椎崎夕さんのレビュー一覧

不器用な策略 小説

椎崎夕  高星麻子 

本気になったらめんどくさい奴

理不尽な理由から退職した休職中の受け様と
親友の経営するレストランのシェフとの不器用な恋
かなり読みごたえがあった作品だと思います。
攻め様の子供みたいに面倒で意固地な性格の為に
色々なところで思いが空回りしてしまうような
展開でしたがありきたりな感じもしなくて良かったです。

親友の店で働く事のなった受け様ですがその店には天敵と
言う程反りの合わない1歳年下のシェフの攻め様がいる…

2

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

因果は巡る糸車

因果とは、原因があって結果が在ること、だそうで。
過去に、他人に酷い事をした主人公が、訳のわからない事に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなる、ある意味ホラーに近い話です。

主人公は、名前と設定が異なれど、他社から出ている『コイビト』の悪役様と思われます。

とにかく酷い男で、やり方も存在も「もういい加減にしやがれ!」と、自称温厚な私が怒鳴り付けたくなる人物設定でした。

作者様…

2

愛人関係 執着 小説

椎崎夕  水名瀬雅良 

おおおーーーー!一体どうなるんだ

この巻で完結すると思ったら3巻完結でした(ガックシ)
しかしですねー、はっきり明確ではないですがぼんやり見えてきましたよ!
そして「愛人契約」の本当の意味も!
実をいうと、もう涙腺決壊して涙ボロボロだったんです。
それは、主人公の不幸な境遇ではなくて、おばあちゃんです!!

子供の頃の自分のうっかりで(実はそうでもないと思うが)4人もの人が亡くなり、そのせいで親からの愛情から見捨てられ…

5

愛人関係 執着 小説

椎崎夕  水名瀬雅良 

みんないい人?

今回のお話はシリーズ3冊の真ん中のようです。
主人公を痛い系に設定しようというのはいいのですが、
あまりにグルグルしすぎで、その割に一見憎まれキャラに
みえる人々がみんな実はいい人の伏線がみえてて……

「みんないい人大円満は」この作者さん好きですよね。
ダークキャラというか、憎まれキャラを一人でも
設定してくれると気持ち的に楽なのですが、憎める
キャラがいないから、自分的にはなん…

1

愛人関係 執着 小説

椎崎夕  水名瀬雅良 

相変わらず重いです・・・

前作の続編シーリーズ2作目です。               
いよいよ全体像がはっきりしてきたのではないでしょうか。     
かなろドロドロしてて暗い作品なんですけどね。
受け様は相変わらずイライラキャラだし、              
攻め様も精神的キチク度がどんどんきちゃってるしね。       
個人的にはなんでこんなに理不尽なんだろうって思うお話。
子供の頃の間違いって・…

1

隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

読む順番、まちがえました

これって「帰る場所」の続編だったのですね。
多分、2冊揃えて家にあるはずなのに、うっかり読む順番間違えました。
なので、主人公達は、既に想いが通じ合っているはずなのですが、、、

いやぁ、、
こっから始まる関係って、「帰る~」って、どんだけ、、、、
この受けちゃんって、どんだけ、、、、

怜一が災厄引き寄せ体質なのは、この、自分さえ引けばっていういじけた思い上がりのせいとして、西崎…

0

スペアの恋 小説

椎崎夕  陵クミコ 

煮え切らない大人達

トンデモストーリーでもないし悪くもないんだけど、なんか登場する大人達が誰もがなんか煮え切らないなーーって印象。

俊[受]の隣人、渡辺父子の息子、孝太が俊にやたらに懐かれてしまう。
俊は特に子供好きじゃないので最初は困ったなーと思うんだけど孝太が可愛いんで段々情が移って行くんですな。
そんな矢先に、渡辺の離婚した妻、つまり孝太の母が孝太を攫いに現れ、それから孝太を守った俊はそれが切っ掛けで…

1

『コイビト』 小説

椎崎夕  三池ろむこ 

ひたすらただひたすら一途な大型ワンコ

99年の作品の新装版だそうです。
本編に書き下ろしで、主人公カプの本編前と、本編後の2本が入っていて、二人の関係がよくわかるようになっています。
それにしても、二人の出会いから実に6年半?全く甘い部分はなく、受けはツンデレをつきとおし、攻めは受け一筋の、時に嫉妬する番犬かストーカーかのような一途さをつきとおし、自分的にはちょっと読みにくい話になっていました。
そんな点であまり主人公達に入れ込…

3

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

愛は何処に

システムエンジニアの克史は本社に戻ったものの、ソリのあわない上司の元ろくな仕事を回してもらえず不満だらけの毎日だった。
そんな時スナックで出会った男に心だけでなく体まで蹂躙される。
しかもその男、里見は克史の出向先の上司だった。
使えるものはすべて使われ、脅されるように里見との関係を続ける克史だったが……

出向先の上司に気に入られた主人公が、脅されるように体を好きにされて、なんだかよく…

3

愛人関係 小説

椎崎夕  水名瀬雅良 

は、はやく~続きをーーー!!

この本、まさかよもやシリーズものだったなんて!
そういう意味で、ものすごくものすごく先が知りたい終わりでこの巻はラストを迎えています。
そこへ至るまでの登場人物達の生い立ちや過去、気持ち、色んなものが次々と明らかになっていく中でその終わりに、一体どっちなの!?と滅茶苦茶ヤキモキして身をよじるほどのジレッタサと苦しさで見悶えしました(汗)
椎崎さんの作品はいつも熱い熱というより、ジリジリとじん…

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