total review:285181today:11
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
6/6(合計:54件)
渡瀬悠宇
葡萄瓜
桜の季節が廻る様に、この作品の第二巻も 廻って参りました。 でも、この作品の遺す痛みは桜が散る様には 恐らく消えますまい。 この間で描かれるのは只管と言って良い程 蒼磨に汚され苦悶する正崇の葛藤です。 だが人々は汚されて行く正崇の事は歯牙にも かけず、蹂躙者である蒼磨の事ばかりを気に 掛ける。善きにつけ悪しきにつけ。 それでもなお蒼磨と離れる事が出来なかった 正崇の姿を描き…
美とは憧れであり宝玉であり幻影であり、 そして、ひたすらに残酷なものであります。 滅びもまた一つの救いの形なのでしょうか? それとも、本当の救いに至るまでの寄り道 なのでしょうか? 物語が一先ず幕を引いても明かされない かも知れませんが、暫し次の幕開けを 待ちたいと思います。
よう
この作品は自分が好きな要素が重なっていることもあってとても楽しめました。読んでいて、斎木家には一体何があったんだろう!?とドキドキ。因習や過去の事件などが絡んだドロドロした話って好きです。 しかもそこに時代ものという要素も加わって魅力倍増でした! そして今回気が付いたのですが、書生や士官学校の生徒など、見習い的立場の受けってイイですね! この話の場合もそうなんですが、志が高く真面目…
ぐるぐる
貿易会社取締役 斎木蒼麿 帝大合格めざし蒼麿の書生をする 田神正崇 ち、ちょっと古いですが、今のBLを普通のアダルトビデオとすると、「櫻狩り」はにっかつロマンポルノという位置づけですね。エロがあるけど、見終わった後、あまりすがすがしい気分になれないところとか。でもそのモヤモヤ感がたまらないのです。 量産されるBLとちがって、重厚、バックグラウンドがしっかりしています。 ただし普通にアマ…