天野かおるさんのレビュー一覧

渋滞 小説

水壬楓子  天野かおる 

雨と車と

今回初読ですが19年も昔の作品なのですね!
イラストのテイストとサイズが懐かしい…(当時BLは文庫ではなく新書サイズがメインだったような…)
BL小説界は20年前とあまり変わらないなぁ、なんて思ってしまいました。
古い作品になりますが、20年前はまだ産まれてなかった方でもすっと入っていける内容です。

オジさんと呼ぶにはまだ早い社会人×ヤンチャお子様系大学生カプが、社会人と学生という生活…

1

渋滞 小説

水壬楓子  天野かおる 

別れてからがほんとの恋

少し古い作品ですが、しっとりした雰囲気が良くて面白かったです。
主人公の河津はもうすぐ30歳のホテルチーフで、お相手の郁也は大学生ですがまだ未成年。
恋人同士だった二人が別れたところから物語は始まる、という設定が良かったです。

この二人は典型的な歳の差カップルです。郁也はわがままで子供っぽくて、そんな郁也に振り回されながらも大人な態度は崩さない河津。
郁也のわがままっぷりが激しいのです…

3

優しく、して 小説

水壬楓子  天野かおる 

歯医者さんは好きですか?

大変面白かったです。表紙絵やあらすじから予想していた内容を良い方向に裏切られました。傲慢な男前攻×健気に耐える美人受…かなと思っていたのですが、年上の男前ワンコ攻×ややツンデレの美人受によるバランスの良いコメディーでとても楽しかったです。古い作品ですが、エピソード0的なお話や続編があればぜひ読んでみたいと思いました。

全部で三話収録されています。いわゆる"間"の時間がサク…

2

優しく、して 小説

水壬楓子  天野かおる 

他愛ないと言えばそうなんだけど、すごく好き。

え、なんで評価もレビューもないの!?と思ってよく確かめたら前世紀の作品だったんですね(私のお気に入りは古いものが多いので全然気にしてなかった・・・)。

私はこれすごく好きなんですが、それでも特に『何か』というものはない作品だなあ、とは思います。

水壬さんのごく初期の作品は、決して悪くはなくても個人的に『ちょっと何かが・・・』というのが多いんですよ。まだ書き慣れてないぎこちなさのような…

3

ディアレスト・ジュエル 小説

水壬楓子  天野かおる 

がんばれ兄ちゃん

お仕事BLとして、なかなかいい作品でした。
お仕事の描写はそんなに多くないんだけど、わがままでダメダメな社会人一年生だった主人公(受け)が、反省したり反発したりしながらすくすくと成長していくのが、読んでて楽しかったです。
大嫌いだった上司(攻め)にどんどん惹かれていく過程も、ベタながら微笑ましいし。
またこの攻めがカッコいいんだ。余裕ある大人なんだけど、ちらちら見せる稚気が可愛くてさ。

あとブラ…

0

悪魔の微笑、天使の涙 小説

七篠真名  天野かおる 

シリーズ物の安定感

 シリーズ3作目です。
 3作目にもなると、結構、ワンパターンになりがちで、飽きて来たりしそうなんですが……。

 これはこれで、結構、変化球だったような気がします。

 相変わらず、一番琢磨が酷い目にあっているのは仕方がないのですが、今度は春彦の状態のままで、事件に巻き込まれてしまったのは、ちょっと今までとは、パターンが違う様な感じがしました。

 まぁ、相変わらずの冬彦と、春彦先…

0

スイーティスト・ポイズン 小説

水壬楓子  天野かおる 

のっけからのロータープレイ

いきなりの大人になってからのお仕置きロータープレイから始まりますが、二人の高校と中学生時代の話がメインです。
前作『ディアレスト・ジュエル』の兄弟作で、前作は弟の棋里で、今回は兄の和紀と仁科の話です。
あとがきを読んで気づいたぐらいなので、前作を読んでいなくても大丈夫です。

敬語鬼畜攻・社長秘書の仁科隆秋(28)×お子様小悪魔やんちゃ受け・社長の有馬和紀(24)
受けの和紀は社長の息子…

1

オニは檻のそとにいる!? 小説

相坂きいろ  天野かおる 

一目惚れ☆

普通の高校生、西条道明(関西人・16歳)。彼女が欲しくて友達に紹介を頼んだはずが、何故か現れたのは超絶美形な“男”だった。
百目鬼太郎と名乗った男は、どこか普通じゃない。感情を表さない、どうやらモンスターらしい彼を何故かほっておけない道明。太郎も道明になついてしまったようで――。
オカルトファンタジー第1巻。

道明の一人称で進み、セリフは大阪弁です。
太郎ちゃんはモンスターで感情が顔に出ないの…

1
PAGE TOP