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4/4(合計:37件)
麻生玲子 せのおあき
むつこ
地味な話でした。 地味な話は嫌いではないんですが、これは私の好きな地味さではなかったです。 主役カップルはすでに10年前から出来上がってて、ラブラブで、とりたてた波風もたたない。微笑ましいのは微笑ましいんですが、恋愛のハラハラドキドキみたいなものは味わえないです。 主人公は「死者の網膜から死に際に見た光景を読み取ることができる」という特殊能力を有していて、刑事である兄に捜査協力している。 そっちか…
せのおあき
えみう
アクアからは3冊目の単行本です。通算4冊目…見上げると棚に既刊3冊があるので…のはず。 「今まで存在していた“せのおあき”という空間が洗練された」 そんな印象を受けた一冊でした。 甥と叔父、元同級、家庭教師と生徒、医者と患者、大学生と社会人、先生と社会人…短編集とはいえカップリングはとてもバラエティ。だけど、ひとつひとつが同じようで違う空気があり、その空気を活かしているのがちょっとした小…
弥七
しばらくBL充実書店に行ってなかったので、久しぶりに行くと一気買いしてしまいます。 そして、なぜか「表紙の青っぽい知らない作家さんの新刊」を買うことが多い。しかも、はずれない。 これも当たりでした。 激しさとかエロさは全くないんだけど、それが逆に新鮮でした。エロエロじゃなくても、傷つけ合ったりしなくても、かといって甘甘じゃなくても、楽しめる作品ってあるもんですね。 萌えとも違…
tatsuki
BLジャンルがますます貪欲に多様な“萌え”を取り込んでいる昨今、私にとってせのおあきさんは最後の“砦”であり、“希望”である。 なぜなら、もう新規の(BL)作品で“昔”から変わらないこのテイストを味わうことは殆ど不可能だろうという予感があるからだ。 否、むしろソレは確信と言い換えても良い。 まさに、十年一昔。 時代の流行とか傾向とか空気いったものが、我々の気づかないうちに少しずつ変わってき…
久江羽
ネタバレ
表紙買いの短編集。一冊を通してのテーマは、脇役万歳だそうです。 この作家さんは初読みです。 表題作は、甥っ子と叔父さんのお話。 複雑な家庭環境の家族で育った5つ違いの叔父・圭と甥・薫。 事情があって同居することになり、もともとお互いのことが大好きな二人の距離は急速に狭まって・・・クライマックスは題名にもある、夜中の台所です。 なさぬ仲の二人ですが、周囲の受け入れは万全。これまで苦労し…
朝丘戻 せのおあき
藤棚
ファーストレビューを書かれている方が仰っている通り、 あらすじ通りのお話でした。読んでいて早々にオチも予測でき、 実際にその通りのラストを迎えました。 序盤は自分勝手で子供っぽい教師にうんざりし、 そんなダメな男に惚れる主人公も恋愛体質っぽくて。 どちらにも共感できず、鬱陶しい!と思っていたのですが。 木生と知り合い色々な経験をして、 光久がだんだんと大人になって行きます。 …
あお
ネタバレもなにも、あらすじでストーリー全部語ってます。 どうなの?!コバルトさん。 まあ、最初から先の読めるお話なんだけどね。 ポイントはストーリー展開そのものじゃなくて 人を想う気持ちのひたむきさ、美しさ 気持ちを伝えたい、という想い。 純粋でキラキラ輝いている瞬間の数々 逆に心が死んでいく時の感覚 相手のちょっとした言葉や態度でふさぐ心 主人公が他人の言葉…