渡海奈穂さんのレビュー一覧

兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

連れ子同士

帯『同級生ってだけで嫌なのに兄弟になるなんて最悪だ…』

親の再婚で連れ子が兄弟になるという王道パターン。
優等生な稜〔攻〕と、茶髪にピアスで遅刻常習犯の伊沙〔受〕
彼らは同級生で一度は同じクラスになった事もあるのですが、ともかく仲が悪くタイプも正反対。
しかし稜も伊沙もそれぞれの両親には幸せな家庭を築いていって欲しいと願っているし、また再婚相手の親は気に入っている、ただ連れ子同士の仲が…

2

神さまと一緒 小説

渡海奈穂  窪スミコ 

可愛い学園ファンタジー

祖父が亡くなって、田舎から都会の学校へと草一郎〔受〕は転校してきます。
そこで先ず出会うのが、学校内で迷っていた草一郎を案内してくれた先輩達。
彼に誘われ同好会に入る草一郎ですが、そこで佐藤と再び再会します。
同好会会長の信田に連れられて森へと入ると、そこで草一郎は寄ってくる奇妙な鞠の様な妖精??や、沼の主を見ます。
信田はそれを見る事が出来ないのですが、草一郎と同じく「見る事が出来る」の…

0

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

ほわわんとした空気感

帯『こんなに先生のこと好きで、どうしよう……』

教師×生徒モノ、といっても彼らが付き合い始めるのは蓮〔攻〕が臨時教師を辞めてからですが。

先生はダメな人ってタイトルですが、自分的にはそんなに蓮はダメ男には思えなかったですね。
教師だった時も授業はちゃんとやってたし、まあ実際彼の本職は作家だった訳ですが家事能力なんかは許容範囲内でそんなに度を越してダメって感じはしなかったかな。
分か…

3

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

ダメな大人を好きになったら

かなり分かりずらい作品に入るのではないかな。
高校生の受け様が臨時採用の先生との交流から
好きになって行く様子を受け様目線で綴っているお話。

高校2年の受け様は今どきの学生にしてはどこかテンションが
低め、クラスの仲良しテンションになんだか違うと感じながら
過ごしてるのですが、ある日上級生の女の子たちから
からかわれるのが嫌で逃げていた時にとっさに出た先で
攻め様と遭遇してから、…

3

先生はダメな人 小説

渡海奈穂  小嶋ララ子 

秀作があまたある先生×生徒の歳の差もの、果たして?

題名を見て、先生×生徒カプというのを知った時に、すぐ「あめちゃん」を思いだし、「雪よ林檎~」を思いだし、それほどまでに印象的なお話があっただけに、つい比較してしまいたい気持ちを抑えて読まねばなりませんでした。

クラスの雰囲気に馴染めない生徒が制服を借りたことでその研究室に入り浸るようになった臨時教師との、ただただのんびりした昼休みの時間。
そこから生徒が先生を意識するようになり、臨時の期限…

3

兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

家族愛だよなぁ~

お互いを苦手にしていた高校生の二人が
親同士の再婚で兄弟になり、距離を縮めながら
かけがいのない唯一の存在になっていくお話。
片や生真面目で品行方正成績優秀な母親思いの
攻め様、片やだらしなくとても面倒くさがりで
外見も派手だがもめ事が嫌いな受け様。
まるっきり性格も考え方も違う二人。

いつも、服装や態度の事で攻め様に小言を言われ
うんざりしている受け様、でも親の前では二人とも…

0

その親友と、恋人と。 小説

渡海奈穂  北上れん 

リサにはビックリ!!

気に入りました♪挿絵も最高でした!
すっごく二人のやりとりもコメディ!っていう訳ではないのですけれど、面白くてグイグイ読めました。
この二人の雰囲気はすっごい好きです。年下攻めなんですけど、受けはトラウマから人との距離が上手く取れないのです。そんな受けを丸ごと包み込むような優しさというよりも包容力があります。
読んでいてすぐにのめり込めました。なかなかくっつかない二人にジレジレしましたけど、…

1

その親友と、恋人と。 小説

渡海奈穂  北上れん 

笑って、最後にちょっと泣きました

面白かったです。
あれもこれもいろいろ言いたいことがあるんですが、
とにかく出てくる言葉は、面白かった!につきます。

ノンケの湯上がどうやって朝比奈に惹かれていくのか…が個人的に
読みごたえの一つだと思います。受け視点で話は進んでいくんですが
読者には湯上が嫉妬しているなーと解ります。
そこでは思わずよっしゃと拳を握るほどきゅんきゅんしました。

それに登場する人がみんな素敵で…

2

その親友と、恋人と。 小説

渡海奈穂  北上れん 

最後の最後で

絵師さん買いです。さくさく読めました。
リサちゃんは何故湯上にも内緒で家を出てしまったんだろう。彼ならきっとわかってくれて支えてくれたはずなのに。。。と思わせるほど、湯上はいい攻めさんでした。
リサちゃんの女装のきっかけとかDVとか、シュウとの関係性の説明があまりなかったので、少し説得力が弱いかなと思わないでもないのですが、メインカップルの二人が恋心を抱いていく流れは納得出来ました。
シュウ…

3

たまには恋でも 小説

渡海奈穂  佐倉ハイジ 

「まあいいか」は、好きだから

見た目と裏腹に、オタク過ぎて残念な攻に「萌ツボ」と一目惚れされてしまうお話。

最初から、恋愛しようと思って好きになった訳じゃないから、恋愛にお話が進むのに通っていく道のりが変。

主人公の岡崎は対人スキルが高くなく、椋本も岡崎に感じている好意が「萌」に変換されていて「恋愛」認識じゃないので、「楽しくお友達づきあい」が実は違う物をはらんでいるのにお互いに気付かない。

岡崎は、椋本と一…

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