せらさんのレビュー一覧

ふしだらな夜の純情 小説

雪代鞠絵  せら 

健気なのだろうけれど

ノベルズで出版されていた作者のデビュー作の文庫化。
一緒に施設で育った二人。借金を抱えた体の弱い律(受)と、彼を守ろうとする和生(攻)。

…健気なんですかね?これ。
いかに20歳そこそこで若いとはいえ、あまりにも考えなし。
いかに手っ取り早くお金が稼げるとはいえ、普通のバイトも出来なくて家で内職をしていたのに
そういう仕事をしますかね?

攻めも攻めだし。
仕事もだけれど、体が…

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夢をみてるみたいに(文庫) 小説

崎谷はるひ  せら 

イヤもう『王道』。

これ、旧版も持ってるんですが、結構好きだったんです。約10年前の作品で、最近の崎谷さんからは想像もつかないくらい『普通』で『王道』、逆に貴重なんじゃないかと思うくらいです。でもやっぱり崎谷さんだな~と思うのはH関係でしょうか。これ、もとはHYPERレーベルですし。

崎谷さんは新装版化の時にかなり改稿されるケースが多いので何も考えずに買ったんですが、これはほぼ旧版のままだったんですね。IT関…

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桃色砂漠 小説

あすか  せら 

変化球なアラブもの

アラブ的典型ではなさそうなことで、気になって購入しました。
気になりますよね、
だって、きっとウマイであろうアラブの王子が
エチヘタッピなんていう設定なのですもの!!
なので、受である琴音が教育するために
アラブの国に行くというものです。

また、攻の兄の怪しげな発明や
父の呪いの日本人形、急なSM
など笑のネタが多く仕込んであります。

あ、でも、ノリはやっぱりアラブもので…

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夢をみてるみたいに(文庫) 小説

崎谷はるひ  せら 

キラキラ系

結構前の文庫化を入手したのですが、
もともと2001年出版の本であるからか、
かなりキラキラ系というか、乙女なお話でした。

美紀は、多くが憧れる大手総合アパレルメーカに勤務する
サラリーマンですが、観た目のかわいさと、
まだ仕事のできない「新人ちゃん」的行動からも、
「みきみき」とか、女性の多い部署で女性に愛玩されている
存在です。

美紀は、この会社の面接の際に、駄目もとで…

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シャンプー台へどうぞ 小説

水無月さらら  せら 

なんか惜しい・・・

再会ものです。しかも、中学時代に体の関係としては、行くところまで行っちゃってるわけですね。でも卒業と同時に別れ(?)て14年・・・

前半はホントに面白くて逸らせないです。もう夢中で読んでしまいましたが、ラストにかけてがいかにも端折った感が大きくて、なんとも中途半端で残念でした。

有人(受)の広瀬(攻)への思いはよくわかるんですよ。有人は、健気だけどうじうじ過ぎでもなく、相手に婚約者が…

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美しき野獣 小説

葉月宮子  せら 

いろいろと地雷の多い作品ではあったが(笑)

女装モノですw 花嫁モノですw
マフィア&セレブとかわい子ちゃんのカップルですw

まあ、ショコラハイパーなんで、王道バリバリのエロ多めと思えば許せなくはない。
ツッコミどころは満載なんですが、そつなくまとめています。

見習いジャーナリストの安曇は、望まぬ結婚をする幼なじみの身代わりとなって
マフィアのドン宅へ潜入する。
そこで、マフィアの若きドン、セオドアに「身代わり花嫁になれ…

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夢をみてるみたいに(文庫) 小説

崎谷はるひ  せら 

ベタなお話でした。

 未来美紀は大手総合アパレルメーカー勤務。
 専門学校在学中に、入社面接を受けたのだが、倍率も高く自分よりも高学歴で才能もある男がたくさんいる中で、どうして自分が受かったのかよくわからない。
 おまけに、未来はその時に、テンパった挙句、自分がゲイであることを公言してしまったのである。
 そんな未来を受け入れてくれた職場で、職種上ほとんどが女性である先輩方からもかわいがられている。
 そんな…

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会長様とキケンな密約 小説

水壬楓子  せら 

う~ん、まあ悪くはないかな・・・

月ノ森学園シリーズの2作目ですね。このシリーズは、なんというかいかにも『水壬さんのルビー文庫』らしい作品です。シリーズ自体はそれほど好きではないですが、これはまだマシな方(『御曹司と甘美な取引』がいちばん好きです。あと2作は・・・)です。

まあ、軽くてさらっと読める作品ですね。ストーリーはこれというものもないですし。ただ、那智(受)の天然具合が結構好きでした。成海(攻)は・・・まぁありがちな…

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御曹司と甘美な取引 小説

水壬楓子  せら 

伊月可愛いよ~。

『月ノ森学園シリーズ』4作目・ラストですね。このシリーズは、『水壬さんのルビー文庫』らしい作品なのですが、これがいちばん好きです。

とても可愛いお話でした。伊月(受)が世間知らずの箱入りなんですが、超然とし過ぎていて、当然のように世話を焼かれていても、ワガママ・高慢に見えないんです。とても自然なんですよ。それに、伊月は自分がズレていることを自覚しているんですね(どうズレてるかは今ひとつわかっ…

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誘惑はどこまでも甘く 小説

小塚佳哉  せら 

こんなに愛されてるのに・・・

海外留学をして有名ビジネススクールでMBA取得をめざして、いざ夢が叶うと思ったら
面接した学校で即不合格を言い渡され、両親や友人、元職場の人間の事を考えると
不合格でしたと日本に帰る事も嫌になってしまう程落ち込んで、挙句日本行の飛行機は
雪の為飛ばなくなってしまう。
格安チケットで面接に来た受け様は何かな何までうまく行かなくて空港ロビーで
ため息三昧、それを見ていた攻め様に声を掛けられ、…

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