椎崎夕さんのレビュー一覧

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

執着攻

タイトル通り、ひとでなしです。
出向先の上司、里見[攻]に左遷戻りの長峰は一夜の強姦を切っ掛けとしてとことん執着されまくります。
長峰が性格的に冷めている部分もあるのでそれ程に緊張感や悲惨さな無いのがこの作品の良さでもあり欠点でもあり。
里見のペットとして存在する事を強要され、尚かつ彼を陥れようと色々な事が起こるのですが長峰自身が怒ったりはするもののどこか甘いので、普通ならこうじわじわ怖い部…

2

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

「ひとでなし」のオンパレード

「ひとでなし」で「ロクデナシ」な奴らがザクザク登場します。
色々と突っ込みどころは満載なんですが、そういうのをとりあえず置いておいて、そのひとでなしっぷりを楽しむお話です。
逆に一度「ん?」と引っかかってしまえば、全部が全部鼻についちゃうお話だったかもしれません。

監禁・陵辱を繰り返しビデオに撮って脅す、粘着質な攻め。
ストーキングに嫌がらせ、挙句殺人未遂までしちゃう、職場の上司。

6

はじめてのひと 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

涙が出ちゃうのはズルイヨー!

大洋図書での二カ月連続刊行の二冊目は何と二段組み!!
思わずビビって、中々手を出せないでいましたがこれが読んでみると案外スラスラと一気にいってしまえました。
面白く読むためにあらすじも一切見ず、チラ読みも速読も止めてじっくりいきましたが、この作戦は正解。
派手さはないけれど、丁寧に綴られているので二段組になってしまったんだな、と思いますが、
主人公と祖父の関係、
主人公と喫茶店のマスター…

10

仕切り直しの初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

三十二番目の初恋のスピンアウト

見習い美容師の陽平は、最低な店長のいた前の店を辞め面倒見はいいが男女かまわず手を出すと噂の仁科の店に就職した。
ノリは軽いが仕事には真面目な仁科に次第に惹かれていく陽平だったが、ある日酔った勢いで仁科と寝てしまう。
そんな時に前の店の店長からの嫌がらせがエスカレートしてきた。
できるだけ自分の力で解決しようと奮闘する陽平だったが……

三十二番目の初恋のスピンアウト。
前作の主人公、想…

3

帰る場所 小説

椎崎夕  竹美家らら 

大切なものを守るために

室瀬玲一のたった二つの生き甲斐は姉の残した小さな喫茶店と、彼女の忘れ形見の姪、桃子の成長を見守ること。
この小さくてささやかな世界を守ることだけに心を砕く玲一の前に、一人の男が現われた。
ある日店の前に倒れていた男は自分に関する記憶がないという。
その状況は七年前に姿を消した桃子の父親の時に酷似していた。
そんな時喫茶店が地上げの標的になって嫌がらせが始まって……

生まれ育ちのせいで…

1

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

『ひとでなし』だらけ・・・。

お話は結構きつい?お話なはずなんですが、酷い仕打ちを受けている長峰が前向き?というより、なんだろ?ヘコタレない、落ち込まないというよりも、投げやりな感じの強い受けでしたので、しんどいお話にはなりませんでした。佐々の挿絵の通りカッコいい受けというより、攻めといってもいい感じのビジュアルでしたね。昔は攻めだったみたいですね。

長峰の周りはなんか、粘着質な人が集まりやすいのか?それとも彼が引き寄せ…

3

RUTILE souvenir EMSEMBLE グッズ

番外SSが集まって、ルチルファンには嬉しい

素晴らしい作家さん、漫画家さんの既刊本の番外SSを集めた全サ。
全ての文庫を読んでいないので、SSも読んだものだけ読みました。
episodo Ⅰ&Ⅱ after...(薔薇とライオン):ヤマダサクラコ
 「薔薇とライオン」1巻で出てきた、2つのエピソードの当て馬同士がいい感じになっていくという話。まさか、そんな展開になるとは、とちょっと驚き。総ホモ集団になってます。

乱入者と星の…

2

三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

良い子なんだから良い恋愛してちょうだい!

椎崎さん嫌いじゃないし、椎崎さんの書くグルグル受けも、ギリギリセーフで嫌いじゃないんです。
こう、ひと超えするとウザイって感想しかもてないような、本当のギリギリなんですが、そのギリギリ具合が好きなんです。

なんだけど、このお話は油断した!
受けのグルグル卑屈具合は多分他作品とそう変わらない気がするんですが、このお話に関してはそれに加えて登場した駄目男たちが酷すぎました。
だから、受けの…

1

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

ろくでなし、ひとでなし、人非人?オンパレード♪

キタキタキターーーーーー!!!
オラオラオラ、、、の極地かもしれません♪
登場人物全てがろくでもない人ばかりで、痛いを通り越えてもうド根性入った筋金入りのひとでなしで、酷いけれどそれが快感~v
甘さは一欠片もありません、まるでハバネロ喰わせられてる感じで、一切好きとか愛してるとかありませんからwww
こういう作品、大好きです。
ちょい、興奮しましたよ☆☆☆

妻の不貞、離婚、左遷、そ…

10

親友と恋人と 小説

椎崎夕  高宮東 

悪くないけど

悪くなかったんだけど、まったく萌えはなかった。
じれったいイライラ感を楽しめるときにはいいかもしれないけど、がっつり萌えたいときには楽しめないかも。
椎崎さんお得意の、ぐるぐるする受け。
攻めも言葉が足りない。
きみたち、よく話し合いなさい、で終わってしまう話。

でも、このタイトルは3Pなのか、とちょっと期待してしまいます。
(誤解でした)

0
PAGE TOP