読みたいと思っていた作品です。こちらが「寝ても~」より先にあたりますが、どちらを先に読んでも読める内容だと思います。

主人公の椎名は売れっ子の官能小説家ですが、人見知りで引きこもりで一人では日常生活をまともにおくれない・・・という、「生活能力に欠ける作家」というのは設定ではよく見かけるものかもしれません。
そんな椎名を7年間も面倒を見ている笹井…

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愛してると言ってみろ 小説

渡辺ゆい  日吉丸晃 

親友との恋

主人公・鷺沢の夢は「お婿さん」で、いつも付き合った彼女には真剣で大事にしてるのに何故かふられてしまう。その原因は、鷺沢の親友・波多野を彼女たちが好きになってしまったからだと鷺沢は思い込んでるのですが実は違う・・というお話です。

口の悪いけど仕事のできる俺様な波多野と、結婚に憧れる鷺沢の親友同士の恋愛物です。
鷺沢はいつも彼女にふられ、その原因が波多野にあると思いこんで悩むのですが、親友を失…

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寝ても覚めても君だけを 小説

渡辺ゆい  カワイチハル 

弟にずっと主導権があるのが物足りないかも

クールな弟×お馬鹿な兄のセレブな兄弟カップル。

小さい頃から眠れない弟の武人にずっと添い寝してきた諒一。2人はべったりで仲のいい兄弟でしたが、次第に武人は無愛想になり、大人になって自分で会社を立ち上げた末帰ってくるのはいつも午前様。
それでも未だにベッドは一緒、というちょっと変わった兄弟です。

諒一は今でも弟にべったりで、こっそり弟の会社見学に行ったり、行動に口出ししたり・・・武人を…

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花嫁はロマンスに溺れる 小説

渡辺ゆい  佳門サエコ 

女装花嫁。

渡辺さんの作品は、同じルビー文庫の「大嫌いだと言ってみろ」は読んだ事があるんですが、同じ花嫁もの・金持ち設定なのにこうも作風が違うのは読んでいて斬新でした。
今回は新しく「女装」というジャンルも追加されていて、NLに近いBLというイメージが強く感じられました。

作中一番印象的に残ったシーンは、攻めの両親に受けの女装がバレていたと知らされて本気でバレてないと思っていた受けのリアクションでした…

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寝ても覚めても君だけを 小説

渡辺ゆい  カワイチハル 

たった一人の弟だから

今回は入学と同時に証券会社を立ち上げた大学生と
大財閥の御曹司で硝子のヴァイオリニストのお話。

兄弟として育った二人が恋人になるまで。

財閥の家系に
嫡男としてして生まれた受様は
本来は経営を担う立場ですが
ヴォイオリンに魅せられ
早々に後継者より音楽家を選びます。

しかし、十年前のある時期を境に、
どんなに練習しても
どんなに最高の音色を奏でていても
なぜか受様…

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大嫌いだと言ってみろ 小説

渡辺ゆい  日吉丸晃 

刀を持ちだす危険な攻め

渡辺ゆいさんのデビュー作で、超俺様で変人な攻めと天然強気受けの話です。
攻めの俺様度が納得出来ない方に高いのが気になりましたが、コメディー部分は面白かったので今後が気になる作家様です。
無理矢理があるので、苦手な方はご注意。

会社社長・那良原劉生 俺様執着攻め×高校生・矩佳之 天然強気受け
父親が借金を背負ってしまったので、母親の実家のお世話になることに。
母親の実家はヤクザで、小中…

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君がいないと眠れない 小説

渡辺ゆい  カワイチハル 

ハタから見れば既にカップル?!

今回は外資系生命保険会社の営業マンと
年齢・性別・略歴不詳の官能小説家のお話。

二人が出会って7年、
受様が一念発起して友人から恋人関係になるまで。

受様は正体不詳の覆面作家です。
高2の時にSF小説で新人賞佳作入賞しますが
紆余曲折の末、官能小説家としてデビュー。
今では既存の読者層ばかりか女性にも人気の作家ですが
元来出不精な受様は
気心の知れた友人達との小さな…

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