渡海奈穂さんのレビュー一覧

恋でクラクラ 小説

渡海奈穂  小鳩めばる 

まさしく男子校での青春って話

高校生男子のさながら身の丈って感じのラブストーリー
めっちゃ、虚弱体質の受け様と体育会系の攻め様との
接点の無かった二人が保健室の常連と不本意な保健委員
として世話を掛ける側と世話をする立場で微妙だった
関係が次第に一緒にいるのが当たり前のようになり
恋人同士になるまでのお話でした。
ドロドロした感じの一切ない純情一途な恋物語ですね。
最近は恋情のどっぷりしたエロ系を数多く読んでいた…

1

ブラザー・コンプレックス 小説

渡海奈穂  森平夏生 

兄弟モノスキーなのに!

うーん、兄弟モノスキー、それもガチ兄弟だというのにイマイチ萌えませんでした……何故だ。
萌えポイントは結構あったと思うんですよ、親の都合で別々に育った兄弟でしたが、祖父母の死によって弟が父親と兄と一緒に暮らす様になる。
兄の高二〔受〕は、弟と知りながらバスケ選手の高一〔攻〕が大好きでクラスでも有名な程の高一ファン。
匿名でファンレターも書き、高一が載っているバスケ雑誌を保存用と切り抜き様と2…

1

その親友と、恋人と。 小説

渡海奈穂  北上れん 

何度読んでも面白かったです!

親友ものが読みたくて、あらすじを読まずに購入したのですが、「親友同士の恋愛」ではなく、「友達の親友との恋愛」だったことに読みはじめてから気が付いたのですが、それでも心行くまま小説の世界を楽しむことができました。

このお話は、過去に好きな人や友達からとても傷つけられたトラウマ持ちで、どこか恋愛に諦めを抱いてしまっている朝比奈さん(受)が、情に厚く、人を裏切ったりおとしいれたりしない、「まっすぐ…

4

兄弟の事情 小説

渡海奈穂  阿部あかね 

俺様っていうよりも……

 可愛くて賢くて働き者と評判の水橋家の三男・紬里。
 けれど、そんな紬里は、もうずっと俺様でいい加減で女にだらしない次兄の和臣が好きだった。けれど、紬里は和臣には言いなりになる便利な存在としか思われていなくて、タバコを買いに行かされたり、後片付けをさせられたり……
 養子である自分が家族の和を壊してはいけないという思いもあり、紬里は和臣に対する想いを諦めたいのに、諦めずに悶々とする日々。
 …

1

兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

連れ子同士

帯『同級生ってだけで嫌なのに兄弟になるなんて最悪だ…』

親の再婚で連れ子が兄弟になるという王道パターン。
優等生な稜〔攻〕と、茶髪にピアスで遅刻常習犯の伊沙〔受〕
彼らは同級生で一度は同じクラスになった事もあるのですが、ともかく仲が悪くタイプも正反対。
しかし稜も伊沙もそれぞれの両親には幸せな家庭を築いていって欲しいと願っているし、また再婚相手の親は気に入っている、ただ連れ子同士の仲が…

2

神さまと一緒 小説

渡海奈穂  窪スミコ 

可愛い学園ファンタジー

祖父が亡くなって、田舎から都会の学校へと草一郎〔受〕は転校してきます。
そこで先ず出会うのが、学校内で迷っていた草一郎を案内してくれた先輩達。
彼に誘われ同好会に入る草一郎ですが、そこで佐藤と再び再会します。
同好会会長の信田に連れられて森へと入ると、そこで草一郎は寄ってくる奇妙な鞠の様な妖精??や、沼の主を見ます。
信田はそれを見る事が出来ないのですが、草一郎と同じく「見る事が出来る」の…

0

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

ほわわんとした空気感

帯『こんなに先生のこと好きで、どうしよう……』

教師×生徒モノ、といっても彼らが付き合い始めるのは蓮〔攻〕が臨時教師を辞めてからですが。

先生はダメな人ってタイトルですが、自分的にはそんなに蓮はダメ男には思えなかったですね。
教師だった時も授業はちゃんとやってたし、まあ実際彼の本職は作家だった訳ですが家事能力なんかは許容範囲内でそんなに度を越してダメって感じはしなかったかな。
分か…

3

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

ダメな大人を好きになったら

かなり分かりずらい作品に入るのではないかな。
高校生の受け様が臨時採用の先生との交流から
好きになって行く様子を受け様目線で綴っているお話。

高校2年の受け様は今どきの学生にしてはどこかテンションが
低め、クラスの仲良しテンションになんだか違うと感じながら
過ごしてるのですが、ある日上級生の女の子たちから
からかわれるのが嫌で逃げていた時にとっさに出た先で
攻め様と遭遇してから、…

3

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

秀作があまたある先生×生徒の歳の差もの、果たして?

題名を見て、先生×生徒カプというのを知った時に、すぐ「あめちゃん」を思いだし、「雪よ林檎~」を思いだし、それほどまでに印象的なお話があっただけに、つい比較してしまいたい気持ちを抑えて読まねばなりませんでした。

クラスの雰囲気に馴染めない生徒が制服を借りたことでその研究室に入り浸るようになった臨時教師との、ただただのんびりした昼休みの時間。
そこから生徒が先生を意識するようになり、臨時の期限…

3

兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

家族愛だよなぁ~

お互いを苦手にしていた高校生の二人が
親同士の再婚で兄弟になり、距離を縮めながら
かけがいのない唯一の存在になっていくお話。
片や生真面目で品行方正成績優秀な母親思いの
攻め様、片やだらしなくとても面倒くさがりで
外見も派手だがもめ事が嫌いな受け様。
まるっきり性格も考え方も違う二人。

いつも、服装や態度の事で攻め様に小言を言われ
うんざりしている受け様、でも親の前では二人とも…

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