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椎崎夕 陵クミコ
M
ネタバレ
在宅勤務のSE・槙原俊は、飲まず食わず寝ずで行った仕事明け、玄関を出るなりその場で倒れてしまう。 気がつくと、アパートの隣人・渡辺研一とその息子・孝太の家で介抱されていた。 俊は、研一に感謝するが、研一の態度は冷たく、その印象は最悪だった。 しかしなぜか孝太は俊に懐いてしまう。 俊が倒れたのはどうやら、風邪だったようで、それから三日間寝付いてしまった俊の下へ、孝太は毎日「…
椎崎夕 金ひかる
美容師の瑞原想は、同棲中の恋人に、「結婚するから明日には家を出て行け」と意味のわからないことを言われた店で、たまたまいい男がワインをかけられるところを目撃してしまう。 呆然とする想だったが、店を出たところでそのワインをかけられた男とすれ違いかけ、おせっかいを承知で、ハンカチを差し出してしまう。 そこに、ワインをかけた女が再び戻ってき、ちぐはぐな言い合いの末、その女性は想を突き飛ばし走り去…
茶鬼
健気なんだけど、いわゆる儚さとか幼さを持った健気じゃなくて、自分の境遇があってそれによって変化した、自分で何とかしようと周りを頼らないで頑張ろうとする健気設定って嫌いじゃないです。 特に今回の話の場合、両親や兄がいわゆる”ネズミ溝”なるものにはまり、自分を捨てて出奔してしまい一人取り残される。 しかも親戚にも迷惑をかけ、ある日ひょっこりと訪れた兄が改心した風を装って、主人公の友達まで騙してしま…
marun
家族に捨てられ、騙され、傷つけられ、その為にいつも他人との間に一定の距離を 置くようにして過ごして来た受け様が、トラブルに巻き込まれた事から始まるお話で 過去に悲惨な経験をしていながらも相手を恨むことも無く、冷静に物事を 受け止める事が出来る一方で、必要以上に相手の事を考えてしまう。 それは受け様自身が過去に捕らわれ、自分に自信が無いことの表れみたいで切なかった。 何処までも不運な受け様…
あむり
初読み作者さんですが、あらすじに惹かれ購入。 面白かったのですが、 正直言って評価するに当たり、かなり迷いました。 BLとして面白かったか?と考えると難しくて、「中立」かなと。 末廣は、親兄弟がねずみ講にはまり、どこかに消えてしまったという 家族の事情から、自分の学費は自分で工面する苦学生。 姿を消していた兄が、帰ってきてくれたと喜んだ矢先、 末廣の大学の友人たちから、末廣の名前…
椎崎夕 雨澄ノカ
高校生だった二人の再会ものラブで、片方が一方的に音信不通になって、10年の月日が 流れてからのお話になります。 どちらも意味合いはちょっと違うのかも知れませんが、かなり執着度が高い二人。 二人は高校時代の親友同士、真面目で優等生の攻め様と、やんちゃで行動力のある 受け様ですが、二人の仲が急速に親しくなったのは高校2年からなんです。 それも、孤高の人みたいに、いつも一人でいる事が多かっ…
とことん臆病で逃げるのが上手い主人公に、いったいどうやってケリをつけさせるのか? よくある本当の恋には臆病になる、同級生再会ものではあるのですが、 初回ざっと流し読みの時には、はずしたか?と思い放置してしまったのですが、じっくり読みの時には思わず引き込まれてしまった、評価が上がった作品でした。 最近萌えは?と聞かれると、この作品もどこに萌えるというのはないのですが、物語として読み手があ…
椎崎夕 街子マドカ
kirara
なんなんだろう、設定も亨(受)のキャラクターも本来なら好みのタイプのはずなのに・・・いや、椎崎さんではまだよかったんですよ。決してキライじゃないんです。『中立』にしましたが、その中では比較的『萌』に近いかな、という感じですね(でもやっぱり『萌』にはできないし、迷うこともなかった)。 ただ、やっぱり脇キャラクターにイヤなヤツが多いんですよね。とは言え、この作品は『全員』ではなかったところがまだ…
馨(受)と渡辺(攻)のラブがメイン(のはず)なのに、伸也(元彼)とのグダグダがあまりにも多くて疲れました(二股とかいう意味ではなく)。そのわりにキャラクターの心情描写が足りないし。 伸也は確かにとんでもないヤツなんですが、でもコイツだけが悪いのか?と思うんです。なぜ伸也が諦め悪くまとわりつくかって、それは俊がハッキリしないからでしょう。あ、だからと言って伸也をかばう気はまったくありませんが。…
椎崎夕 青石ももこ
馨(受)にも笠原(攻)にも、まったく感情移入できませんでした。とにかく馨が自虐的で、後ろ向きで陰気なんですが、それ自体は構わないんですよ。 私はネガティブな受も、暗い(不幸な)過去を背負った受も、それ自体は別に嫌じゃない、というよりむしろ好き要素なんですが、椎崎さんのこういうキャラクターは、自分でもなんで?と思うくらい好きになれません。苛立つのみ。 なんというか、椎崎さんの作品ってスト…