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渡海奈穂 みずかねりょう
まりぽん812
ネタバレ
20年近くも親友としてそばにいながら、雪谷に恋心を告げられなかった湯原と、湯原へのコンプレックスから誰も本気で好きになれなかった雪谷。二人は本当には心を開いて付き合ってはいなかったのですね。切ないし、もったいなかったと思いました。 湯原の転勤で、その後二人が本心を話す機会がなければ、それまでの年月は辛く、あまり意味のないままだったのでしょう。 湯原の恋人・松來が、慎がずっと好きだった叔父で、自…
渡海奈穂 笠井あゆみ
春先
久しぶりに頭が冴えるようなお話でした。 渡海先生の作品は「運命かもしれない恋」で目覚めました。 前作「狼は闇夜に潜む」がとても良かったし、新刊「空はちゃんと晴れてる」も注文済みなんですが、こちらの作品はあらすじからSFちっくな印象を受けてたので、何となく手が伸びてませんでした。 しかしこれがとても面白かったんです! SFちっくというより、精神的な恐怖をメインに置いたお話で私…
渡海奈穂 野木薫
ぴれーね
こちら、ちょっとほろ苦くはあるものの、とても優しく、読み終えた後はあたたかい気持ちになれる素敵な作品でした。 表紙そのままの、心が洗われる優しい物語なので、ちょっぴり心が疲れてる時なんかに沁みると思います。 誰だって、心に痛みを抱えていて、それを隠して生きている。 だからこそ、痛みをさらけ出せるたった一人に出逢える事が、何よりの幸福なんだなぁと。 内容ですが、堅物の…
はるのさくら
好きな雑誌の20th記念冊子。 コミコミスタジオ様でディアプラス文庫3冊購入で頂ける、ということで、予約開始の日にぽちっとさせて頂きました。 11人の作家さんが5,6ページ程度のショートストーリーを書かれていました。 だいたい既読の本の番外編だったので、楽しく読むことができました。 まずは安西リカ先生の「バースデー」のその後のお話「愛を注ぐ」。 滝本と百合原が「三希」と…
渡海奈穂 マミタ
てんてん
今回は化した人狼を狩る一族の長候補と 私立高校国語科教師のお話です。 受様の住む地で起きた猟奇殺人を軸に 受様と攻様が共に生きる道を掴み取るまでと 攻様一族とは異なる人狼狩りに 受様が目を付けられる続編を収録。 受様は私立高校の国語教師です。 小柄な細身で 物腰の柔らかい雰囲気な受様は 生徒達に身近な存在として慕われますが この学校の卒業生でもある受様は 生活…
作家買いです。 渡海先生の現代ものも好きなんですけど、ホラー要素ありの作品と言うのもまたお上手なんですよね。 今回も人狼狩りとダークな設定なのですが、実はベースとなるのが切ない初恋なのです。 離ればなれになりながらも、ひたすら想い続ける10年愛なのです。 結構、ビビらせてくれるホラー部分もあったりするのですが、ベースが10年愛なので、どこか切なくしっとりと読ませてくれる印象なんですよね。 …
渡海奈穂 草間さかえ
ももよ
幼少の頃好きになった同じクラスの女の子、小学生で好きになった同級生の女の子、高校で好きになった女の子の後輩。 惚れやすい古平が、27歳で再会したカレー屋の名久井は、高校の時に女の子と勘違いして告白した後輩だった。。。 古平の幼稚園からのエピソードが間に入りながら、現在の名久井との話が進んでいきます。 最初は、ノンケの惚れやすい女好きかぁと思いながら読んでいましたが あれ? う? また?…
渡海奈穂 佐々木久美子
渋茶
高校三年から六年続いている友人グループの中でもひときわ仲のいい尾崎とカズイ。 友人グループ内の飲み会でカズイが酔い潰れて強引に尾崎の住むマンションに泊めてもらった時に、寝込み際にキスされたのに気づいてしまった気まずさから避けられるようになってしまう。 携帯電話の番号を変え、黙って引っ越しまで済ますといった尾崎の徹底ぶりにカズイはキレてしまい、強引に再会、仲直りに漕ぎつけたが… 口喧嘩が達…
渡海奈穂 二宮悦巳
作品のあらすじは、上記を読んで頂ければわかると思うのですが、ネガティブ君が主役で受です。そして、俺様な感じの攻です。 読み始めて、ただ根暗なだけかと思った小川ですが、それまで色々と無理やりなイタズラや、家族からの虐げがあって現在に至っていたようで、一番酷いのは母の再婚相手の息子である兄!もう、性格も口調も態度も、やることなすこと腹が立つ!でも、それを諦めて我慢する小川が一番腹立つんです! …
渡海奈穂 如月マナミ
chikakumaco
久々に再読してみれば、なんて可愛いのだろうかと。 最初読んだ時はいつ下克上するのかと、ハラハラしたんですよね。確か。この手のものはそれがお約束だと思ってましたし。イケメンぶって、後輩の三郷をリードしているつもりになってる春日部先輩の虚勢がいつ見破られて、無様な姿を晒すのだろうか?と。そんな可哀想な事になったら目も当てられない、と思って心配してました。そういうストーリーも多いし、そうなってもまぁ、…