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椎崎夕 高階佑
スタンネスロス
ネタバレ
今まで読んだ健気受で1位、2位を争うくらいに健気でした。 商談が終われば自国に帰ってしまう攻め様と天涯孤独で生まれ持った容姿の所為で隠れるように生きて行かなければ行けない受け様。 受け様の祖母、そして母親も遊女でした。受け様の容姿は母親側の先祖還りのようですが、そういう事が珍しい為に、母親は身請けをしてくれるはずだったの受け様の父親に捨てられて、遊女として一生を終えます。 そして…
椎崎夕 水名瀬雅良
あおぅ。
椎崎作品のパターンをしっかりと踏襲しています。 好き嫌いがわかれると思うんですが、椎崎パターンが好きな 私は3冊かけて椎崎世界を読むことができて幸せでした。 "受けがぐるぐる余計なことを悩んだ挙句に逆ギレ告白or失踪" は杉原黄金パターン! それでも一緒にいたいと押した受けの強さも立派なパターンです。 その受けの強さにいつの時点で攻めが気づくことができるか …
椎崎夕 佐々成美
多分、お話だけならば萌一つ評価だったと思います。 タイトルに漂うそこはかとないエロイ雰囲気。 でも、お話的は、同作者さんの他の作品とかぶる事が多々あるんです。キャラがかぶってる話がかぶってる。たまに使われている文章も一緒。悪く言えばワンパターン。ですが、ですが、 分かっているのに読んでしまう、老人が水戸黄門を毎日必ず観てしまうような、分かっていても読んでしまう。萌えてしまう。私の健気…
椎崎夕 竹美家らら
雀影
姉が残した娘・桃子と二人、 姉が残した喫茶店を守って生きている怜一。 ある日、店の前で一人の男が行き倒れていて、 それは、7年前にいなくなった桃子の父との最初の出会いを・・・。 なんというか、いろんな要素満載。 思いっきり頑なな主人公に、謎の男。 肉親のように親身になってくれる死んだ姉の親友。 元気なバイトの女の子。 地上げ屋とその手先。 離島のお婆さん。 そして、姉が残し…
椎崎夕 陵クミコ
M
在宅勤務のSE・槙原俊は、飲まず食わず寝ずで行った仕事明け、玄関を出るなりその場で倒れてしまう。 気がつくと、アパートの隣人・渡辺研一とその息子・孝太の家で介抱されていた。 俊は、研一に感謝するが、研一の態度は冷たく、その印象は最悪だった。 しかしなぜか孝太は俊に懐いてしまう。 俊が倒れたのはどうやら、風邪だったようで、それから三日間寝付いてしまった俊の下へ、孝太は毎日「…
椎崎夕 金ひかる
美容師の瑞原想は、同棲中の恋人に、「結婚するから明日には家を出て行け」と意味のわからないことを言われた店で、たまたまいい男がワインをかけられるところを目撃してしまう。 呆然とする想だったが、店を出たところでそのワインをかけられた男とすれ違いかけ、おせっかいを承知で、ハンカチを差し出してしまう。 そこに、ワインをかけた女が再び戻ってき、ちぐはぐな言い合いの末、その女性は想を突き飛ばし走り去…
茶鬼
健気なんだけど、いわゆる儚さとか幼さを持った健気じゃなくて、自分の境遇があってそれによって変化した、自分で何とかしようと周りを頼らないで頑張ろうとする健気設定って嫌いじゃないです。 特に今回の話の場合、両親や兄がいわゆる”ネズミ溝”なるものにはまり、自分を捨てて出奔してしまい一人取り残される。 しかも親戚にも迷惑をかけ、ある日ひょっこりと訪れた兄が改心した風を装って、主人公の友達まで騙してしま…
marun
家族に捨てられ、騙され、傷つけられ、その為にいつも他人との間に一定の距離を 置くようにして過ごして来た受け様が、トラブルに巻き込まれた事から始まるお話で 過去に悲惨な経験をしていながらも相手を恨むことも無く、冷静に物事を 受け止める事が出来る一方で、必要以上に相手の事を考えてしまう。 それは受け様自身が過去に捕らわれ、自分に自信が無いことの表れみたいで切なかった。 何処までも不運な受け様…
あむり
初読み作者さんですが、あらすじに惹かれ購入。 面白かったのですが、 正直言って評価するに当たり、かなり迷いました。 BLとして面白かったか?と考えると難しくて、「中立」かなと。 末廣は、親兄弟がねずみ講にはまり、どこかに消えてしまったという 家族の事情から、自分の学費は自分で工面する苦学生。 姿を消していた兄が、帰ってきてくれたと喜んだ矢先、 末廣の大学の友人たちから、末廣の名前…
椎崎夕 雨澄ノカ
高校生だった二人の再会ものラブで、片方が一方的に音信不通になって、10年の月日が 流れてからのお話になります。 どちらも意味合いはちょっと違うのかも知れませんが、かなり執着度が高い二人。 二人は高校時代の親友同士、真面目で優等生の攻め様と、やんちゃで行動力のある 受け様ですが、二人の仲が急速に親しくなったのは高校2年からなんです。 それも、孤高の人みたいに、いつも一人でいる事が多かっ…